🎸僕の勝手なBest10【フリートウッド・マック編】第1位『Monday Morning』をご紹介!

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  1. 🎸僕の勝手なBest10【フリートウッド・マック編】第1位『Monday Morning』フリートウッド・マックが奏でる朝の名曲をご紹介!
    1. 🎥まずはいつものように、Youtubeの公式動画をご覧ください。
  2. 楽曲の基本情報
    1. アルバムとリリース時期
    2. シングルとしての扱い
  3. バンドの転機と人員交代
    1. 新メンバー加入の背景
    2. バッキンガム&ニックスの加入
  4. 1975年の時代背景
    1. 日本の風景と社会状況
    2. 音楽とテレビの文化
    3. 世界の動向と洋楽シーン
  5. 楽曲誕生の背景
    1. デモからアルバム収録まで
      1. メンバーによる共同構築
  6. 音楽的な魅力と演奏技術
    1. アレンジと構成
    2. 演奏の要所
  7. ボーカルとコーラスの役割
    1. 主旋律の声
    2. 女性陣のハーモニー
  8. 歌詞に込められたメッセージ
    1. 恋愛と距離感のリアル
    2. 月曜日に込めた希望
  9. 多様性の中の独自性
    1. 1975年の音楽潮流との比較
    2. 同時代作品との共鳴
  10. 日本での受容と影響
    1. ラジオから広がった人気
    2. 来日公演での披露
  11. 2025年の耳にも響く理由
    1. リマスターによる再評価
    2. SNS世代の共感
  12. 総括:現代にも通じる再生の歌
  13. 🎧 今回ご紹介したFleetwood MacのBest10は、YouTube公式動画で全曲をまとめてご視聴いただけます。
  14. いまさら聞けない豆知識!―Z世代
      1. 🌐 Z世代の基本的な定義
      2. 📱 特徴・価値観の傾向
          1. ❶ デジタルネイティブ
          2. ❷ 多様性と共感を重視
          3. ❸ 個性を大切にする
          4. ❹ 経済観念が現実的
      3. 📊 よく使われる関連キーワード
      4. 🧭 他の世代との比較

🎸僕の勝手なBest10【フリートウッド・マック編】第1位『Monday Morning』フリートウッド・マックが奏でる朝の名曲をご紹介!

いよいよ第1位の発表です。【僕の勝手なBest10:フリートウッド・マック編】で第1位に選んだ楽曲は『Monday Morning』です。Best10候補曲を、この間各々10回程度は聴き返しましたが、一番好きというより、完成度の高さと勢い、爽快感が決め手でした。好き嫌いで言ってしまうと、スティービー・ニックス寄りになってしまいますので。(;´∀`)

1975年に発表されたこの楽曲は、フリートウッド・マックが新たなフェーズに突入した記念碑的な一曲であり、バンドの再生を象徴する楽曲でもあります。
今回はその魅力を、時代背景、音楽的分析、歌詞のメッセージ、そして日本での受容まで含めて、丁寧に掘り下げていきます。

🎥まずはいつものように、Youtubeの公式動画をご覧ください。

🎬 公式動画クレジット
🎵 Fleetwood Mac – Monday Morning (2004 Remaster)
📀 収録アルバム:『The Very Best of Fleetwood Mac』
📅 リリース:1975年(オリジナル)、2002年(リマスター)
🎹 キーボード・シンセ・ボーカル:クリスティン・マクヴィー
🎙️ プロデュース:クリスティン・マクヴィー

📝 2行解説(日本語)
1975年の傑作アルバムから、軽快なカントリーロック調で幕を開ける一曲。スティーヴィー・ニックス加入直後のバンドの勢いと、ポップセンスが光る代表作。
🎬 公式動画クレジット
🎵 Fleetwood Mac – Monday Morning (Live at Budokan Hall, Tokyo, Japan 2/3/80)
📅 公開日:2021年4月8日 📍 録音日:1980年2月3日(東京・日本武道館)

(※何度も言いますが、このライブ観に行きました!)
🎙️ レコーディング:Biff Dawes、アシスタント:Carla Frederick
📀 レーベル:Warner Records

📝 2行解説
1980年、武道館公演で披露された疾走感あふれるライブバージョン。
リンジー・バッキンガムのギターとバンドの緊密な演奏が光る貴重な記録です。

楽曲の基本情報

アルバムとリリース時期

『Monday Morning』は、1975年7月11日にリリースされた通称「白いアルバム」=『Fleetwood Mac』に収録されています。(ビートルズ?)
バンドにとって10作目のスタジオアルバムであり、新体制初の作品です。

