【11月17日】は、ジーン・クラークの誕生日-『ミスター・タンブリン・マン』(バーズ)を紹介!

今日は、ジーン・クラークの誕生日です。

今日(2024.11.17)はジーン・クラークの誕生日(1944年11月17日生まれ)です。アメリカ生まれです。生きていれば80才ですが、残念ながら 1991年5月24日に47歳の若さで亡くなっています。

今日の紹介曲:「ミスター・タンブリン・マン(Mr. Tambourine Man) 」-ザ・バーズ

【クレジット】
曲名:Mr. Tambourine Man(1990 stereo remix)
アーティスト:The Byrds
作詞・作曲:Bob Dylan
発売年:1965年(オリジナルリリース)
レーベル:Columbia Records/Sony Music Entertainment
【2行解説】
ボブ・ディランの名曲をザ・バーズがフォークロック・アレンジでカバーし、全米No.1を獲得した歴史的名演。リッケンバッカーの12弦ギターの響きが象徴的で、60年代アメリカン・ロックの金字塔とされます。
【クレジット】
曲名:Mr. Tambourine Man(Live on The Ed Sullivan Show)
アーティスト:The Byrds
放送日:1965年12月12日
レーベル/権利元:The Ed Sullivan Show / SOFA Entertainment(公式アーカイブ)
【2行解説】
フォークロックの象徴とも言えるザ・バーズの代表曲を、米国の伝説的テレビ番組で披露した歴史的映像。フォークとエレキの融合が、当時の若者文化と音楽シーンに与えた影響は計り知れません。

次が作曲したボブディランが歌う同曲です。僕の好みから言うとバーズの方ですね。ボブディランはいまだによく理解できていません。

【クレジット】
曲名:Mr. Tambourine Man
アーティスト:Bob Dylan
作詞・作曲:Bob Dylan
収録アルバム:Bringing It All Back Home(1965年)
レーベル:Columbia Records/Sony Music Entertainment
【2行解説】
夢と幻想の世界を軽やかな言葉で描き出した、ディラン初期を代表する名曲。
1960年代のフォーク革命の象徴として、音楽と詩の融合を新たな次元へと導いた作品です。

僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫

My Age 小学校中学校高校大学20代30代40代50代60才~
曲のリリース年1965
僕が聴いた時期

リリースは小学校1年生の頃ですから、その時は聴いていませんね。
定かな記憶ではないですが、恐らく初めて聴いたのは大学生の頃でしょう。
がむしゃらになんでも聴いていましたからね。

この曲を作曲した「ボブディラン」も歌っていますが、全く違う曲に聞こえる(3本目の動画)ので、まさか、それとの勘違はないですね! 正直わかりません”(-“”-)”

紹介する以上、どこかで確かに気に入っているはずです。特別ではないけれどこのリズムと歌詞のリフレインが印象的で耳に残る歌ですよね。今回投稿しますが、こんな曲知っている人がいますかね???

『ミスター・タンブリン・マン』──ザ・バーズが紡いだフォークロックの名曲

『ミスター・タンブリン・マン』は、アメリカのロックバンド、ザ・バーズが1965年にリリースした楽曲で、彼らのデビューシングルとして発表されました。この曲は、ボブ・ディランが作詞・作曲したオリジナル楽曲に、ザ・バーズがエレクトリックサウンドを加えることで新たな命を吹き込みましたリリース日は1965年4月12日(今や立派な爺さんの僕も当時は6才でした!)で、同年リリースのアルバム『ミスター・タンブリン・マン』にも収録されています。

アルバムとリリース

ザ・バーズのアルバム『ミスター・タンブリン・マン』は、1965年6月21日にコロムビア・レコードから発売されました。このアルバムは、フォークロックという新しい音楽ジャンルを確立した歴史的な作品として知られています。当時、ロックとフォークを融合させるというアイデアは斬新であり、ザ・バーズはその先駆者として音楽シーンに登場しました。アルバムには他にもボブ・ディランの楽曲が収録されており、特に「オール・アイ・リアリー・ウォント・トゥ・ドゥ」が大きな人気を博しました。

ザ・バーズは、ディランのフォークミュージックをエレクトリックなサウンドで再構築し、ロックとフォークの境界を曖昧にすることで新たな音楽的可能性を提示しました。このアプローチは、彼らの音楽を時代を超えて愛されるものにしました。

