【3月21日】は、加藤和彦さんの誕生日-『悲しくてやりきれない』ザ・フォーク・クルセダーズ(The Folk Crusaders)をご紹介!

加藤和彦の誕生日を祝う

3月21日は、日本の音楽シーンに多大な影響を与えたミュージシャン、加藤和彦(Kato Kazuhiko)の誕生日です。1947年3月21日に京都で生まれた彼は、ザ・フォーク・クルセダーズのメンバーとして1960年代後半に一世を風靡し、その後もソロやバンド活動で活躍しました。

加藤は、ザ・フォーク・クルセダーズ(以下、フォークル)で北山修、端田宣彦(はしだのりひこ)らと活動し、1968年にリリースされた『悲しくてやりきれない』で広く知られるようになりました。その後、サディスティック・ミカ・バンドを結成し、1970年代の日本のロックシーンを牽引。海外での活動も展開し、プロデューサーとしても才能を発揮しました。2009年に62歳で逝去しましたが、彼の音楽は今も多くのアーティストに影響を与えています。

若き日の加藤和彦のAIイメージ画像です、
若き日の加藤和彦のAIイメージ画像です、

今日の紹介曲:『悲しくてやりきれない』-ザ・フォーク・クルセダーズ

僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫

My age小学校中学校高校大学20代30代40代50代60~
曲のリリース1968    
僕が聴いた時期      

僕がこの『悲しくてやりきれない』を初めて聴いたのは、たぶん就職してからです。

以前より、ザ・フォーク・クルセダーズは知っていました。小学校の頃「帰ってきたヨッパライ」を聴き、オッたまげた記憶は今も鮮明にあります。

しかし、この『悲しくてやりきれない』は知らずにいました。就職後、スナックかどこかで耳にした誰かの歌で知ったんでしょう。それがフォークルの楽曲だったというわけですね。
僕は歌は好きですが、歌うのはそんなに得意ではありません。しかしサラリーマンである以上全く歌わないのも野暮というもの。この曲を知ってからはカラオケやスナックに行った時の十八番(おはこ)になりました。(>_<)
「イムジン河」とは世界観の違いはあるものの、メッセージ性の高い穏やかな楽曲です。大好きです。

ザ・フォーク・クルセダーズ – フォークの革命者

ザ・フォーク・クルセダーズは、1965年に京都で結成されたフォークグループで、加藤和彦、北山修、端田宣彦を中心に活動を開始。元々はアマチュアバンドでしたが、1967年に「帰って来たヨッパライ」でメジャーデビュー。この曲はコミカルな歌詞と斬新なアレンジで大ヒットし、200万枚以上を売り上げました。しかし、フォークルは1968年に解散し、短い活動期間ながら日本のフォークブームを牽引。『悲しくてやりきれない』は、1968年のアルバム『紀元貮阡年』に収録され、映画『三億円事件』の挿入歌としても使用され、広く親しまれました。加藤のギターと北山のボーカルが織りなすシンプルなサウンドが、グループの個性を際立たせています。

「フォークルのリハーサル風景」 1960年代の京都、小さな部屋でメンバーたちが演奏する様子。
「フォークルのリハーサル風景」 1960年代の京都、小さな部屋でメンバーたちが演奏する様子。

『悲しくてやりきれない』の誕生とその魅力

『悲しくてやりきれない』は、北山修が作詞、加藤和彦が作曲を手掛け、1968年にリリースされました。この曲は、映画『三億円事件』のサウンドトラックとして制作され、フォークルのセカンドシングル「イムジン河」のB面に収録された後、アルバム『紀元貮阡年』にも収められました。静かなギターのアルペジオから始まり、北山の切ないボーカルが「この胸のときめきを あなたに」と歌い上げるメロディーは、失恋や孤独の感情を繊細に表現しています。レコーディングはシンプルなアコースティックサウンドを重視し、加藤のギターが情感を深く引き立てました。フォークルの短い活動期間の中で、この曲は彼らの代表作の一つとして評価されています。

時代背景と音楽シーン – 1968年の日本

1968年、日本は高度経済成長の真っ只中で、経済的な繁栄と同時に学生運動が活発化していました。安保闘争や大学紛争が社会を揺らし、若者たちの間で体制への反発や内省的な表現が求められる時代でした。音楽シーンでは、グループ・サウンズ(GS)が人気を博す一方、フォークブームが到来。ザ・フォーク・クルセダーズは、コミカルな「帰って来たヨッパライ」とは対照的に、『悲しくてやりきれない』で内面的な感情を歌い、若者の共感を呼びました。この曲は、フォークの枠を超えて、日本のポップス史に残る名曲となりました。

「1968年当時のの学生運動」
「1968年当時のの学生運動」

雰囲気はわかりますが、文字がもう少しどうかならんかなあchatGPTさん!!!

音楽と歌詞の深み

『悲しくてやりきれない』の魅力は、シンプルなアコースティックギターと北山修の素朴なボーカルが織りなす、切なさに満ちたメロディーにあります。歌詞は「悲しくて悲しくて とてもやりきれない この胸のときめきを」と繰り返し、失恋やどうしようもない感情を吐露する内容が、聴く者の心に深く響きます。加藤和彦の繊細なギターが、情感をさらに深め、フォークルのアレンジが時代を超えた普遍性を与えています。以下の動画で、その切ない旋律を堪能してください!心に染みる一曲があなたを包みます。

文化的影響と現代への遺産

『悲しくてやりきれない』は、1968年のリリース以来、日本の音楽シーンに大きな影響を与えました。森山直太朗(2003年3月26日にリリースしたアルバム『心』に挿入)や吉田拓郎(1977年拓郎が編曲)など多くのアーティストがカバーし、映画やドラマの挿入歌としても頻繁に使用されています。フォークルの短い活動期間にもかかわらず、この曲は日本フォークの金字塔として評価され、2020年代でもストリーミングやカラオケで親しまれています。次のの動画では、加藤和彦のソロパフォーマンスが楽しめます。原曲とは異なるアレンジで、深い情感が際立ちます。

さらに、3本目の動画では、現代アーティストによるカバーバージョンが見られます。新しい解釈で蘇った『悲しくてやりきれない』の魅力を感じてください!

『悲しくてやりきれない』の今

『悲しくてやりきれない』は、加藤和彦とザ・フォーク・クルセダーズの才能が結実した一曲であり、1960年代の日本のフォークシーンを象徴する名作です。この曲をご存じの皆さんにとって、この曲はどんな感情を呼び起こしますか? ぜひコメントで教えてください。次回の音楽特集もお楽しみに!


秋の公園と『悲しくてやりきれない』

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