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🎤【5月6日】は吉田美和の誕生日
1965年5月6日、北海道中川郡池田町生まれの吉田美和。DREAMS COME TRUEのヴォーカリストとして、日本のポップスを代表する数々の楽曲を歌い続けてきました。作詞家・作曲家としてもグループの音楽を支え、その存在感は歌声だけにとどまりません。
今回取り上げるのは、DREAMS COME TRUE最大のシングルヒットとなった『LOVE LOVE LOVE』です。1995年7月24日に18枚目のシングルとして発売され、TBS系ドラマ『愛していると言ってくれ』の主題歌・挿入歌として広く知られるようになりました。
故郷の池田町には、吉田美和にまつわる資料を保管・展示する「DCTgarden IKEDA」もあります。2005年に開館したこの施設は、彼女と故郷とのつながりを現在に伝える場所でもあります。
まずは、この曲を公式YouTube動画でチェック!
最初は、DREAMS COME TRUE『LOVE LOVE LOVE』の公式映像です。
📺 動画クレジット
楽曲:DREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE」
作詞:吉田美和
作曲:中村正人
編曲:中村正人
リリース日:1995年7月24日(シングル)
続いて、「DREAMS COME TRUE – LOVE LOVE LOVE (from THE DREAM QUEST TOUR 2017 Live Ver.)」。スタジオ音源とは違い、吉田美和の歌声が会場の空気を巻き込みながら広がっていく様子を味わえるライブ映像です。
📺 動画クレジット
楽曲:DREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE(from THE DREAM QUEST TOUR 2017 Live Ver.)」
作詞:吉田美和
作曲:中村正人
編曲:中村正人
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
| My Age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60才~ |
| 曲のリリース年 | 1995 | ||||||||
| 僕が聴いた時期 | ● |
僕が『LOVE LOVE LOVE』を初めて聴いたのは、1995年のリリース当時でした。大阪から地元の大分へ赴任しており、仕事では深夜まで働く日も珍しくなかった時期です。30代半ばを過ぎ、まさに働き盛りでした。
初めて耳にしたときの印象は、とてもシンプルでした。「これは、いい曲だな」と。
すでに吉田美和の歌唱力は十分に知っていました。しかし、この曲では声量や技巧を前面に押し出すのではなく、言葉を届けることへ力が注がれているように感じました。そこへ中村正人による親しみやすいメロディーが重なります。難しい理屈など必要なく、自然に好きになった一曲でした。
そして、僕にとって甲乙つけがたいDREAMS COME TRUEの名曲が『未来予想図II』です。『LOVE LOVE LOVE』とはタイプが違いますが、こちらも長く聴き続けている大切な一曲です。
1995年を代表する一曲になった『LOVE LOVE LOVE』
『LOVE LOVE LOVE』は1995年7月24日に発売されました。オリコン調べで累計248.9万枚を売り上げ、DREAMS COME TRUEのシングルとして最大のセールスを記録。さらに1995年のオリコン年間シングルランキングでも1位となりました。
同じ年にはアルバム『DELICIOUS』も年間アルバムランキング1位を獲得しています。1995年という年は、DREAMS COME TRUEが人気グループとしての地位を決定的なものにした時期だったといえるでしょう。

ドラマ『愛していると言ってくれ』との強い結びつき
この曲の広がりを語るうえで欠かせないのが、豊川悦司と常盤貴子が主演したTBS系ドラマ『愛していると言ってくれ』です。
聴覚に障害のある青年画家と、女優を目指す女性の恋愛を描いた作品で、脚本は北川悦吏子。全12話が放送され、最高視聴率28.1%を記録しました。『LOVE LOVE LOVE』は、その主題歌であると同時に挿入歌としても使われています。
ドラマの物語と楽曲が強く結びついたことで、曲を聴くだけで映像や登場人物の姿まで思い出す人も多いのではないでしょうか。1990年代には数々の大ヒットドラマと主題歌が生まれましたが、その代表例の一つです。
『LOVE LOVE LOVE』はどのように生まれたのか
この曲には興味深い原型があります。中村正人によれば、もともとはデビュー前の20代の頃、当時交際していた女性へのホワイトデーのプレゼントとして作った『ホワイトデー』という曲でした。
その後、『愛していると言ってくれ』の主題歌の依頼を受けた際に中村が吉田美和へ曲を聴かせ、吉田が新たに歌詞を書いて『LOVE LOVE LOVE』が完成しました。
つまり、ドラマのためにゼロから作られた旋律ではなく、中村の中で長く眠っていたメロディーに吉田の言葉が加わり、まったく新しい作品として生まれ変わったわけです。

