【5月13日】はミッキー・マデンの誕生日:『This Love』―(Maroon 5 )をご紹介!

🎹今日はミッキー・マデン(Mickey Madden)の誕生日

今日はミッキー・マデン(Mickey Madden)の誕生日です。
彼は
1979年5月13日、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス
で生まれました。
Maroon 5の創設メンバーとして、デビュー作『Songs About Jane』をはじめ数々の名曲でしなやかなベースラインを響かせ、バンドのグルーヴを支えてきました。
2020年に活動休止を発表しましたが、初期のMaroon 5の音楽的基盤を語る上で欠かせない存在です。

まずはYoutubeの公式動画をご覧ください。

🎼 クレジット情報
楽曲名: This Love
アーティスト: Maroon 5
作詞・作曲: Adam Levine(アダム・レヴィーン)、Jesse Carmichael(ジェシー・カーマイケル)
収録アルバム: Songs About Jane(2002年リリース)
映像公開: 2009年6月17日(HDリマスター版として)
チャンネル: Maroon 5(公式認証済み)


✍ 2行解説:
2000年代初頭の洋楽シーンを象徴するマルーン5の出世作。
情熱的な愛の葛藤を、ソウルフルなボーカルと鋭いビートで鮮烈に描き出しています。
🎼 クレジット情報(動画より確認)
楽曲名: This Love
アーティスト: Maroon 5
作詞・作曲: Adam Levine(アダム・レヴィーン)、Jesse Carmichael(ジェシー・カーマイケル)
収録アルバム: Songs About Jane(2002年リリース)
映像公開日: 2019年1月15日
チャンネル: Maroon 5(公式認証済み)


✍ 2行解説:
2004年のヒット曲「This Love」のライブパフォーマンス映像。アダム・レヴィーンの情熱的なボーカルとバンドの一体感が際立つ、エネルギッシュなステージです。

僕がこの曲を初めて聴いたのは

My Age 小学校中学校高校大学20代30代40代50代60才~
曲のリリース年2002
僕が聴いた時期

僕がこの曲を始めて聴いたのはアルバムリリース時の2002年近くか、シングル発売の2004年近くか覚えていませんが、その辺りです。

前にも記事にしていますが、僕は30年以上前から、Apple信者なので、恐らくその関係で耳にしたのだと思います。当然ipodも持っていました。

◆2004年1月〜2月に、
アメリカで先行して「This Love」がBGMに使われたiPod/iTunesのCMがオンエア開始。このタイアップにより、米ビルボードチャートでMaroon 5が一気に注目され始めました。

2004年3月〜4月頃:
日本国内でもAppleが新モデル「iPod mini」や「第4世代iPod」の発売に合わせてテレビCMを開始。この中にMaroon 5「This Love」使用バージョンが含まれており、MTV Japan・スペースシャワーTV・一部地上波深夜帯などで放送されました。

小気味いい音作りと、リズムに歌唱。好きでしたね。「She Will Be Loved」も大好きで迷いましたが、今回はこの「This Love」を紹介します。

桜舞う季節に響く熱狂──Maroon 5「This Love」が刻んだ恋の記憶

Maroon 5の「This Love」は、2002年6月に発売されたデビューアルバム『Songs About Jane』に収録され、2004年1月12日にシングルとして発表されました。恋愛の情熱とその終焉を鮮やかに描いたこの楽曲は、全米Billboard Hot 100で最高5位を記録し、2005年にはグラミー賞「最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオまたはグループ)」部門を受賞。バンドの知名度を一気に押し上げ、2000年代前半の音楽シーンにおける象徴的な作品となりました。本稿では、時代背景や音楽的潮流、Maroon 5の来歴、日本における反響などを交えながら、「This Love」が放つ魅力を多角的に探ります。

デジタル化の波と揺れる世界──2004年の時代背景

2004年はデジタル社会への移行が加速する中で、政治・文化の両面で大きな揺らぎを見せた年でした。米国ではFacebookが誕生し、SNS時代が本格始動。一方でイラク戦争が続き、国際情勢には緊張が走っていました。音楽業界ではAppleのiPodが急成長し、音楽の聴取スタイルは物理メディアからデジタル配信へと大きく転換していきます。

音楽面ではU2の「Vertigo」がロックの再評価を促し、Usherの「Yeah!」がR&Bとヒップホップの融合を象徴しました。まさに多様性と変化が交錯する時代に、「This Love」はそのセンシュアルなサウンドと強烈な存在感で、時代の感性に鋭く突き刺さったのです。

ジャンルの境界を越えて──ポップロックとR&Bの交錯

2004年の音楽チャートでは、ポップロックとR&Bが混在する新しい音楽の潮流が可視化されました。Coldplayの「Clocks」は静謐なメロディでロックの内省性を示し、Beyoncéの「Crazy in Love」はソウルフルなビートで大衆を熱狂させました。

