僕の勝手なBest10:『エルトン・ジョン』-9位=ロケット・マン(Rocket Man)

第9位:『ロケット・マン(Rocket Man)』

エルトン・ジョンの「僕の勝手なベスト10」の第9位は、名曲「ロケット・マン(Rocket Man)」です。この曲は彼の音楽キャリアにおいて象徴的な作品の一つです。この曲は1972年に発表され、エルトン・ジョンとその長年のパートナーである作詞家バーニー・トーピンのコラボレーションから生まれました。宇宙飛行士の孤独や葛藤を描いた歌詞は、広大な宇宙空間という舞台を借りて人間の普遍的なテーマを表現しています。

歌詞に込められた孤独と絆

「ロケット・マン」の歌詞には、家族や愛する人々との絆、そしてその喪失感が深く描かれています。宇宙へと旅立つ主人公は、地球に残した家族や愛する人々への思いを抱きながら未知の世界へと飛び立ちます。この孤独と葛藤は、現代社会において多くの人々が経験する疎外感や孤立感と重なります。仕事や日々の忙しさの中で忘れがちな大切な人々とのつながりを、この曲は改めて思い起こさせてくれます。

また、バーニー・トーピンが語るところによれば、この曲のインスピレーションの一部は、レイ・ブラッドベリの短編小説『宇宙服を着た男』から得られたといいます。この物語では、宇宙飛行士の視点を通じて人間の孤独や家族への思いが描かれており、彼らが手がけた歌詞との共通点を見出すことができます。

メロディとアレンジの力

エルトン・ジョンの楽曲の中でも、「ロケット・マン」は特にそのメロディアスなスタイルが際立っています。彼のピアノ演奏は、曲全体に温かみと深みを与え、聴く者を包み込むような感覚を生み出します。特にサビの部分では、壮大なコーラスが加わり、希望と勇気を与える高揚感を演出しています。(最初の動画の58秒たりからのサビの展開が特に好きですねぇ!)

さらに、この楽曲のアレンジも特筆すべきポイントです。プロデューサーのガス・ダッジョンの手腕により、ストリングスやブラスセクションが巧みに取り入れられ、曲全体が豊かでドラマチックな響きを持つようになっています。エレクトリックギターのフレーズも効果的に配置されており、広大な宇宙を象徴するかのようなスケール感を生み出しています。

時代を超えた普遍性と新たな解釈

「ロケット・マン」は、リリース当時から多くのファンに愛されただけでなく、その後の世代にも広く受け入れられています。

例えば、ケイト・ブッシュが独自のアレンジで披露したカバーや、マイ・モーニング・ジャケットがライブで演奏したバージョンは、それぞれのアーティストが持つ個性を反映させたもので、新しい魅力を与えています。
また、2019年公開の映画『ロケットマン』では、この曲が物語の中心的なテーマとして使用され、エルトン・ジョンの人生とキャリアを象徴する楽曲として再評価されました。(※この記事を書いているのは2024年の11月ですが、今年はまさに日本中大谷翔平で大騒ぎでしたね。映画「ロケットマン」でロケットマンを歌う場所はなんと今大谷がいるドジャーズスタジアムですよ(>_<))

ライブパフォーマンスの魔法

エルトン・ジョンのライブで「ロケット・マン」が演奏される瞬間は、観客との一体感が最高潮に達する特別な時間です。エルトンがピアノに座り、イントロのメロディを奏でると、会場全体が静まり返り、次第に観客がそのメロディに引き込まれていきます。そして、サビの部分では観客全員が一緒に歌い上げ、音楽が持つ共有の力を強く実感させられます。

エルトン・ジョン自身も、この曲をライブで演奏することの特別な意味を語っています。「『ロケット・マン』は、どの会場でも特別な反応を引き出す曲だ。観客が一緒に歌い、感動を共有する瞬間を見ると、この曲の力を改めて感じるよ」と彼は述べています。

