今日は、ロブ・グリル(Rob Riggle)の誕生日です。
生きていれば、今日(2024.11.30)がロブ・グリル(1943/11/30生まれ)の81歳の誕生日でした。残念ながら、2011年7月11日に亡くなられています。
アメリカのポップ・ロックバンド、グラスルーツのボーカルとして活躍していました。
今日の紹介曲:「恋は二人のハーモニー」-グラス・ルーツ(The Grass Roots)
🔹 クレジット
提供元:Universal Music Group(UMG)
曲名:Two Divided By Love
アーティスト:The Grass Roots
収録アルバム:Move Along
リリース日:1972年1月1日
制作陣:スティーヴ・バリ、ロブ・グリル、ウォーレン・エントナー
🔹 2行解説
グラス・ルーツによる1971年のヒット曲。洗練されたポップ・ロックのサウンドに、哀愁を帯びたラブソングが重なる名作です。
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
My Age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60才~ |
曲のリリース年 | 1971 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
この曲がリリースされたのは1971年のこと。たぶんその頃に聴いています。
テンポの良い歌と曲で大好きでしたね。
グラスルーツには1967年に発表し大ヒットした「今日を生きよう」(Let’s Live for Today)という曲があります。僕が9才の時ですから、さすがにリアルタイムでは聴いていませんが、今日紹介する「恋は二人のハーモニー」より前に何度も耳にしてましたし、グラスルーツという名前も知っていたので、またいい曲でたなって感じでした。(^_-)
ちなみに、「今日生きよう」は萩原健一さんがリードボーカルをしていたバンドテンプターズが日本でカバーしてました。
グラスルーツの『恋は二人のハーモニー』—その魅力と裏話に迫る
『恋は二人のハーモニー』(Two Divided By Love)は、1971年にリリースされたグラスルーツの代表曲のひとつです。この楽曲は、アメリカのポップ・ロックバンド、グラスルーツの持つ魅力を余すところなく伝える作品であり、時代を超えて多くのリスナーに愛され続けています。今回は、この名曲の背景や裏話、そして音楽史における位置づけに迫ります。

『恋は二人のハーモニー』の最大の特徴
それは、その親しみやすいメロディーとキャッチーなコーラス。ボーカルの表現力は抜群で、特にサビ部分での美しいハーモニーは心に響くものがあります。
楽器構成も魅力的で、ギターとドラムが生み出す力強いリズムの上に、ストリングスが繊細な彩りを加えています。特にギターソロは、この曲のハイライトのひとつで、流れるようなメロディーが感情を高揚させます。

この曲は、聴く人に「愛」と「葛藤」という普遍的なテーマを思い起こさせ、聴くたびに新たな感動を呼び起こす魅力を持っています。
誕生の背景と興味深い裏話
『恋は二人のハーモニー』は、1970年代初頭の音楽業界の変化を背景に生まれた楽曲です。この時代、ポップ・ロックは新たな潮流を迎え、ソウルやファンク、ハードロックなど多様なジャンルが台頭していました。その中で、グラスルーツは独自の音楽性を模索し、この曲で新たな方向性を示しました。
実は、グラスルーツは元々プロデューサーのP.F.スローンとスティーヴ・バリによるスタジオプロジェクトとして始まりました。彼らは自ら作曲した楽曲を発表するために「グラスルーツ」というバンド名を掲げ、スタジオミュージシャンを使ってレコーディングを行っていました。しかし、ヒット曲が生まれたことで「実際のバンドが必要だ」となり、ロブ・グリルをはじめとするメンバーが集められ、本格的なバンド活動がスタートしました。こうしてスタジオプロジェクトから生まれたバンドが、音楽史に名を刻む存在へと成長していったのです。

グラスルーツの歩みとこの曲の位置づけ
グラスルーツは1965年に結成され、デビューシングル『Where Were You When I Needed You』で注目を集めました。その後、1967年の『Let’s Live for Today』で大ヒットを記録し、以降も『Midnight Confessions』や『Temptation Eyes』といった名曲を連発しました。これらの楽曲は、ポップ・ロックの黄金時代を象徴する存在として評価されています。
『恋は二人のハーモニー』は、1971年のリリース当時、ビルボード・ホット100で16位にランクインしました。この曲は、バンドの成熟を象徴するとともに、音楽的な多様性を示す一曲です。楽曲に込められた感情表現やアレンジの巧みさは、ファンや評論家から高い評価を受けています。

バンド名に込められた意味と影響
バンド名「グラスルーツ(The Grass Roots)」は、「草の根」という意味で、一般大衆に根ざした音楽を届けたいという思いが込められています。これはプロデューサーのP.F.スローンとスティーヴ・バリの意向でもあり、彼らの音楽は幅広い層に受け入れられるものでした。
その後、グラスルーツの音楽は多くのアーティストに影響を与えました。彼らのメロディックなポップ・ロックサウンドや美しいハーモニーは、70年代以降のポップ・ロックの発展に寄与し、現在でも多くのミュージシャンにインスピレーションを与え続けています。
余談:グラスルーツの知られざるエピソード
ツアー中のグラスルーツは、ファンとの交流を何よりも大切にするバンドでした。ライブ会場ではサインや写真撮影に気軽に応じ、ファンから愛される存在となりました。彼らの謙虚な姿勢は音楽業界の中でも際立っており、その親しみやすさが長年にわたる支持の理由の一つでもあります。

また、ボーカルのロブ・グリルは、楽曲制作やプロデュースにも積極的に関わり、バンドの方向性をリードしていました。彼の音楽への情熱とリーダーシップが、バンドの成功を支える原動力となっていたのです。
さらに、『恋は二人のハーモニー』のレコーディングでは、ストリングスのアレンジに特別な工夫が施されました。プロデューサーたちは、この曲の感情的な深みを際立たせるために、当時の最新技術を駆使してアレンジを行いました。その結果、聴く者の心に深く響くサウンドが生まれたのです。
『恋は二人のハーモニー』の現代的な意義
時代を超えて、『恋は二人のハーモニー』は今でも多くの人々に愛されています。その理由は、楽曲が描く「愛」と「葛藤」という普遍的なテーマにあります。また、メロディーやアレンジが現代的な感覚にも通じており、新しいリスナーにも新鮮に響くのです。

さらに、この曲は映画やテレビドラマの挿入歌としても使用され、そのたびに新たなファンを獲得しています。ストリーミングサービスでも再生され続けており、音楽シーンにおけるその存在感は衰えることを知りません。
歌詞-意訳!
Two Divided By Love–
互いを想いながらも、すれ違ってしまったふたり。
愛で結ばれていたはずなのに、その絆を割ったとき、残されたのは「ひとり」という孤独な存在だけ。
夜になるとこぼれる君の涙。僕にはその痛みがわかる。なぜなら、同じ孤独の中を僕も歩いてきたから。自分に「もう大丈夫」と言い聞かせてきたけれど、心は君のことでいっぱいだった。
雨を失った花が枯れるように、君がいない僕は、生きる力をなくしてしまう。
壊れかけた心を抱えながら、願うのはただひとつ――
まだ僕を愛してくれているなら、今からでも遅くはない。一緒に、もう一度やり直そう。愛は引き裂くものではなく、結び直すもの。
一度失った温もりでも、ふたりでなら取り戻せる。
孤独を分かち合うのではなく、愛を分かち合いたい――
by Ken
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