🎸【僕の勝手なBest10:Boston編】第3位『Peace of Mind』ギターリフとボーカルハーモニーの美しさが称賛の楽曲!

「観客と共に熱狂するボストンの一瞬」

【ボストン】について詳しくはこちらから!➡Wikipedia

僕の勝手なBest10:【Boston】編-第3位は・・・

【僕の勝手なBest10:Boston】編もいよいよBest3の発表となりました。
昨日の記事にあるように、第4位と悩みに悩んだ結果の第3位は、『Peace of Mind』です。
A Man I’ll Never Be(遥かなる想い)とホントに甲乙つけがたいですが、第3位は『Peace of Mind』です。!(^^)!

尚今回の企画以前から、BostonのBest2は決まっております。ボストンファンならある程度予想が立つと思いますが??? 明日、明後日をお楽しみに。


🎥まずは、公式動画からご覧ください!

📺 Boston – Peace of Mind (Official Audio)です。

🎬 公式動画クレジット
Boston - Peace of Mind (Official Audio)
配信元:Boston公式YouTubeチャンネル
公開日:2017年10月6日

🎧 2行解説
1976年のデビューアルバム『Boston』に収録された、自由と内面の平穏を歌った名曲。分厚いギターサウンドと透明感あるヴォーカルが、今も色褪せない爽快感を放っています

冒頭から鳴り響くギターリフに、気づけば完全に引き込まれています。

動画は、「Peace of Mind」の公式音源です。​楽曲は1976年にリリースされました。

言い訳がましいのですが、ボストンはライブ中心のバンドではありません。何度も記事内で紹介しているように、トム・ショルツ自宅兼スタジオでの音作り中心で、他のバントと立ち位置が違います。ということで、スタジオ録音のいい音を十分堪能してください。



🎤 パフォーマンスと制作

この楽曲は、トム・ショルツが1974年から1975年にかけて自宅の地下スタジオで制作したデモ音源が基になっています。​彼はポラロイド社でエンジニアとして働きながら、音楽制作を行っていました。​デモの段階で楽曲はほぼ完成しており、アルバム収録時にはギターやプロダクションが強化されました。​

参加メンバー
 トム・ショルツ:​リズムギター、リードギター、ベース​
 ブラッド・デルプ:​リードボーカル​
 シブ・ハシアン:​ドラムス​
なお、デモ版のドラムパートはジム・マスデアが担当していましたが、公式リリースではシブ・ハシアンが演奏しています。​


📝 歌詞のテーマとメッセージ

「Peace of Mind」は、企業社会での出世競争や他者との比較に対する疑問を投げかけ、自分自身の心の平穏を求める姿勢を描いています。​トム・ショルツ自身の経験が反映されており、彼はポラロイド社での勤務時代から昇進や競争に興味を持たず、音楽制作に情熱を注いでいました。​

この楽曲は、競争社会の中で自分らしく生きることの大切さを訴えかけ、多くの人々の共感を呼びました。​


📈 チャート成績と評価

  • Billboard Hot 100:​最高位38位(1977年)
  • Cash Box Top 100:​最高位33位​

リリース当初からラジオでのエアプレイが多く、現在でもクラシックロックの定番曲として親しまれています。​批評家からも高く評価されており、特にギターリフとボーカルハーモニーの美しさが称賛されています。​


🎧 文化的影響とカバー

  • この楽曲は、ゲーム『Grand Theft Auto V』のラジオ局「Los Santos Rock Radio」で使用されています。​
  • 2009年には、クリスチャン・メタルバンドのStryperがカバーし、トム・ショルツ自身もギターで参加しています。​

「Peace of Mind」は、ボストンの音楽的才能と哲学的メッセージが融合した名曲であり、今なお多くの人々に影響を与え続けています。​公式音源を通じて、その魅力をぜひ再確認してみてください。

― Boston『Peace of Mind』が刻む1970年代後半の真実 ―

Bostonは1976年、名前を冠するデビューアルバム『Boston』で登場。精緻なレコーディング技術と簡潔なメロディーの組み合わせで大きな評価を獲得。中でも『Peace of Mind』は、下引きされる日常の乱れの中で「心の平和」を求める人間の本能を演じた作品として高く評価されています。

この楽曲は、アルバム全体のバランスにおいても中核を成し、Bostonのメッセージ性と音楽性の両立を象徴する重要な位置を占めています。まさに、理知的かつ情熱的な音楽が生まれる土壌が、1970年代のアメリカ社会には存在していたのです。


楽曲「Peace of Mind」― 誰もが求めた心の安らぎ

メロディーの巧妙な構成と感情表現

『Peace of Mind』は、ゆったりとしたギターリフで始まり、演奏の高潮に向かって直線的なメロディーの上昇を見せます。トム・シュルツのエンジニアライクな音作りが光り、ブラッド・デルプの高音ボーカルが感情を大きく揺さぶります。

歌詞に演じられる「自分らしさ」の探索

歌詞は、社会における地位や経済的成功に囲われることなく、自分らしく生きることの重要性を語っています。「I understand about indecision, and I don’t care if I get behind」という一節は、他人の標準や期待に合わせるのではなく、自分の途を進む意思を明確に示しています。

こうした価値観は、当時のカウンターカルチャー的な潮流とも合致し、若者層を中心に広く共感を呼びました。自分のペースで生きることの肯定は、現在においても大切な普遍的テーマと言えるでしょう。


バンドBostonの特色と演奏質

デビューではなくホームスタジオで繰り出された音

Bostonのサウンドは、トム・シュルツ自身による約一年半の中、マサチューセットでの自宅レコーディングで生み出されたものです。
常識を破る作成環境、自作エフェクタ、音層を重ねたブリックウォール・ハーモニー。それらが「自宅ロックレコード」の概念を売りにした元祖とされるゆえを構成しています。
つまりは、Bostonのサウンドはデビューのタイミングで初めて作られたものではなく、実はそれ以前からシュルツが地下室で長年構築していた音だった」 という意味なのです。


日本に演じたメロディーの跡

日本では、アメリカのAORやメロディック・ハードロックの流れを受けたバンドやソロシンガーが各地で立ち並びました。Bostonのような温かで気高いサウンド、そして歌詞に親近性のあるメッセージ性を持つ曲は、その後のJ-POPの音作にも幅広く影響を与えました。

また、1980年代のシティポップ黄金期においても、Bostonが培ったサウンド・レイヤーの手法は、山下達郎や角松敏生らにも間接的な影響を与えた可能性があります。


総評と描きたいビジョン、歴史に残る音

他者に流されず、自分の声を信じ、全力で思想を音楽にする。その姿勢は2020年代を生きる我々にとっても必ずなにかを示してくれるはずです。

Bostonの存在は、ロックバンドとしての一発屋的印象を持たれることもありますが、技術革新、自己表現、音響設計、どの点を取っても真摯で緻密であり、それらの根底にあったのは「信念と平穏を同時に追求する」という音楽的哲学だったと思っています。


『Peace of Mind Boston:意訳

人は誰しも
報われぬ努力に疲れ
未来の遠さに
足を止めてしまうことがある

選択に迷い
立ち尽くしたままの日々
その気持ち、わかるよ
でもね、僕はもう
置いていかれてもかまわない

出世なんて
どこかの階段を登るだけのこと
やがて意味を失うその時が来る
だから今、僕は静けさを求めてる

周囲の助言も
他人の期待も
もう僕には届かない

大事なのは、
自分の心に
ちゃんと耳を澄ますことなんだ

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