「This Love」は、こうした流れの中でR&Bのグルーヴとポップロックの明快さを融合。95BPMの中速テンポに乗せて、ファンキーなギターリフとエネルギッシュなピアノラインが交錯する構成で、従来のラブソングとは一線を画す音作りが評価されました。ベースラインにはStevie Wonder的なソウルの香りも感じられ、スタジオ録音を担当したマーク・エンダートの手腕が光ります。

高校の友情が導いた再出発──Maroon 5結成の経緯

Maroon 5は、1994年にアダム・レヴィーン(ボーカル)、ジェシー・カーマイケル(キーボード)、ミッキー・マッデン(ベース)、ライアン・デュシック(ドラムス)が高校生時代に結成したKara’s Flowersを前身とします。1997年にアルバム『The Fourth World』でデビューしましたが商業的成功には至らず、一度活動を休止。

大学生活を経て音楽への思いが再燃し、2001年にジェームス・ヴァレンタイン(ギター)が加入。バンド名をMaroon 5に改め、ソウルやR&B要素を取り入れた新たなサウンドで再始動しました。2002年6月にリリースされた『Songs About Jane』はじわじわと人気を集め、2004年に「This Love」のヒットをきっかけに世界的ブレイクを果たします。

情熱と別れの狭間で──歌詞に込めた赤裸々な想い

「This Love」の歌詞は、アダム・レヴィーンが実際に2001年頃に経験した失恋をもとにしています。〈I tried my best to feed her appetite / Keep her coming every night〉や〈Sinking my fingertips into every inch of you〉といったフレーズには、愛と欲望の間で揺れる感情が露骨に描かれ、ポップソングとしては珍しく生々しさを前面に出した表現が印象的です。

この率直な描写に対してはMTVでの放送制限もあったものの、それが逆に話題性を呼び、若者たちの心を捉える結果となりました。歌詞に重なるように展開されるMVのビジュアル演出も、情感の補強装置として機能しています。

日本における静かな旋風──「This Love」の国内反響

日本では、2004年春からFMラジオやMTV Japanを中心に「This Love」が紹介され始め、大学生や高校生を中心に話題となりました。ちょうど桜の季節と重なったことで、恋の記憶と共鳴する楽曲として広がり、オリコンチャートの上位には登場しなかったものの、レンタルCDや着うたサイトでの人気は高水準でした。

当時、浜崎あゆみの「Moments」やSMAPの「友だちへ」など、別れや再出発をテーマにした楽曲が注目されていた中で、海外から届いた「This Love」は、異文化の感性を伴った新鮮な刺激となりました。

時代を越えるアンセムへ──その後の展開と現在地

「This Love」はその後も様々なシーンで歌い継がれています。2019年にはNFLスーパーボウルLIIIのハーフタイムショーで披露され、改めて存在感を示しました。また、公式YouTubeにアップされた「This Love」のミュージックビデオは、1億回以上の再生を記録しており、その人気の高さを物語っています。

Maroon 5自体も『It Won’t Be Soon Before Long』(2007年)や『Jordi』(2021年)などのアルバムで進化を重ね、アダム・レヴィーンはテレビ番組『The Voice』でのコーチ役や俳優活動でも存在感を示すなど、音楽界の枠を超えて影響力を拡大しました。

春の夜にふと蘇る恋の記憶──「This Love」が遺したもの

「This Love」は、恋愛の甘さと痛みの両方を等しく描きながら、2004年という時代に鮮やかに刻まれたポップ・アンセムです。デジタル音楽の幕開け、世界情勢の揺らぎ、感情表現の自由化――そのすべてが交錯する中で、この楽曲は世代を超えて聴き継がれるに値する存在となりました。

春の夜、ふと心が揺れる瞬間に。「This Love」を耳にすれば、きっと2004年のあの頃と、心を通わせた誰かの姿が思い出されることでしょう。


This LoveMaroon 5・・・意訳

恋が壊れていくさまを、彼はただ黙って見つめていた。
彼女は何度も別れを告げ、そのたびに彼の心には傷が刻まれた。
繰り返される別れの言葉、戻らぬ彼女の姿、心の中で鳴り響く“さよなら”。
それでも彼は抗うように「もう、僕からは別れを言わない」と決める。

愛し合いながらもすれ違い、満たそうとしても満たしきれず、まるで同じ場面を何度も繰り返すゲームのような日々。
彼女の欲望に応えようとした努力も、最終的には空虚な儀式になっていた。

それでも彼は彼女の壊れた心や傷ついた翼を癒やし、「大丈夫だよ」と言いたい。
彼女のすべてを包み込み、望むことを叶えてあげたいと願う。
だが現実は残酷で、彼女の心はすでに崩れ始めており、彼にはもはや選択肢が残されていない。

――この愛は僕を壊した。それでも、僕はもう「さよなら」とは言わない。

by ken

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