【1月7日】は、はしだのりひこさんの誕生日-『風』-(はしだのりひことシューベルツ)を紹介!

今日は、 はしだのりひこさんの誕生日です。

今日(2025.1.7)ははしだのりひこさん(本名:端田宣彦:1945年生まれ)の誕生日です。
生きていれば80才でしたが、2017年2月に亡くなられています。
日本のフォークソングシーンを代表するアーティストの一人です。1945年に京都府で生まれた彼は、1960年代から1970年代にかけて数々の名曲を生み出し、多くの人々の心を動かしました。彼の音楽の特徴は、温かみのある歌声と、深い感情や社会的テーマを反映した歌詞にあります。フォークソングの先駆者としての地位を確立し、その影響は後の世代のミュージシャンたちにも受け継がれています。

ドゥーディ・ランブラーズ、(同志社大学の学生であった藤原洪太、田平義昭、端田宣彦らによって1964年に結成)を皮切りに、
■ザ・フォーク・クルセダーズ(代表曲「帰って来たヨッパライ」は、はしだの加入以前に制作された曲であるため参加していないが、ステージでは彼の持ち歌となっていた。)
■はしだのりひことシューベルツ
はしだのりひことマーガレッツ
はしだのりひことクライマックス(1971年に「花嫁」が大ヒット)
はしだのりひことエンドレス
などなど多くのグループを結成し、数々の名曲を手掛け日本のフォークシーンに多大な影響を与えました。

今日の紹介曲:『風』-はしだのりひことシューベルツ

最後の動画は、はしだのりひことさんと親交のあったアルフィー坂崎さんの歌う「風」です。

僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫

My age小学校中学校高校大学20代30代40代50代60~
曲のリリース1969        
僕が聴いた時期        

僕がこの曲を初めて聴いたのは中学生になってからです。
1971年に「花嫁」がリリースされ大ヒットした時に遡って聴きました。

シンプルだけど耳に残る楽曲で、当時「無常観」という言葉は知りませんでしたが、そんな感じを受け心に残った1曲になったのだと思います。

なお、余談ですが、この曲の口笛を吹いているのは「杉田二郎」さんです。
はしだのりひこさんの葬儀の時に、杉田二郎さんは棺に語りかけて「のりちゃん、いくよ」と、はしだのりひことシューベルツのメンバーたちとともに「風」を合唱したそうです。。(;_;)/~~~

はしだのりひことシューベルツの背景

シューベルツは、はしだのりひこを中心に結成されたフォークグループで、多国籍な音楽スタイルを取り入れた独自のサウンドが特徴です。アコースティックギターを基調としながらも、バイオリンやフルートといった楽器を巧みに取り入れたアレンジは、フォークソングの枠を超えた広がりを見せています。シューベルツとのコラボレーションによって、はしだのりひこの音楽はさらなる進化を遂げ、多彩な表現力を獲得しました。

その中でも特に知られるのが「風」です。この楽曲は、彼らの代表作として、今もなお幅広い世代に愛されています。

『風』の構成と歌詞の魅力

「風」は、そのシンプルで美しいメロディーと詩的な歌詞で、リリース当初から多くの人々に支持されました。冒頭の穏やかなアコースティックギターの音色が聴く人を優しく包み込み、自然との一体感を感じさせます。歌詞には「風」という象徴的なテーマが用いられ、自由や変化、そして時間の流れが描かれています。
このような情景描写は、はしだのりひこの豊かな感受性と詩的な才能によるものであり、聴く人の心に強く響きます。また、「風」というテーマを通じて、人間の存在や希望を問いかける普遍的なメッセージが込められており、時代を超えて共感を呼び起こします。

歌唱スタイルと表現力

はしだのりひこの歌唱スタイルは、感情表現に優れ、聴く人に深い印象を与えます。彼の柔らかで包み込むような声は、楽曲の持つ温かさを引き立てる一方で、歌詞に込められた感情を細やかに伝えます。「風」では、彼の声の持つ温かさと力強さが絶妙に調和し、静けさと高揚感のコントラストを生み出しています。

特にサビ部分では、はしだのりひこの歌声が高揚感を生み出し、希望や解放感を聴く人に届けます。また、独特のフレージングとリズム感が曲全体の流れを引き立てており、聴く者を自然と楽曲の世界へと引き込む力を持っています。

さらに、シューベルツとのハーモニーは、「風」の魅力をさらに高める重要な要素です。二人以上の声が重なることで生まれる豊かな音の層は、楽曲に深みと広がりを与え、聴く者を包み込むような温かさを提供します。

音楽的要素と時代背景

「風」の音楽的要素も、その魅力を形作る重要な要素です。アコースティックギターを基調としたシンプルなアレンジは、歌詞のメッセージを際立たせています。エレキギターやベース、ドラムスに加え、バイオリンやフルートといったクラシカルな楽器の音色が巧みに組み合わされ、楽曲に異国情緒と深い表現力を加えています。

「風」が生まれた1960年代後半から1970年代は、日本社会が急速な変革期にありました高度経済成長期の中で若者たちは新しい価値観や自由を求め、反戦運動や学生運動が盛んでした。このような時代背景の中で、「風」は希望や自由、そして人間の存在意義についての問いかけを持つ楽曲として、多くの若者たちの心に響きました。

この楽曲は単なる恋愛の歌にとどまらず、時代の象徴としても評価されています。自由を求める若者たちの心情や、変化の中で揺れる人々の感情を代弁するものとして、時代を超えて愛され続けています。

まとめ

「風」は、はしだのりひことシューベルツの音楽的才能が凝縮された名曲であり、その歌詞、歌唱スタイル、音楽的要素が見事に融合しています。シンプルながらも深いメッセージ性を持つ歌詞や、感情豊かな歌唱、そして多国籍な音楽要素は、聴く者に深い感動を与えます。

この楽曲は、日本のフォークソングの歴史においても特別な存在であり、時代を超えて多くの人々に影響を与え続けています。はしだのりひこの音楽は、単なるエンターテインメントではなく、聴く人の心に響くアートとして評価されており、「風」はその象徴的な作品と言えるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました