今日は、ジョン・マクヴィー(John Graham McVie)の誕生日です。
今日(2024.11.26)はフリートウッド・マックのベーシスト、ジョン・マクヴィ(1945年11月26日生まれ)の79歳の誕生日です。おめでとうございます!!
今日の紹介曲:『Monday Morning』まずは公式動画からどうぞ!
【クレジット】
曲名:Monday Morning (2004 Remaster)
アーティスト:Fleetwood Mac
アルバム:The Very Best of Fleetwood Mac
提供元:Rhino/Warner Records
著作権:© 1975, 2002 Warner Records Inc.
【2行解説】
1975年の名盤『Fleetwood Mac』の冒頭を飾るロックナンバー。リンドセイ・バッキンガムの軽快なギターとヴォーカルが印象的な、週の始まりにふさわしい疾走感を持つ楽曲です。
次に紹介するのが、1980年に武道館で行われた来日コンサートが音源です。
えへん!! なんと。なんとこのコンサート、僕、見に行ってたんですよ。しかもアリーナ席で、舞台上まで相当近かったですね。女性ボーカルのスティービー・ニックスが綺麗で妖艶で、感動しきりでした。(^_-) 残念ながら、画像に音源だけですが、ライブの空気感をどうぞ!
【クレジット】
曲名: Monday Morning (Live 1980, Tokyo, Japan)
アーティスト: Fleetwood Mac
アルバム: Live
録音: 1980年 東京公演(ライブ)
提供元: Provided to YouTube by Warner Records
著作権: © 1980 Warner Records Inc.
【2行解説】
1980年に東京で行われたライブ音源で、Fleetwood Macの演奏力と観客との一体感が生き生きと記録された貴重なパフォーマンス。スタジオ版よりも荒々しく情熱的な演奏が光り、当時のバンドの熱量がそのまま伝わってくる一曲です。
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
My Age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60才~ |
曲のリリース年 | 1975 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
リリースは僕が高校生の時ですが、全く知りませんでした。
大学に入って音楽三昧の日々を送る中で、フリートウッドマックのアルバム『ファンタスティック・マック』と出会い、A面最初の曲がこの曲だったんですね。
これまでに聴いたことがない歯切れのよい音作り。ポップスでもありロックともいえる新しいジャンルを聴いている感覚でした。この曲一発で彼らを好きになりました。
特にアルバムは『ファンタスティック・マック』と1977年にリリースされた『Rumours』は何度も何度も聴きました。
リリース
フリートウッド・マックの名曲「Monday Morning」は、1975年にリリースされたアルバム『Fleetwood Mac』のオープニングトラックとして収録されています。この曲は、バンドにリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスが新たに加わったことで、フリートウッド・マックが迎えた新しい時代を象徴する作品です。当時、バンドは音楽的な進化を遂げつつあり、この曲はその変革を象徴する一曲となりました。

「Monday Morning」は、軽快なアコースティックギターとエレキギターの絶妙なバランスが印象的な、エネルギッシュで爽やかなサウンドが特徴です。冒頭からリズミカルなアコースティックギターのリフが響き、そのメロディーは一度聴いたら心に残るフレーズです。その後に続くリンジー・バッキンガムのボーカルは力強さと繊細さを兼ね備えており、曲全体にダイナミズムをもたらします。歌詞には、新しい週の始まりに感じる期待や不安、さらには人間関係の複雑さが描かれ、リスナーが自身の経験と重ね合わせやすい共感を呼び起こす内容です。
曲の特徴
この曲のハイライトは、キャッチーなサビ部分です。「Monday morning, you sure look fine」というフレーズは、一度耳にすればつい口ずさみたくなる中毒性のあるメロディーです。さらに、バックで流れるハーモニーがこの楽曲に深みと厚みを与え、メンバー全員のコーラスが曲全体を美しく包み込んでいます。
背景とエピソード
この曲は、リンジー・バッキンガムが作曲し、彼自身がリードボーカルを務めています。彼とスティーヴィー・ニックスはもともと「バッキンガム・ニックス」というデュオで活動しており、その経験がフリートウッド・マックに新たな風を吹き込みました。この曲は、彼らの人生の転機や感情が反映されており、フリートウッド・マックが新たな音楽的方向性を見出すきっかけとなりました。

