【2月5日】は、コリー・ウェルズの誕生日-『オールド・ファッション・ラブ・ソング』-(スリー・ドッグ・ナイト)を紹介!

今日は、コリー・ウェルズ(CORY WELLS)の誕生日です。

今日(2025.2.5)は1941年生まれのスリー・ドッグ・ナイトでボーカルを務めたコリー・ウェルズの誕生日です。残念ながら2015年10月に74歳でなくなっています。

今日の紹介曲:『オールド・ファッション・ラブ・ソング』-(スリー・ドッグ・ナイト)-公式音源です。

✅ 公式動画クレジット
曲名:An Old Fashioned Love Song
アーティスト:Three Dog Night
アルバム:Harmony
℗ 1971 Geffen Records
リリース日:1972年1月1日
提供:Universal Music Group

🎵 2行解説
Three Dog Nightの代表曲のひとつで、ポール・ウィリアムズ作詞作曲の名曲。 温もりあるメロディとコーラスワークが70年代初期のポップロックを象徴している作品です。

僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫

My Age 小学校中学校高校大学20代30代40代50代60才~
曲のリリース年1971
僕が聴いた時期

以前紹介した、『ブラック・アンド・ホワイト』を契機として、スリードックナイトの楽曲を聴く中で、今回の『オールド・ファッション・ラブ・ソング』に出会うことになります。

彼らの曲で、僕の一番のお気に入りの曲です。
10CCで言えば、『アイム・ノット・イン・ラブ(I’m Not In Love)』のような存在です。(誰も理解できませんよね( ;∀;))


『オールド・ファッション・ラブ・ソング』— 変わらぬ愛の響き

リリース

名曲 『An Old Fashioned Love Song(オールド・ファッションド・ラブ・ソング)』 は、1971年11月にシングルとしてリリースされ、同年発売のアルバム:『Harmony』に収録されています。👉 シングルは全米Billboard Hot 100で最高4位を記録し、グループの代表曲のひとつとなりました。

スリー・ドッグ・ナイト(Three Dog Night)の名曲『オールド・ファッション・ラブ・ソング』は、1970年代初頭のアメリカン・ポップロックシーンに鮮烈な印象を残した一曲です。現代においてもその魅力は色褪せることなく、聴く者の心に「昔ながらの愛」の温かさや懐かしさを呼び起こします。

この曲は、愛がもっとシンプルで純粋だった時代へのオマージュともいえる作品です。デジタル化が進み、人々の関係性も変化し続ける現代において、この楽曲は「変わらぬ愛」の大切さを再認識させてくれる存在となっています。

ここでは、楽曲の魅力、歌唱・演奏の独自性、そして背景にあるエピソードなどを深く掘り下げていきます。


楽曲の背景と時代性

『オールド・ファッション・ラブ・ソング』は、そのタイトルが示す通り、「昔ながらの愛の歌」をテーマにした作品です。1970年代は社会や文化の変革期であり、音楽も多様化し、新しいスタイルが次々と登場していました。そんな中で、この曲は「シンプルな愛の表現こそが美しい」というメッセージを込め、オールドスタイルの魅力を再認識させる役割を果たしました。

当時、ロックやポップスの世界では実験的な楽曲や挑戦的な歌詞が増えつつありましたが、スリー・ドッグ・ナイトは独自のスタイルを守りながら、大衆に受け入れられるポップロックを作り続けました。その中でも『オールド・ファッション・ラブ・ソング』は、どこか懐かしさを感じさせつつも、新鮮な響きを持つ一曲として、幅広い層に愛されました。


ボーカルの魅力とハーモニーの妙

スリー・ドッグ・ナイトは、ボーカリストが3人いることで知られています。コリー・ウェルズ、ダニー・ハットン、チャック・ネグロンという3人の実力派シンガーが、リードボーカルを交代しながら楽曲を歌い分けるスタイルは、他のバンドにはない大きな魅力でした。

『オールド・ファッション・ラブ・ソング』でも、彼らのボーカルの掛け合いが絶妙に活かされています。メロディーラインのシンプルさが際立つ中、3人の声が重なり合うことで、楽曲に深みが加わり、単なるラブソングを超えたドラマチックな仕上がりとなっています。

特に、コリー・ウェルズの力強くも柔らかい歌声が曲の中心にあり、そこにダニー・ハットンとチャック・ネグロンのボーカルが絶妙に絡み合います。このハーモニーこそが、スリー・ドッグ・ナイトの音楽を特別なものにしている要素のひとつです。


楽器アレンジとサウンドの特徴

この曲のアレンジには、1970年代のポップロックらしい温かみが感じられます。基本的なロックバンド編成に加え、ストリングスやブラスが絶妙に配置され、楽曲全体を上品に彩っています

イントロのギターリフは非常にシンプルながら、どこか懐かしさを感じさせるもの。そこにキーボードの柔らかな響きが重なり、徐々に曲の世界へとリスナーを引き込んでいきます。

さらに、ライブパフォーマンスでは、この曲のアレンジがよりダイナミックになります。レコードでは落ち着いた雰囲気の曲ですが、ライブではメンバーが自由にアドリブを加え、時にはジャズの要素を取り入れることもあったそうです。この即興性が、スリー・ドッグ・ナイトの音楽の醍醐味でもあります。


ユニークなエピソードと制作の裏話

『オールド・ファッション・ラブ・ソング』には、いくつかの面白いエピソードが残っています。そのひとつが、この楽曲がもともと別のアーティストのために書かれたという話です。

作曲家ポール・ウィリアムズがこの曲を最初に書いた際、彼の意図では他のアーティストに提供する予定だったといいます。しかし、スリー・ドッグ・ナイトがこの曲を聴いた瞬間、「これは自分たちの曲だ!」と確信し、バンドのレパートリーに加えることを決定したのです。

また、レコーディング中、メンバーたちは「本当にこれは”オールド・ファッション”な曲なのか?」と冗談を言いながらも、結果としてクラシックになり得る仕上がりになったことを喜んでいたそうです。こうした裏話を知ると、曲の奥深さがより感じられます。


現代における評価と影響

近年、アナログレコードやビンテージミュージックが再評価される中で、『オールド・ファッション・ラブ・ソング』も新たな世代のリスナーに発見されています。SNSやストリーミングサービスを通じて、若い音楽ファンがこの曲を知り、カバーやリミックスが増えているのも興味深い現象です。

また、映画やドラマのサウンドトラックとして使用されることもあり、「懐かしさ」を表現する象徴的な楽曲として定着しつつあります。どの時代でも、人々は「変わらない愛」を求めるもの。この曲の持つ普遍的なメッセージは、これからも多くの人々の心に響き続けることでしょう。


まとめ:時代を超えて響く愛のメロディー

『オールド・ファッション・ラブ・ソング』は、単なるラブソングではなく、愛の形が移り変わる中でも変わらない大切なものを伝える、まさに音楽のタイムカプセルのような一曲です。

スリー・ドッグ・ナイトの美しいハーモニーと、シンプルで力強いメロディー。そこに込められた情熱と愛のメッセージは、今もなお、多くの人々の心に響き続けています。

時代が変わっても、“A simple old-fashioned love song coming down in three-part harmony” という歌詞が示すように、シンプルな愛の歌は決して色褪せません。聴くたびに、懐かしさと温かさに包まれるこの名曲を、ぜひ改めて味わってみてください。

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