今日は、ピーター・クリス(Peter Cris)の誕生日です。
今日(2024.12.20)はキッス(KIss)のドラマー兼ボーカリストピーター・クリス(Peter Cris)(1945年12月20日生まれ)の79歳の誕生日です。おめでとうございます!!
今日の紹介曲:『ハードラック・ウーマン-Hard Luck Woman』-Kiss:キッスです。
レコード(CD)、いわゆる録音盤がこちらです。
1976年のライブ模様ですね。
こちらは、化粧を取ったキッスですね。でもよく顔が見えん!!
僕がこの曲を初めて聴いたのは
My age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60~ |
曲のリリース | 1976 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
高校3年生の時で、大好きで良く聴いていました。別に勉強ができたわけではありませんが、一応受験生ということで、この時期勉強優先で薄ーく聴いていたと思います。”(-“”-)”
この曲は、同じくバラード系の「ベス」のヒットを受け、同じ路線で作ったもので、真のキッスファンからは、邪道だとか、キッスらしくないとか言われたんではないでしょうか???
でも僕は、他の曲よりも、この2曲が大好きです。 でも一番は「ハードラック・ウーマン」です。テンポがいいことと、ピーター・クリスのハスキーボイスがとてもいいですね。
「ハードラック・ウーマン」:KISSが贈る愛と運命の詩
1976年、KISSがリリースしたアルバム『ロック・アンド・ロール・オーバー』に収録された「ハードラック・ウーマン」は、バンドの重厚なロックサウンドから一線を画すフォークロック調の楽曲です。この楽曲は、ロッド・スチュワートへの提供を想定して作られたものの、最終的にはKISS自身が演奏することになり、ピーター・クリスがボーカルを担当しました。この決定は、KISSに新たな音楽的可能性をもたらし、彼らの幅広い才能を示す一曲となりました。
インスピレーションと創作背景
ポール・スタンレーが手掛けた「ハードラック・ウーマン」は、ロッド・スチュワートの「マギー・メイ」や「ユー・ウェア・イット・ウェル」、さらにLooking Glassの「ブランディ(You’re a Fine Girl)」などの楽曲からインスピレーションを得て作られました。これらの1970年代を象徴するポップロックのエッセンスが、この曲に深みを与えています。
スタンレーは当初、この楽曲をスチュワートに提供するつもりでした。しかし、バンド内で試しにピーター・クリスが歌ったところ、彼のハスキーボイスが曲に驚くほどの適合性を示しました。その声質と感情表現は、スチュワートに引けを取らないほどで、最終的にKISS自身がこの曲を演奏することに決定しました。この選択が、KISSに新たな魅力をもたらしたと言えるでしょう。
歌詞が描く愛と運命の物語

「ハードラック・ウーマン」の歌詞は、愛と別れ、そして運命の皮肉をテーマにしています。語り手は、愛する女性との出会いがもたらした喜びと、それに伴う別れの切なさを歌います。「ラッグス」というキャラクターは、誇り高く生きる女性として描かれており、その独立性と強さが際立っています。
しかし、「ハードラックウーマン」というフレーズが示す通り、彼女は運命に翻弄される存在でもあります。彼女の強さと運命の対比が、この楽曲に感情的な奥行きをもたらしています。さらに、海を象徴的に使った歌詞は、人生の波に揺れ動く人々の姿を思わせ、リスナーに共感を呼び起こします。
商業的成功と音楽的評価
「ハードラック・ウーマン」は1976年11月にシングルとしてリリースされ、アメリカのビルボードホット100で最高15位を記録しました。この成功は、KISSにとって新たな方向性を示すものであり、ヘヴィなロックサウンドだけでない彼らの多様性を証明しました。
特にピーター・クリスのボーカルは絶賛され、ロッド・スチュワートに似た感情的な深みが評価されています。アコースティックギターを主体とした柔らかいメロディーと感情豊かな歌詞は、KISSの通常の楽曲とは一線を画し、新鮮な響きをファンに提供しました。
文化的影響と広がり
「ハードラック・ウーマン」はその後も多くのアーティストにカバーされ、音楽シーンで広く親しまれています。1994年には、カントリー歌手ガース・ブルックスがこの曲をカバーし、アルバム『Kiss My Ass: Classic Kiss Regrooved』に収録しました。このバージョンにはKISS自身も演奏で参加し、原曲への敬意と新たな解釈が融合しました。
KISSの音楽的進化を象徴する一曲

「ハードラック・ウーマン」は、KISSが持つ音楽的多様性を象徴する楽曲です。ヘヴィメタルの先駆者としてのイメージを持ちながら、このようなフォークロック調の楽曲を取り入れることで、彼らの音楽の幅広さを証明しました。