この曲の制作過程では、メンバー間のクリエイティブな交流が非常に活発で、即興的なアイデアやアレンジがそのまま取り入れられています。特に、バッキンガムのギターソロはスタジオでの即興演奏のひらめきから生まれ、アルバムに収録されることになりました。当初はシングルカットされていなかった「Monday Morning」ですが、アルバムリリース後にライブで人気を博し、ラジオでも頻繁にオンエアされるようになったことで、バンドの代表曲の一つとして広く知られるようになりました。
バンドの経歴
フリートウッド・マックは1967年にロンドンで結成され、当初はブルースロックを中心に活動していました。オリジナルメンバーのピーター・グリーン、ミック・フリートウッド、ジョン・マクヴィーらは、イギリスのブルースシーンで大きな影響を与えていました。しかし、度重なるメンバー交代と音楽性の変遷を経て、1975年にリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスが加入。これにより、バンドはよりポップでメロディアスなサウンドへと進化し、世界的な成功を収めることになりました。1977年のアルバム『Rumours』は、4000万枚以上を売り上げる大ヒットとなり、音楽史に残る名盤として今も語り継がれています。

影響を受けたアーティストと音楽性
フリートウッド・マックはその多様な音楽性により、多くのアーティストに影響を与え、また同時に影響を受けてきました。特にビートルズからは、メロディー構築やスタジオ技術の革新において多大なインスピレーションを受けたとされています。また、アメリカのフォークロックやカントリーロックの要素も取り入れ、イーグルスやジェファーソン・エアプレインといった同時代のアーティストとの共通点も見られます。こうした影響を独自に昇華し、唯一無二のサウンドを作り上げたのがフリートウッド・マックです。
面白い裏話
「Monday Morning」には、バンドのメンバー同士の複雑な人間関係が反映されています。特にリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスの元恋人同士という関係は、歌詞や曲の表現に微妙な感情をもたらしました。このような個人的な体験が、音楽に深みを加え、リスナーが共感する理由の一つになっています。
また、バンドはレコーディングにおいて実験的なアプローチを積極的に取り入れていました。例えば、ギターの音色を追求するために独自のチューニングやエフェクトを使用し、ボーカルのハーモニーを何層にも重ねて録音するなど、革新的な手法を試みています。こうした試みが、アルバム全体にわたって豊かなサウンドスケープを生み出し、バンド独特の音の深みを形成しました。
まとめ
「Monday Morning」は、フリートウッド・マックが新たなステージへと踏み出す象徴的な楽曲です。爽やかなメロディーと深遠な歌詞は、今なお多くの人々の心に響きます。バンドの歴史やメンバーの背景、影響を受けた音楽的要素など、さまざまな視点からこの曲を捉えることで、その魅力は一層深まります。時代を超えて愛され続けるこの名曲を、ぜひ一度じっくりと味わってみてください。

「Monday Morning」―フリートウッド・マック:意訳
週の始まり、君はまるで何もなかったかのように笑ってる。
だけど金曜にはもう、僕のことなんて忘れて、どこかへ行ってしまうのだろう。
君はいつだって最初は「愛してる」と言う。でもその後には決まって距離ができて、気づけば僕ひとりが取り残されている。信じ続けようとするけど、もう無理かもしれない。
心は空回りして、君の気まぐれに振り回されるばかりだ。
それでも僕は、君のそばにいたいと思ってしまう。もし望むなら、どこまでも付き合うつもりだ。
だって他の誰にも、こんなふうに心を委ねることなんてできないから。本当は知ってる。君は僕が吹っ切れそうになったときに限って近づいてくるって。
そしてまた同じ言葉で引き戻して、ふたたび去っていく。
それでも、「気にしないよ」って自分に言い聞かせてしまうんだ。
この繰り返しの中で、ただほんの少しの心の平穏が欲しいと思ってる──それだけなんだ。
by Ken
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