今日は、ジョー・ウォルシュ(Joe Walsh)の誕生日です。
【11月20日】は、アメリカのギタリスト/シンガーソングライター、ジョー・ウォルシュ(Joe Walsh)の誕生日です。彼は1947年11月20日、カンザス州ウィチタ生まれ。
ジェイムズ・ギャングで注目を集め、1970年代半ばにイーグルスへ加入し、名盤『ホテル・カリフォルニア』をはじめとする黄金期を支えました。
ブルースを基盤とした骨太なギタープレイと、風刺とユーモアに富んだソロ作も評価され、今なおロック界に大きな足跡を残し続けています。
今日の紹介曲:「ウォーク・アウェイ(Walk Away) 」(公式動画)
【クレジット】
曲名:Walk Away
アーティスト:James Gang
作詞・作曲:Joseph (Joe) Walsh
収録アルバム:Thirds(1971年4月1日リリース)
レーベル:UMG Recordings, Inc.
【2行解説】
ジョー・ウォルシュがヴォーカルとギターを担当し、バンドの代表曲として知られる一曲。ハードなグルーヴとスライドギターが印象的で、のちのイーグルス参加前の才能を存分に示しています。
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
My Age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60才~ |
曲のリリース年 | 1971 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
うろ覚えではありますがこの曲、従妹が遊びに来た時に持ってきたアルバムレコードに入っていたと記憶しています。
このときは、ジェームス・ギャングの「ウォーク・アウェイ」を知ったのですが、時は過ぎて大学生になり「イーグルス」を知ることになりますイーグルスのはハマりました。なので、ジョーウォルシュといえば、僕の中では「イーグルス」のメンバーという位置づけです。恐らく、多くの方がそうだと思います。
経歴は文句ないですが、ちょっと目立ちたがりやの嗄れ声のおじさん(当時はお兄さん(#^^#))といったとこですか!
前奏から、サビに入るところの、「~Seems to me you don’t want to talk about it Seemed to me you just turn your pretty head and walk away」のところが良いですな!!
ロック好きの心を熱くする楽曲「Walk Away」が登場。
1971年、ロック好きの心を熱くする楽曲「Walk Away」がジェームズギャングのアルバム『James Gang Thirds』に収録されて登場しました。この曲は、バンドのリーダーであり、ロック界のカリスマであるジョー・ウォルシュが作曲したもので、彼の特徴的なギターサウンドと力強いボーカルが存分に楽しめる作品です。

「Walk Away」といえば、ジョー・ウォルシュのギターがガツンと心に響き、思わず体が勝手に動き出すような、そんな魔法のような一曲。この曲には、ロックの魂がぎっしり詰まっています。
ジョー・ウォルシュのギターが織り成す絶妙なハーモニー
「Walk Away」の魅力は、まずアコースティックギターとエレキギターの絶妙なコンビネーションにあります。イントロでは、アコースティックギターが静かに鳴り響き、まるでロックという舞台の幕が静かに上がるような感覚を与えます。しかし、そこにエレキギターが加わると、一気にダイナミックな展開に!ウォルシュのギターはまるで会話をしているかのように互いに絡み合い、一つの物語を紡ぎ出しているのです。このギターの変化が、まるで「静」と「動」を行き来するロックの神髄を表現しているようで、聴く者を引き込む大きな力を持っています。

このコンビネーションは、ただのテクニックではありません。ウォルシュがギターを手にした瞬間、まるでそれは「生き物」になったかのように歌い出します。アコースティックギターの優しい響きと、エレキギターの切り込むような鋭いサウンド。その二つが交互に現れ、重なり合い、時には衝突することで、この曲には「二重の深み」が生まれているのです。イントロだけで、「ああ、これはただのロックじゃない!」と感じるはずです。
聴き所満載!サビとギターソロで感情が爆発
「Walk Away」のハイライトといえば、やはりサビ部分とギターソロでしょう。サビでは、ウォルシュのボーカルが炸裂し、「Walk away, walk away」と繰り返し叫ぶように歌い上げます。このフレーズが耳に残り、聴く者の心にぐっと刺さるのです。聴けば聴くほどに「俺も一緒に叫びたい!」という気持ちが湧き上がってくる、そんな力強さを感じます。この繰り返しが、まるで心に刻み込まれるようで、頭に残り続けるのです。
そして、サビの後に訪れるギターソロは、まさに圧巻。ウォルシュのギターが自由奔放に走り回り、リスナーの感情を揺さぶります。このギターソロがまた非常にキャッチーで、ウォルシュのテクニカルなプレイが光る瞬間です。このソロを聴くたびに、「こんなギターが弾けたらなぁ…」と多くのギタリストが夢見たことでしょう。特にライブパフォーマンスでは、このソロ部分で観客が一気に盛り上がり、まるで会場全体が「ウォルシュのギターに翻弄される」一体感が生まれます。
「Walk Away」が生まれた背景 ── 音楽シーンと人間関係の影響