作詞・作曲はリンジー・バッキンガム。プロデュースはキース・オルセンが担当しました。

シングルとしての扱い

シングルカットは当初アメリカでは行われませんでしたが、1976年にイギリスやオランダで限定的にリリースされ、チャートインも果たしました。

バンドの転機と人員交代

新メンバー加入の背景

フリートウッド・マックは1967年にイギリス・ロンドンで結成され、初期はブルースロック色の強いバンドでした。しかし1974年、メンバーのボブ・ウェルチ(彼もいい感じの楽曲を持っていますが脱退し、転機が訪れます。

バッキンガム&ニックスの加入

プロデューサーの紹介で出会ったリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスのデュオが加入し、音楽性は大きくポップロック寄りへと変化しました。『Monday Morning』はその変革を象徴する第一声となったのです。

1975年の時代背景

日本の風景と社会状況

1975年の日本はオイルショックの影響が続き、インフレや物価高が社会問題化していました。一方、3月から6月には沖縄海洋博が開催され、未来への希望も見え始めた年でした。

音楽とテレビの文化

音楽面では、山口百恵「いい日旅立ち」、郷ひろみ「よろしく哀愁」などのヒットがあり、テレビでは『時間ですよ』が高視聴率を記録。フォークとアイドルが混在する時代でした。

世界の動向と洋楽シーン

アメリカではベトナム戦争が4月に終結し、混乱の余韻が残るなか、音楽ではディスコが台頭。ビージーズの「Jive Talkin’」、レッド・ツェッペリンの『Physical Graffiti』など、ジャンルの多様化が進んでいました。

楽曲誕生の背景

デモからアルバム収録まで

『Monday Morning』は、リンジー・バッキンガムが作ったデモ音源からスタートしました。月曜の朝をテーマにした曲として、シンプルな構成で仕上げられ、レコーディングはロサンゼルスのサウンド・シティ・スタジオで行われました。

メンバーによる共同構築

ミック・フリートウッドの力強いドラム、ジョン・マクヴィーの安定したベース、クリスティン・マクヴィーの温かなキーボードが重なり、洗練されたバンドサウンドとして完成します。


音楽的な魅力と演奏技術

アレンジと構成

4/4拍子、テンポはやや速め。イントロのアコースティックギターが軽やかで、聴く者に一週間の始まりを告げるような開放感があります。サビの部分ではコーラスが厚みを増し、リスナーの感情を一気に引き上げます。

演奏の要所

  • ギター:バッキンガムのカッティングが曲全体を牽引
  • ドラム:フリートウッドのパターンが軽快ながら安定感を提供
  • ベース:縁の下の力持ち的な役割で、音を下から支える存在

ボーカルとコーラスの役割

主旋律の声

バッキンガムのボーカルは軽やかで、時にやんちゃな雰囲気をも持ちます。悲しげな歌詞を前向きに感じさせる声質がこの曲の魅力です。

女性陣のハーモニー

スティーヴィー・ニックスとクリスティン・マクヴィーのコーラスが、曲の世界に深みと立体感を与えています。この3人の声の絡みは、以後のバンドの大きな武器となりました。


歌詞に込められたメッセージ

恋愛と距離感のリアル

“First you love me and then you fade away”
“But I don’t mind, I don’t mind, yeah”

”最初は愛してくれたのに、いつの間にか消えてしまった”)
(”でも、気にしないよ…本当に、平気さ”

歌詞では、相手の態度に翻弄される主人公が描かれています。しかし「I don’t mind」という繰り返しが示すのは、相手を責めずに受け入れる姿勢でもあります。

月曜日に込めた希望

“Monday morning”という言葉に込められたのは、単なる週の始まりではなく、「人生の再出発」や「自分らしさを取り戻す一歩」の象徴です。

多様性の中の独自性

1975年の音楽潮流との比較

当時の音楽は、ディスコ、プログレ、パンクなどが交錯する中で、フリートウッド・マックはポップロックにおいて独自の美学を確立しました。

同時代作品との共鳴

  • エルトン・ジョン「Philadelphia Freedom」
  • ジェームズ・テイラー「How Sweet It Is」
  • キャロル・キング『Tapestry』(再評価の波)

