【12月20日】は、ピーター・クリス(Peter Cris)の誕生日-『ハードラック・ウーマン(Hard Luck Woman)』を紹介!-(Kiss:キッス)

今日は、ピーター・クリス(Peter Cris)の誕生日です。

今日(2024.12.20)はキッス(KIss)のドラマー兼ボーカリストピーター・クリス(Peter Cris)(1945年12月20日生まれ)の79歳の誕生日です。おめでとうございます!!

今日の紹介曲:『ハードラック・ウーマン-Hard Luck Woman』-Kiss:キッスです。(いずれも公式動画です)

レコード(CD)、いわゆる録音盤がこちらです。

次はライブ盤!

✅ 公式クレジット(YouTubeより)
"Hard Luck Woman (Live 4K)" – Kiss Rocks Vegas Acoustic
© KISS ARCHIVES|ライブ収録:2014年11月5日~23日(ラスベガス)/リリース:2016年8月26日

🎸 2行解説
KISSが40周年ツアー中に行ったラスベガス公演のアコースティック・セットからの映像。
ハードロックの代名詞である彼らが、温かみのあるサウンドで原曲の哀愁を際立たせています。

僕がこの曲を初めて聴いたのは

My Age 小学校中学校高校大学20代30代40代50代60才~
曲のリリース年1976
僕が聴いた時期

高校3年生の時で、大好きで良く聴いていました。別に勉強ができたわけではありませんが、一応受験生ということで、この時期勉強優先で薄ーく聴いていたと思います。”(-“”-)”

この曲は、同じくバラード系の「ベス」のヒットを受け、同じ路線で作ったもので、真のキッスファンからは、邪道だとか、キッスらしくないとか言われたんではないでしょうか???
でも僕は、他の曲よりも、この2曲が大好きです。 でも一番は「ハードラック・ウーマン」です。テンポがいいことと、ピーター・クリスのハスキーボイスがとてもいいですね。

「ハードラック・ウーマン」:KISSが贈る愛と運命の詩

1976年、KISSがリリースしたアルバム『ロック・アンド・ロール・オーバー』に収録された「ハードラック・ウーマン」は、バンドの重厚なロックサウンドから一線を画すフォークロック調の楽曲です。この楽曲は、ロッド・スチュワートへの提供を想定して作られたものの、最終的にはKISS自身が演奏することになり、ピーター・クリスがボーカルを担当しました。この決定は、KISSに新たな音楽的可能性をもたらし、彼らの幅広い才能を示す一曲となりました。


インスピレーションと創作背景

ポール・スタンレーが手掛けた「ハードラック・ウーマン」は、ロッド・スチュワートの「マギー・メイ」や「ユー・ウェア・イット・ウェル」、さらにLooking Glassの「ブランディ(You’re a Fine Girl)」などの楽曲からインスピレーションを得て作られました。これらの1970年代を象徴するポップロックのエッセンスが、この曲に深みを与えています。

スタンレーは当初、この楽曲をスチュワートに提供するつもりでした。しかし、バンド内で試しにピーター・クリスが歌ったところ、彼のハスキーボイスが曲に驚くほどの適合性を示しました。その声質と感情表現は、スチュワートに引けを取らないほどで、最終的にKISS自身がこの曲を演奏することに決定しました。この選択が、KISSに新たな魅力をもたらしたと言えるでしょう。


歌詞が描く愛と運命の物語

「ハードラック・ウーマン」の歌詞は、愛と別れ、そして運命の皮肉をテーマにしています。語り手は、愛する女性との出会いがもたらした喜びと、それに伴う別れの切なさを歌います。「ラッグス」というキャラクターは、誇り高く生きる女性として描かれており、その独立性と強さが際立っています。

しかし、「ハードラックウーマン」というフレーズが示す通り、彼女は運命に翻弄される存在でもあります。彼女の強さと運命の対比が、この楽曲に感情的な奥行きをもたらしています。さらに、海を象徴的に使った歌詞は、人生の波に揺れ動く人々の姿を思わせ、リスナーに共感を呼び起こします。


商業的成功と音楽的評価

「ハードラック・ウーマン」は1976年11月にシングルとしてリリースされ、アメリカのビルボードホット100で最高15位を記録しました。この成功は、KISSにとって新たな方向性を示すものであり、ヘヴィなロックサウンドだけでない彼らの多様性を証明しました。

特にピーター・クリスのボーカルは絶賛され、ロッド・スチュワートに似た感情的な深みが評価されています。アコースティックギターを主体とした柔らかいメロディーと感情豊かな歌詞は、KISSの通常の楽曲とは一線を画し、新鮮な響きをファンに提供しました。


文化的影響と広がり

「ハードラック・ウーマン」はその後も多くのアーティストにカバーされ、音楽シーンで広く親しまれています。1994年には、カントリー歌手ガース・ブルックスがこの曲をカバーし、アルバム『Kiss My Ass: Classic Kiss Regrooved』に収録しました。このバージョンにはKISS自身も演奏で参加し、原曲への敬意と新たな解釈が融合しました。


KISSの音楽的進化を象徴する一曲

「ハードラック・ウーマン」は、KISSが持つ音楽的多様性を象徴する楽曲です。ヘヴィメタルの先駆者としてのイメージを持ちながら、このようなフォークロック調の楽曲を取り入れることで、彼らの音楽の幅広さを証明しました。

ピーター・クリスのボーカルの感情的な深みとポール・スタンレーの優れたソングライティングが見事に融合し、この楽曲はKISSのディスコグラフィーの中でも特別な存在として輝きを放っています。

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