今日は、ジョージ・ハリスン(George Harrison)の誕生日です。
今日は1943年生まれのジョージ・ハリスンの誕生日です。
2001年に58才という若さで亡くなられています。
ビートルズの一員でヴォーカルと主にリード・ギターを担当していました。
大変有名ではありますが、ポールマッカートニーやジョンレノンに隠れて、あまり表で目立つ存在ではなかったですね。
しかし、その才能は類まれなるものがあり、輝かしい軌跡を残しています。
またインド音楽がロック・ミュージシャンに注目されるきっかけを作った人でもあります。
今日の紹介曲:『While My Guitar Gently Weeps』-(ビートルズ)
まずはアルバム曲から、
次の動画、メンバーが半端ないです。
1976年イギリスのチャールズ皇太子が若者支援のために開催し始めたチャリティの中で、1987年6月6日に収録されたコンサートの動画です。動画の冒頭にテロップが出ますが、演奏しているメンバーの癖が強い(;”∀”)ってとにかく豪華なのです。
ドラムは、リンゴスター(元ビートルズ)とフィルコリンズ(元ジェネシス)だし、ピアノは大好きなエルトン・ジョンで、エレキギターはエリッククラプトン(元ヤードバーズ、元クリーム)などなど、とにかくスーパースター達ばかりなのです。
最後は、これ!
ジョージ・ハリスン他界1年後の2002年に行われた、トリビュートコンサートからのものです。
ロック好きの熟年者なら、ジョージ・ハリスンとエリッククラプトンとの関係はご存じのはず。
(興味ある方はぜひググってください)・・・一応参考までにお1つ記事をご紹介!!
最低限の常識として、クラプトンは息子を亡くしており、今天国でジョージ・ハリスンが面倒を見ています。そして、動画にも映っていますが、父親そっくりの息子、ダニー・ハリスンをエリッククラプトンが地上で面倒を見ています。
ジョージ・ハリスンの初妻であるバティー・ボイドはその後エリッククラプトンの初妻(後に離婚)となりました。エリック・クラプトンがパティ―を想って作った曲が名曲「いとしのレイラ」です。(まず、多くの方はここまでですでに混乱してますな( ;∀;))
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
My age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60~ |
曲のリリース | 1968 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
この曲のリリース時、僕は小学4年生くらいだったのでリアルでは聴いてはいません。
というか、ビートルズ終期のアルバムは『アビイ・ロード』(1969年)と『レット・イット・ビー』(1970年)で僕はまだ小学生だったんですね。
洋楽に本格的にのめり込む前に、彼らはいなくなってたんですよ。なので僕はビートルズ世代ではありません。
当然後に、ビートルズのアルバムを一通り聴くことにはなるのですが、やはりビートルズ世代・ビートルズマニアといった人たちに比べると、リアリティ感は乏しいです。誤解を招かぬよう言っておきますが、ビートルズは好きですし、僕の中の洋楽ベストNo,1は「Let It Be」です。
そして、史上最も他のアーティストに影響を与えたバンドであることも否定できません。ただ、リアリティー感がない、それって大きいことなんですよ。彼らとともに、過ごしてきた人生って感じがしないからですね。(*^_^*) 残念でした!
お負け情報ですが、驚くいたのはこの曲のリードギターを弾いているのがエリッククラプトンだということ。(ビートルズのアルバムにおいてだぞ!!)
リードボーカルはもちろん、ジョージ・ハリスンですよ!
ネット上の、ある記事には、もしもジョージハリスンがいなければ・・・・中に、”クラプトンの『いとしのレイラ』や『ワンダフルトゥナイト』も存在していなかった”とあります。まさにそうですよね。
『While My Guitar Gently Weep』は、僕にとってもですが、ビートルズやジョージ・ハリスンを語る上において本当に欠かせない名曲です。
ジョージ・ハリスンの魂が宿る名曲 『While My Guitar Gently Weeps』
ビートルズの楽曲の中でも、とりわけ情緒的な余韻を残す一曲が 『While My Guitar Gently Weeps』 です。ジョージ・ハリスンが作曲し、1968年に発表されたアルバム『ザ・ビートルズ』(通称「ホワイトアルバム」)に収録されました。この楽曲は、単なるロックソングを超え、当時のビートルズ内部の複雑な人間関係や、社会全体に広がっていた変革の機運を映し出すような作品となっています。
『While My Guitar Gently Weeps』は、発表当初から高い評価を受けていたものの、当時のビートルズではジョン・レノンとポール・マッカートニーが主要なソングライターだったため、ハリスンの楽曲はしばしば後回しにされることもありました。しかし、この曲によって彼のソングライターとしての才能が広く認識されることとなり、のちに『Something』や『Here Comes the Sun』といった代表曲へとつながる重要な一歩となりました。
楽曲の背景と制作秘話

『While My Guitar Gently Weeps』の着想は、ハリスンが 「すべてのものは結びついている」 という哲学的な考えに影響を受けたことから生まれました。彼は偶然開いた本に書かれていた一節をヒントに、この曲のテーマを思いついたとされています。この偶然性を音楽に取り入れる姿勢は、当時のビートルズの実験的なアプローチとも一致しており、彼の創造性の幅広さを感じさせます。
また、当時のビートルズは内部での軋轢が増しており、メンバー間の関係もぎくしゃくしていました。そんな中、ハリスンは外部のアーティストである エリック・クラプトン をレコーディングに招きました。ビートルズの楽曲に外部ミュージシャンが正式に参加することは非常に珍しく、クラプトンのギターソロがこの曲に特別な色を加えています。