「Walk Away」は、当時の音楽シーンやバンド内の人間関係の影響を大いに受けて生まれました。1966年、アメリカ・オハイオ州クリーブランドで結成されたジェームズギャングは、ブルースやロックの要素を取り入れた独自のサウンドで注目を集めました。当時、アメリカのロックシーンは激動の時代で、音楽の中にメッセージ性を求める風潮が強く、ジェームズギャングもその流れに乗りながらも、自分たちのスタイルを貫き通しました。
特にジョー・ウォルシュは、バンドの中核として、彼の個性がサウンドに大きく影響しています。彼のギターサウンドやボーカルスタイルは、他のメンバーと絶妙に混ざり合い、ジェームズギャングの「独特の味」を作り出していたのです。しかし、1971年当時、ウォルシュは次第にソロ活動への意欲を強めており、バンド内での方向性に対する意見の相違も生まれていました。「Walk Away」というタイトルも、もしかしたらウォルシュ自身の心情を反映しているのかもしれませんね。
ジョー・ウォルシュのギター、ロックの「代名詞」へ
「Walk Away」で見せたジョー・ウォルシュのギタープレイは、その後の彼のキャリアに大きな影響を与えました。ウォルシュはジェームズギャングを離れた後、ソロアーティストとしての成功を収め、さらにイーグルスのメンバーとしても活動を始めます。彼のギターサウンドは、イーグルスの中でも重要な役割を果たし、ロック界にその名を刻むことになります。
「Walk Away」が多くのファンに愛される理由
「Walk Away」は、単なるロックソングを超え、多くのファンに愛され続ける理由がたくさん詰まっています。その理由の一つが、誰もが共感できる「歩き去る」瞬間をテーマにしていること。日常の中で、何かを諦めたり、何かから逃げ出したりする瞬間があるものです。ウォルシュの「Walk away, walk away」という歌詞は、そんな瞬間を鮮やかに切り取っており、聴く者それぞれに異なる感情を引き起こします。

さらに、サビとギターソロの力強さが、この曲を「聴けば元気が出る一曲」として、多くのリスナーに支持されています。ウォルシュのギターが鳴り響くたびに、心がスッと軽くなるような、そんな感覚に包まれるのです。まるで彼のギターが、リスナーの心の重荷を軽くしてくれるかのよう。これこそが、「Walk Away」が時代を超えて愛される理由ではないでしょうか。
歌詞:意訳
Walk Away-James Gang:
時が過ぎて、自分の道を探しているつもりだった。でも気づけば、君に夢中になってしまっていた。話し合おうとしても、君はいつも黙って顔をそらし、何もなかったようにその場を去ってしまう。
かつての場所も、過ごした時間も、もう以前のようには感じられない。
僕は迷いの中にいて、どうしたらよいのか分からないまま、君を信じることにも疲れてしまった。夜が明けても、君はすべてを忘れたようにふるまう。気持ちを伝えたいのに、言葉にできずにうろたえる僕をよそに、君はまた背を向けてしまう。
たぶん、君を責めることはできない。僕にも言葉が足りなかったし、うまくやれていたとは言えない。でも、君が何も語らずに去っていくたびに、僕はまた一人、答えのない朝を迎える。
そして今日も、君はただ静かに、美しく頭を振って、歩き去っていく。
by Ken
ちょこっと!
ジョー・ウォルシュは、2008年にリンゴ・スターの妻であるバーバラ・バックの妹と結婚し、リンゴと姻族関係になっています。急にまた遠い人になってしまうような話です(>_<)
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