当ブログのテーマ曲としてQeenの『Spread your wings/翼を広げて』を挙げておきます。
とても大好きな曲で、何度聴いたかわかりません。
これから、「ほぼ日手帳」(糸井重里氏)ではありませんが、『ほぼ日音楽ブログ』を始めるにあたりそのスタートを記念して、まずご紹介しておきたい楽曲です。理由は好きだということと、元気をもらえる秀逸な曲だと思うからです。
アイキャッチ画像の出来もなかなかだと思います。知らないおじさんがいることと、ブライアン・メイがドラマーになっていることと、ロジャー・テイラーはどこ?というのはまあご愛敬ということでご勘弁ください。
僕がこの曲を知ったのは
My age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60~ |
曲のリリース | 1977 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
この曲「Spread your wings/翼を広げて」のリリースは、1977年。僕が大学に入学する年です。
Queenを意識し始めたのは、1974年リリースの『キラー・クイーン』(昭和49年)からです。(正確には日本でのリリースは1975年(昭和50年)僕が高校1年生の頃ですね。
この曲は、アルバム『シアー・ハート・アタック』- Sheer Heart Attack(1974年)からのシングルカットでした。そこからQueenにハマって行くことになります。続く、『オペラ座の夜』- A Night at the Opera(1975年)、『華麗なるレース』- A Day at the Races(1976年)、『世界に捧ぐ』- News of the World(1977年)、『ジャズ』- Jazz(1978年)辺りまでがとにかく一番聴きこんだ時期です。
そして、この「Spread your wings/翼を広げて」をくことになるわけですが、当然歌詞の内容はわからなかったものの、メロディアスなイントロから徐々に力強いリフレイン。心で聴いたそんな感じの曲でした。クイーンは好きな曲が沢山あるバンドですが、この曲はいつ聴いても安心して聴けるそんな一曲です。
ハッキリとは覚えていませんが、初めて聴いたQueenの曲は「キラー・クイーン」で多重録音技術が駆使された楽曲に強い衝撃を受けましたね。
『Spread your wings/翼を広げて』ができた経緯
クイーンの楽曲「翼を広げて」(原題:Spread Your Wings)は、1977年にリリースされたアルバム『世界に捧ぐ』に収録されており、ジョン・ディーコンが作詞・作曲を担当しました。この曲は、エメラルド・バーで働く内向的な少年サミーが、自分の人生を変える決意をする物語を描いています。テーマは希望や自由であり、自己実現を追い求める姿勢が強調されています。
次の動画はオフィシャルビデオです。
動画提供:Queen Official(YouTubeチャンネル)
楽曲:Spread Your Wings
著作権:© Queen Productions Ltd.
このオフィシャルビデオが雪の中で撮影された理由は、ただの美しさだけではありません。まず、雪はまるで魔法のように、シーンに幻想的な雰囲気を与えます。白い雪は清らかさや新たな始まりを象徴し、楽曲のテーマである自由や希望を強調するのにぴったりです。(あまり綺麗な雪とは思えませんが!)
さらに、雪景色は冬の厳しさと美しさを同時に表現できるため、視覚的なコントラストが生まれ、観客に強い印象を与えます。
また、雪という自然の要素は、音楽ビデオにおける物語性を強化する役割も果たします。冬の厳しい環境での撮影は、挑戦や克服といったテーマを視覚的に表現する手段となり得ます。
このように、Queenが『翼を広げて』の撮影場所として雪の屋外を選んだ理由は、その視覚的な美しさだけでなく、その象徴的な意味合いや物語性にも深く関わっています。彼らはただ歌うだけではなく、視覚的にも観客を魅了することを目指していたのです!
🎧 Queenの「Spread Your Wings」をライブで堪能したい方はこちらからどうぞ!
▶️ Queen – Spread Your Wings(Live Killersバージョン)
※出典:YouTube(動画はYouTube上で視聴できます。著作権はすべて正当な権利者に帰属します)
聴きどころ
- ボーカル: フレディ・マーキュリーの力強く感情豊かな歌唱が特徴で、特にサビ部分では「翼を広げて飛び立て(Spread your wings and fly away)」というメッセージが力強く伝わります。彼の表現力は、サミーというキャラクターを励ます役割を果たし、聴く者に深い感動を与えます。
- 楽器: フレディーの演奏するピアノは曲の柔らかさと温かみを引き立て、ブライアン・メイのギターソロは感情的な高まりをもたらします。特にギターソロは曲のクライマックスであり、聴く者の心を掴む重要な要素です。
各プレーヤーの役割

- ジョン・ディーコン: 作曲者として、シンプルでありながら感情豊かなメロディを作り出しています。彼の作る楽曲は親しみやすさを与え、フレディのボーカルと相まって深い感動を与えます。

- フレディ・マーキュリー: ボーカルを担当し、その表現力豊かな歌声が楽曲の感情的な深みを増しています。彼はこの曲を「シンガーのための曲」と称賛しており、彼自身の歌唱力が楽曲の魅力を引き立てています。

- ブライアン・メイ: ギターリフやソロで楽曲に独自の色合いを加えています。特にこの曲では、コーラスパートがないため、各メンバーの役割がより明確になり、フレディのボーカルとジョンのベースラインが際立つ構成になっています。

- ロジャー・テイラー: ドラムでリズムを支え、楽曲のサウンドに貢献しています。彼の演奏は、曲全体のバランスを保つ重要な役割を果たしています。
裏話
この曲の制作時には、ジョン・ディーコンが静かに曲を書いていたというエピソードがあります。彼は非常に内向的な性格であり、曲作りの際には周囲から孤立していることが多かったとされています。ロジャー・テイラーはその様子を「誰かの葬式か?」と冗談交じりに表現したこともあり、その独特な創作スタイルがメンバー間でのユーモアとなっていました。
このように、「翼を広げて」はクイーンの音楽的な才能とメンバー間の協力によって生まれた作品であり、その魅力は今なお多くの人々に影響を与え続けていますね~。
🗓 初回公開日:2024年11月01日
🔄 最終更新日:2025年4月17日(著作権チェック・動画差し替え済み)
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