クラプトンは当初、ビートルズのレコーディングに参加することに気が進まなかったと言われています。彼は「ビートルズは基本的に内輪のバンドであり、外部のギタリストが入るべきではない」と考えていたからです。しかし、ハリスンの強い説得により参加を決意し、結果として、クラプトンのエモーショナルなギターが曲の象徴的な要素となりました。
この録音に使われたギターは、ハリスンがクラプトンから譲り受けたギブソン・レスポール「ルーシー」だったとも言われており、二人の友情を象徴する逸話として語り継がれています。
歌詞と楽曲の魅力
『While My Guitar Gently Weeps』の歌詞は、世界の不条理や愛の欠如、見過ごされている感情への嘆きを表現しています。この曲における「ギター」は単なる楽器ではなく、 心の叫び や 世の中の悲しみ を象徴する存在として描かれています。
音楽的には、冒頭の静かなアルペジオから徐々に感情を盛り上げ、サビに向かってピークへと達する構成が秀逸です。特に、クラプトンのギターソロは、この楽曲の最大のハイライトと言えるでしょう。彼の ビブラート や スライド奏法 は、涙がこぼれ落ちるような感傷的なニュアンスを生み出し、楽曲のテーマである「静かに泣く」感情を見事に表現しています。
また、クラプトンの参加が刺激となったのか、ポール・マッカートニーのベースやリンゴ・スターのドラムにも緊張感とエネルギーが宿っており、全体として楽曲の完成度を押し上げています。
社会的・文化的影響
『While My Guitar Gently Weeps』が発表された1968年は、 ベトナム戦争や公民権運動が激化していた時代 でもありました。若者文化が爆発的に広がり、平和や愛を訴えるカウンターカルチャーが盛り上がる中、ビートルズは時代の象徴となる存在でした。
この曲の歌詞が直接的に政治的なメッセージを発しているわけではありませんが、「世の中の不条理」「見過ごされている愛」といったテーマは、当時の社会状況とも共鳴するものでした。ハリスンの静かな怒りと哀愁が込められたこの曲は、時代を超えて今なお多くの人の心に響き続けています。
後世への影響とライブパフォーマンス
『While My Guitar Gently Weeps』は、ビートルズ解散後も数多くのアーティストにカバーされ、その影響力を持続させています。特に、2004年のロックの殿堂入りセレモニー では、トム・ペティ、ジェフ・リン、スティーヴ・ウィンウッド、そしてプリンスがこの曲を演奏しました。このライブでの プリンスの圧倒的なギターソロ は、伝説的なパフォーマンスとして今なお語り継がれています。
プリンスのソロは、静かに泣くというより ギターが炎を吹くかのような激しさ を持っており、この楽曲の解釈の幅広さを改めて印象づけるものでした。原曲から約40年後にも関わらず、まったく色褪せることのない楽曲の力を証明した瞬間だったと言えるでしょう。
まとめ
『While My Guitar Gently Weeps』は、 ジョージ・ハリスンの音楽的・精神的成長を象徴する重要な作品 です。クラプトンのギターソロ、ビートルズメンバーの演奏、そして歌詞が織りなす哀愁の美しさが、この曲を単なるロックソングではなく 芸術作品 へと昇華させました。
また、ハリスンの「静かに泣くギター」は、彼が生涯を通じて抱いていた 世界への憂い や 愛の欠如への嘆き を象徴する存在でもあります。社会が変わり、テクノロジーが進化しても、人間が抱える孤独や悲しみは変わらない。だからこそ、この楽曲は 発表から半世紀以上経った今でも色褪せることなく、多くの人の心を打ち続けている のです。
ビートルズの中でハリスンが 本格的な表現者として開花した瞬間を捉えた楽曲 であり、彼のソロ活動へとつながる重要な足跡でもあります。
『While My Guitar Gently Weeps』–ビートルズ(The Beatles)
I look at you all, see the love there that’s sleeping
While my guitar gently weeps
I look at the floor and I see it needs sweeping
Still my guitar gently weeps君を眺めていると 愛がその中に
眠っていることに 気がつく
僕のギターが静かに泣いている そのときにも床を眺めていると 掃除が必要だと気づく
僕のギターが静かに泣いている
そんなときでさえもI don’t know why nobody told you how to unfold your love
I don’t know how someone controlled you
They bought and sold youわからないよ どうして誰も
君に 愛することを教えなかったのか
どうやって 奴らが君を操って
都合よく使うことが 出来たかなんてI look at the world and I notice it’s turning
While my guitar gently weeps
With every mistake we must surely be learning
Still my guitar gently weeps世界を眺めていると 変化が
起こりつつあることに 気がつく…①
僕のギターが静かに泣いている そのときにも今まで犯した過ちから 漏れなく
僕らは 学ばなければならない
僕のギターが静かに泣いていてもI don’t know how you were diverted
You were perverted too
I don’t know how you were inverted
No-one alerted youわからないよ なぜ君がこんなに
変わって 歪んでしまったのか
何が君を 正反対に変えてしまったのか
誰も君に それを気づかせてあげなかったのか引用:Yujiさんのnoteより
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