この中にあって、『Monday Morning』は“朝のスタートに寄り添う音楽”というニッチで強い個性を確立しました。

日本での受容と影響

ラジオから広がった人気

FM放送を通じて『Fleetwood Mac』の楽曲は日本でも注目され、特に『Monday Morning』は“朝向けソング”として紹介される機会が多くありました。

来日公演での披露

1976年の来日公演では、同曲がオープニングとして披露され、観客のボルテージを一気に高めたといいます。新聞や音楽雑誌でも“爽快な幕開け”と評されました。(はいその場に僕もいました(>_<))

2025年の耳にも響く理由

リマスターによる再評価

2024年、マスターテープ音源による高音質再配信が実現。ギターの粒立ちやドラムの明瞭さが強調され、当時の雰囲気をよりリアルに感じられるようになりました。

SNS世代の共感

X(旧Twitter)では、「朝のルーティンにぴったり」「週の始まりに元気をくれる曲」として投稿が相次ぎ、Z世代(※)にも浸透し始めています。


総括:現代にも通じる再生の歌

『Monday Morning』は、バンドの再出発を象徴するだけでなく、聴き手にとっても“前を向く力”を与える作品です。1975年当時と同じように、2025年の今もなお、多くの人の心に朝の光を届けています。

『Monday Morning』Fleetwood Mac)―:意訳

週の始まりの朝、君はとても美しく見えた。
でも週末には、僕の心は遠く旅をしている。
愛を囁いたかと思えば、君は突然、僕の前から消えてしまう。
そんな君に振り回される日々に、信じる力も次第にすり減っていく。

それでも僕は、君を愛し続けている。
「本当はどうしたいの?」と問いかけながら、
君のわがままな移り気に、傷つきながらも、
「構わないよ」と笑ってみせる。

もし君が望むなら、僕はいつだってそばにいる。
他の誰にもできない形で、心の安らぎを与えたいと思っている。
だけど僕にはわかっている──
君は僕が気持ちを整理したとたん、また求めてくるんだろう。

それでも僕は、もう一度だけ信じようと思う。
きっと、また君は微笑んで戻ってくる気がして。
たとえ傷ついても、君が選ぶなら、それを受け入れる覚悟はある。

by Ken

🎧 今回ご紹介したFleetwood MacのBest10は、YouTube公式動画で全曲をまとめてご視聴いただけます。

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いまさら聞けない豆知識!―Z世代

「Z世代(Z世代、英語ではGeneration Z)」とは、主に1990年代後半から2010年代前半に生まれた世代を指す呼び方です。ミレニアル世代(Y世代)に続く世代として位置づけられ、以下のような特徴があります。


🌐 Z世代の基本的な定義

  • 生年の目安:おおむね1997年〜2012年頃に生まれた人々
     ※定義には多少のブレがあり、1995年〜2010年とする場合もあります。
  • 年齢層(2025年時点):およそ13歳〜28歳

📱 特徴・価値観の傾向

❶ デジタルネイティブ
  • 生まれたときからインターネットやスマートフォンが当たり前に存在
  • SNS(Instagram, TikTok, X など)を情報源・表現の場として活用
  • YouTubeや動画コンテンツに慣れ親しんでいる
❷ 多様性と共感を重視
  • ジェンダー、国籍、宗教などの多様性を受け入れる意識が強い
  • 社会問題(環境、LGBTQ+、人種差別など)への関心も高め
❸ 個性を大切にする
  • 「空気を読む」よりも自分らしさや本音の発信を重視
  • フォロワー数よりも**“共感”や“リアルさ”**を重視する傾向
❹ 経済観念が現実的
  • ミレニアル世代よりも堅実で倹約志向
  • 高度経済成長を知らず、バブルも未体験のため「安定」を求めやすい

📊 よく使われる関連キーワード

  • 「自己肯定感」
  • 「推し活」(好きなアイドルやキャラを応援する活動)
  • 「タイパ」(タイムパフォーマンス=時間効率)
  • 「エモい」(感情が動く瞬間)
  • 「サステナビリティ」(持続可能性への関心)

🧭 他の世代との比較

世代生まれ年の目安特徴
ベビーブーマー世代1946〜1964年戦後の復興期、高度成長の立役者(僕はここですね!)
X世代1965〜1980年アナログとデジタルの過渡期
Y世代(ミレニアル)1981〜1996年SNS黎明期、グローバル志向、個人主義
Z世代1997〜2012年多様性、共感、スマホネイティブ、現実志向

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