静かな始まりから感情を広げるサウンド
派手さではなく「余白」で聴かせる
『LOVE LOVE LOVE』の魅力は、決して複雑な構成にあるわけではありません。静かな鍵盤の響きから始まり、吉田美和のヴォーカルを中心に据えながら、曲が進むにつれて音の広がりが増していきます。
中村正人のアレンジは、歌を邪魔するような装飾を抑えています。だからこそ、一つひとつの言葉と旋律が耳へ直接届く。後半に向かってコーラスや伴奏が厚みを増しても、曲の中心から吉田の声が消えることはありません。

吉田美和の歌唱が生み出す説得力
吉田美和といえば、音域の広さや声量、リズム感の良さを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし『LOVE LOVE LOVE』で印象的なのは、そうした技術を誇示することではなく、感情の変化を声の強弱や間で描いている点です。
抑えた歌い出しから、少しずつ感情を解放していく。その流れがあるからこそ、終盤の高まりが大げさに聞こえません。シンプルなメロディーを最後まで聴かせ切るのは、むしろ難しい。その難しさを感じさせないところに、吉田美和というヴォーカリストの力量があります。
言葉を重ねすぎないからこそ届く愛
歌詞もまた、難解な比喩や物語を積み重ねるタイプではありません。中心にあるのは、好きな人へ自分の気持ちを伝えたいのに、思うように伝えられないという感情です。
人を好きになること自体は単純なのに、その気持ちを言葉にすると途端に難しくなる。『LOVE LOVE LOVE』は、その矛盾を説明しすぎずに描いています。
タイトルも極めてシンプルです。しかし、同じ言葉を三つ並べた『LOVE LOVE LOVE』という題名だからこそ、理屈ではなく感情そのものを前へ押し出す曲の性格が伝わってきます。

1995年という時代とともに残った曲
1995年の日本では、1月17日に阪神・淡路大震災が発生し、3月20日には地下鉄サリン事件が起きました。一方、音楽市場ではCDシングルが大きな存在感を持ち、多くのミリオンセラーが生まれています。

小室哲哉プロデュース作品がチャートを賑わせ、Mr.Children『シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~』、スピッツ『ロビンソン』、H Jungle with t『WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~』など、現在まで聴き継がれる楽曲が次々と登場した時代でした。

その中で年間シングル1位となったのが『LOVE LOVE LOVE』でした。特定の社会状況と楽曲を直接結びつける必要はありません。重要なのは、数多くのヒット曲が競い合った1995年に、このシンプルなラブバラードが最も大きな支持を集めたという事実です。
DREAMS COME TRUEの歩みの中でも特別な一曲
DREAMS COME TRUEは1989年にデビュー。吉田美和、中村正人、西川隆宏による3人組として活動し、『未来予想図II』『決戦は金曜日』『晴れたらいいね』『go for it!』などを世に送り出してきました。西川隆宏が2002年に脱退した後は、吉田と中村の2人を中心に活動を続けています。
『LOVE LOVE LOVE』は、その長いキャリアの中で最大のシングルセールスを記録した作品です。しかし、数字だけでこの曲の価値を説明することはできません。
ドラマとともに聴いた人、恋愛の記憶と重ねた人、カラオケで歌った人、あるいは後年になって初めて知った人。それぞれに異なる入口がありながら、同じ曲が世代を越えて残っています。
30年を越えても色褪せない『LOVE LOVE LOVE』
1995年7月の発売から30年以上。『LOVE LOVE LOVE』はいま聴いても、必要以上に「昔の曲」という感じがしません。
その理由は、凝った仕掛けではなく、覚えやすいメロディー、簡潔な言葉、そして吉田美和の歌声という、楽曲の核がしっかりしているからでしょう。
僕自身、初めて聴いた1995年から長い年月が経ちました。仕事に追われていた30代半ばの自分と、現在の自分では、当然ながら音楽の聴こえ方も変わっています。
それでも、この曲を聴いたときに感じる「いい曲だな」という最初の感覚は変わりません。
余計な説明を必要とせず、ただ歌とメロディーだけで人の記憶に残る。
『LOVE LOVE LOVE』は、そんなポップソングの強さを改めて感じさせてくれる一曲です。

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