ピーター・クリスのボーカルの感情的な深みとポール・スタンレーの優れたソングライティングが見事に融合し、この楽曲はKISSのディスコグラフィーの中でも特別な存在として輝きを放っています。
歌詞・和訳
If never I met you
I’d never have seen you cry
If not for our first “Hello”
We’d never have to say goodbye
もしきみと出会わなかったら
きみを泣かすこともなかっただろう
もし”ハロー”って最初に出会わなければ
僕たち”さよなら”って
言わなくてもよかったんだIf never I held you
My feelin’s would never show
It’s time I start walkin’
But there’s so much you’ll never knowでももしきみを抱きしめなかったら
僕が感情を表すことはなかったよ
一人で歩き始めるときがきたんだ
きみが知るはずもないことが沢山あるけれどI keep telling you hard luck woman
You ain’t a hard luck woman僕はきみに”ついてない女”って言い続ける
きみは”ついてない女”なんかじゃないのにねRags,
the sailor’s only daughter
A child of the water
Too proud to be a queen気にしなくていいんだ
船乗りの一人娘は
海で生まれ育つんだ
海とは切っても切れないから
女王様にはなろうとしないんだRags,
I really love ya
I can’t forget about ya
You’ll be a hard luck woman
Baby, till you find your manばかばかしい話さ
きみを本当に愛してて
忘れることができないなんて
きみは”ついてない女”さ
ベイビー
最愛の男性を見つけるまではねBefore I go let me kiss you
And wipe the tears from your eyes
I don’t wanna hurt you, girl
You know I could never lieキスしようとする前に
きみの瞳にこぼれる涙を拭いてあげたね
きみを傷つけたくないんだ
だって僕はきみに嘘はつけないからさI keep telling you hard luck woman
だからきみに言い続けるよ
きみは”ついてない女”だってYou ain’t a hard luck woman
You’ll be a hard luck woman
Baby, till you find your manきみは”ついてない女”なんかじゃないのに
でも”ついてない女”でもあるんだ
本当の恋を見つける それまではRags,
the sailor’s only daughter
A child of the water
Too proud to be a queenくだらない話だよ
所詮 船乗りの娘は
生まれてからずっとそばに海があって
海から離れることなんかできない
だから
我がままに振る舞うことなんかできないんだRags,
I really love ya
I can’t forget about ya
You’ll be a hard luck woman
Baby, till you find your manばかばかしいよね
でもきみのこと愛してて
忘れることができないなんてさ
きみは”ついてない女”なんだ
だって
本当の恋に巡りあえてないんだからYou’ll be a hard luck woman
Baby, till you find your manきみはこれからも
“ついてない女”なんだ
本当の相手に巡り合うまではOh yeah, bye bye,
so long, don’t cryああ
“さよなら”を言うときがきたね
さよなら 泣かないでI’m just packin’ my bags,
whoa, leavin’ you
Bye bye, bye bye, bye bye,
baby, don’t cryバッグを手にして
きみを置いて出ていくよ
バイバイ さよなら
ベイビー 泣かないでI gotta keep on movin’,
yeah movin’
Bye, bye my baby,
ooh, don’t cry, lady, oh振り返らずに進むんだ
ああ 前に進むんだ
さよなら 僕の愛したひと
ああ 泣かないでよ ねえ…引用:ブログ~洋楽和訳 Neverending Music 日本語訳 by 音時 より
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