今日は、デニー・ドハーティ(Denny Doherty)の誕生日です。
生存していれば、今日(2024.11.29)がデニー・ドハーティ(1940/11/29生まれ)の84歳の誕生日でした。残念ながら、2007年1月19日に亡くなられています。享年66歳という若さでした。
デニス・ジェラード・スティーブン・ドハーティはカナダのミュージシャンでした。彼は 1960 年代の音楽グループ、ママス & ザ・パパスの創設メンバーであり、1998 年にロックの殿堂入りを果たしました。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
今日の紹介曲:「カリフォルニア ドリーミング」-ママス&パパス
時代性もありますが、このシンプルさが良いです。上記の動画には、188万もの「いいね」がついていました。
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
My age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60~ |
曲のリリース | 1965 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
この曲が発表されたのが1965年。僕はまだ7歳だったので当然その時には聴いていません。前にも書きましたが、洋楽好きのいとこに影響されて中学時代に聴いたのだと思います。
この曲は、全米4位まで行き、「マンデー・マンデー」という曲は1位にまでなっています。両方とも素晴らしい曲ですが、厳正なる検討の結果この曲を紹介することにしました。
ママス&パパス「カリフォルニア・ドリーミング」- その背景と魅力
1965年にリリースされたママス&パパスの「カリフォルニア・ドリーミング」は、アメリカの音楽史において一際輝く名曲です。この楽曲は彼らのデビューアルバム『If You Can Believe Your Eyes and Ears』に収録され、リリース後すぐに多くの人々の心を掴みました。冷たい冬の風景の中、カリフォルニアの温かな太陽を夢見る歌詞が人々の共感を呼び、時代を超えて愛され続けています。
特徴
「カリフォルニア・ドリーミング」はフォークロックとポップのエッセンスを融合させたサウンドが特徴で、聴き手を一瞬で引き込む魅力があります。冒頭の12弦ギターのアルペジオが深みのある響きを作り、そこにオルガンの柔らかなメロディが重なることで独特なムードが生まれます。さらに、ジョン・フィリップス、ミシェル・フィリップス、デニー・ドハーティ、キャス・エリオットによる4人のボーカルハーモニーが曲全体に美しさと深みをもたらします。サビ部分では彼らの息の合ったコーラスが際立ち、この曲のハイライトといえるでしょう。
背景とエピソード

「カリフォルニア・ドリーミング」は、ニューヨークの寒い冬の日にジョン・フィリップスとミシェル・フィリップス夫妻が作曲したものです。ニューヨークの冷たく暗い天気の中でカリフォルニアの温暖な気候が恋しくなり、その気持ちがインスピレーションとなって生まれました。深夜にジョンがメロディを思いつき、寝ていたミシェルを起こして一緒に作曲したと言われています。
当初、この曲は友人であるバリー・マクガイアへの提供を予定していましたが、最終的にはママス&パパス自身が録音し、結果的に彼らの代表曲となりました。この曲はその後も多くのアーティストにカバーされ、時代を超えて新しい解釈を生み出しています。
グループの経歴・影響と遺産
ママス&パパスは1965年に結成されたアメリカのフォークロックグループで、ジョン・フィリップス、ミシェル・フィリップス、デニー・ドハーティ、キャス・エリオットの4人で構成されていました。彼らは独特なハーモニーと豊かなメロディセンスで、1960年代の音楽シーンに新たな風を吹き込みました。「Monday, Monday」や「Dedicated to the One I Love」などのヒット曲を次々に生み出し、その影響は後世のアーティストにも大きな影響を与えました。
ママス&パパスは、ボブ・ディランやビートルズなどのアーティストから多くの影響を受けながらも、独自のスタイルを築き上げました。彼らの音楽にはフォークとロック、そしてポップスの要素が見事に融合しており、そのスタイルは後のウェストコーストロックやサイケデリックロックの発展にも寄与しました。また、彼らのファッションやライフスタイルも若者文化やカウンターカルチャーに影響を与え、音楽を超えた文化的な存在となっています。
面白い裏話

「カリフォルニア・ドリーミング」の録音にはサックス奏者バド・シャンクが参加し、そのソロが曲に一層の深みを加えました。また、スタジオでのセッション中に、キャス・エリオットがハイノートを完璧に歌い上げるための特別なマイク設定が行われたという話も伝えられています。
さらに、この曲は多くの映画やテレビドラマで使用され、その知名度は世界的なものとなりました。特に1994年の映画『フォレスト・ガンプ』や2007年のドラマ『マッドメン』などで使用され、異なる世代のリスナーにもその魅力が伝わっています。
歌詞
all the leaves are brown
木々の葉が枯れ始めand the sky is grey
灰色の空が広がっているI’ve been for a walk
僕は歩き続けているon a winter’s day
ある冬の日にI’d be safe and warm
穏やかな気持ちで 暖かく過ごせたのにif I was in L.A
ロサンゼルスに居たのならCalifornia Dreamin’
夢のカリフォルニアon such a winter’s day
そんな寒い冬の日にstopped into a church
教会の前で呼び止められたI passed along the way
道沿いに進みwell, I got down on my knees
僕は跪いたand I pretend to pray
お祈りをしている真似をしたのさyou know the preacher likes the cold
そう 牧師は寒い日を好むhe knows I’m gonna stay
寒い日なら 教会に人が留まってくれるからCalifornia Dreamin’
夢のカリフォルニアon such a winter’s day
寒い冬の日all the leaves are brown
木々の葉は枯れ始めand the sky is grey
鉛色の空が広がっているI’ve been for a walk
僕は歩き続けているon a winter’s day
ある冬の日にif I didn’t tell her
彼女にあんな事を言わなければI could leave today
今日旅立つ事が出来たのにCalifornia Dreamin’
夢のカリフォルニアon such a winter’s day
寒い冬の日on such a winter’s day
そんな寒い冬の日on such a winter’s day
そんな寒い冬の日に 歩き続ける「洋楽の奇妙な和訳」ブログより
ちょこっと!
人生にはいろんなことが起こります。
デニー・ドハーティと同じくこのバンドに所属していた、ミシェル・フィリップス(動画では左右端の二人)の不倫が発覚し、1966年、ミシェルは夫のジョン(やはり同じバンドにいた)に追い出される形でグループを脱退しています。
しかし、適当な代役が見つからずミシェルは結局すぐに復帰して、ジョンと寄りを戻したのです。
どうなんでしょうね? 僕の感覚ではこの事象は理解できません。(#^^#)
でも、エリッククラプトンとジョージ・ハリスンも大親友でしたが、クラプトンはジョージ・ハリスンの奥様(パディー・ボイド)と不倫をし、その後結婚しています。そして、驚くのは、二人の結婚式にジョージ・ハリスンも出席していたこと。そしてその後もずっとクラプトンとジョージ・ハリスンの交友関係は続いたのですから、やはりお国柄ということでしょうか?
このパディー・ボイドを意識して作られたのが、クラプトンの天下の名曲「いとしのレイラ」やとにかく美しい楽曲である「ワンダフル・トゥナイト」なんですよね。
恋とは、何と美しくて残酷で切なくてやっかいなのでしょう!!
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