歌詞に隠された深いテーマ

「ロケット・マン」は宇宙飛行士の視点を借りて、人間の孤独や自己探求といった深遠なテーマを探求しています。広大な宇宙における孤独感は、現代社会における個人の孤立やアイデンティティの模索を象徴しています。この曲を聴くことで、聴く者は自分自身の内面と向き合い、人生の目的や意味について考えるきっかけを得ることができます。

また、バーニー・トーピンは「ロケット・マン」について、「これは単に宇宙を飛び回る男の歌ではない。もっと深いところで、疎外感や孤独、そして帰属感の渇望を描いた歌なんだ」と語っています。

She packed my bags last night, pre-flight
飛行の前夜、彼女は僕の荷物を詰めた
Zero hour, 9AM
発射時刻は、午前9時
And I’m gonna be high as a kite by then
凧のように高く、僕は上っていくだろう

I miss the Earth so much, I miss my wife
僕は地球に帰りたい、彼女に会いたい
It’s lonely out in space
宇宙はとても寂しいんだ
On such a timeless flight
─こんな終わりのない飛行の宇宙は

And I think it’s gonna be a long long time
遠い未来のことになると思うんだ─
‘Til touchdown brings me ‘round again to find
僕がまた地球に着陸することは
I’m not the man they think I am at home
彼らが思っている家の中の僕─僕はそんな人じゃない
Oh no no no
そう、違うんだ
I’m a rocket man
僕は「ロケット・マン」
Rocket man, burning out his fuse up here alone
この宇宙の中、孤独にヒューズを燃やしている「ロケット・マン」なんだ

And I think it’s gonna be a long long time
遠い未来のことになると思うんだ─
‘Til touchdown brings me ‘round again to find
僕がまた地球に着陸することは
I’m not the man they think I am at home
彼らが思っている家の中の僕─僕はそんな人じゃない
Oh no no no
そう、違うんだ
I’m a rocket man
僕は「ロケット・マン」
Rocket man, burning out his fuse up here alone
この宇宙の中、孤独にヒューズを燃やしている「ロケット・マン」なんだ

Mars ain’t the kind of place to raise your kids
火星は君の子供を育てるような場所じゃない
In fact it’s cold as hell
本当は、地獄のように寒いんだ
And there’s no one there to raise them if you did
そこで子育てをする人は誰もいない─君がやるとしても

And all this science I don’t understand
こんな科学のことなんて、僕は理解していない
It’s just my job five days a week
ただ週5日の仕事に過ぎないんだ
A rocket man
「ロケット・マン」
A rocket man
「ロケット・マン」

And I think it’s gonna be a long long time
遠い未来のことになると思うんだ─
‘Til touchdown brings me ‘round again to find
僕がまた地球に着陸することは
I’m not the man they think I am at home
彼らが思っている家の中の僕─僕はそんな人じゃない
Oh no no no
そう、違うんだ
I’m a rocket man
僕は「ロケット・マン」
Rocket man, burning out his fuse up here alone
この宇宙の中、孤独にヒューズを燃やしている「ロケット・マン」なんだ

And I think it’s gonna be a long long time
遠い未来のことになると思うんだ─
‘Til touchdown brings me ‘round again to find
僕がまた地球に着陸することは
I’m not the man they think I am at home
彼らが思っている家の中の僕─僕はそんな人じゃない
Oh no no no
そう、違うんだ
I’m a rocket man
僕は「ロケット・マン」
Rocket man, burning out his fuse up here alone
この宇宙の中、孤独にヒューズを燃やしている「ロケット・マン」なんだ

And I think it’s gonna be a long long time
And I think it’s gonna be a long long time
And I think it’s gonna be a long long time
And I think it’s gonna be a long long time
遠い未来のことになると思うんだ─

And I think it’s gonna be a long long time
And I think it’s gonna be a long long time
And I think it’s gonna be a long long time
And I think it’s gonna be a long long time
遠い未来のことになると思うんだ─

引用:アメーバブログ-kasiwayakuさん

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