特に、リードギタリストのロジャー・マッギンによる12弦ギターの響きは、この曲の象徴的な要素です。その明るく煌びやかな音色は、曲全体に独特の浮遊感を与え、ザ・バーズのサウンドを際立たせるものとなりました。この12弦ギターの音は後のロックシーンにも影響を与え、R.E.M.やトム・ペティなど多くのアーティストによって受け継がれています。

歌詞とテーマ

歌詞は「夢」や「自由」をテーマにしており、聴く者に解釈の自由を与える詩的な表現が魅力です。「ミスター・タンブリン・マン」というキャラクターは象徴的な存在であり、人それぞれの経験や感情を反映させる余地を持っています。自由を求める心の象徴、または芸術や音楽そのものを示唆しているとも言われています。

ボブ・ディランがこの曲を書いた背景には、1960年代初頭のアメリカ社会の変化があります。公民権運動やカウンターカルチャーの台頭といった社会変動の中で、「自由」と「夢」というテーマは特に若者たちの心に深く響くものでした。ディランの詩はその時代の精神を反映しており、ザ・バーズがそれをエレクトリックサウンドに変換することで、さらに多くの人々に広がる結果となりました。
このあたりは、さすがボブディランって感じですかね!!

また、ザ・バーズはディランの原曲のすべての歌詞を使用せず、一部を省略しました。これにより、ポップソングとしての親しみやすさを強調し、リスナーがより直感的に楽しめるように工夫されました。軽快なビートと美しいメロディは、フォークからロックへの転換を象徴するものであり、この曲がシングルチャートで成功を収めた理由の一つです。

カバーと影響

「ミスター・タンブリン・マン」はその後、多くのアーティストによってカバーされ、フォークロックの象徴的な楽曲として広く認知されました。
トム・ペティやブルース・スプリングスティーンもこの曲を含むボブ・ディラン作品に大きな影響を受け、それぞれの音楽スタイルに反映させています。

裏話とユニークなエピソード

ザ・バーズが「Mr. Tambourine Man」をレコーディングした際、スタジオ演奏にはロジャー・マッギンを除き参加せず、代わりに当時の名うてのスタジオ・ミュージシャン集団「ザ・レッキング・クルー」が演奏を担当しました。経験の浅いバンドにとって、彼らの卓越した演奏力は、完成度の高いサウンド実現に不可欠だったのです。

一方でボブ・ディラン自身も、ザ・バーズの成功に好意的な反応を示し、それが自身の音楽にエレクトリックな要素を取り入れる後押しとなったとも言われています。
その影響の一端は、1965年ニューポート・フォーク・フェスティバルでのエレキギター使用という、いわば“フォークロックの夜明け”にもつながっていきました。

Mr. Tambourine ManThe Byrds:意訳

眠くもなく、行くあてもない夜。
そんな僕は、タンブリンマンに語りかける――「ねえ、一曲奏でてくれ」と。
夢と現実のはざまで彷徨いながら、ただ音に身を委ねたい。

夜の支配はすでに崩れ、砂のように手の中からこぼれ落ちた。
打ち捨てられた通りはあまりに静かで、夢さえ追えそうにない。
疲れ切った身体と空っぽの心を抱え、僕はまだ眠らずに立ち尽くしている。

だからお願いだ。
君の魔法のような音に、僕を連れていってほしい。
感覚が麻痺し、足もとがおぼつかないこの身体で、どこへでもかまわない。
踊るような旋律に乗って、僕の人生のパレードへと導いてくれたなら、
きっと僕はそのまま消えていってもかまわないと思えるだろう。

もし誰かの笑い声や、狂ったような陽気さが聞こえたとしても、
それは誰にも向けられていないただの逃避行。
ただのぼろをまとったピエロが、幻を追っているだけなんだ。
君が叩くタンブリンの音に、僕の記憶や悲しみが重なりそうになっても、
気にしないでくれ――もう、どうでもいいから。

そして僕を、意識の煙が渦巻くような場所から連れ出してくれ。
時の廃墟を抜け、凍てついた葉や怯える木々を越え、
風が吹く浜辺まで――悲しみの手が届かない場所へ。
記憶も運命も波の底に沈め、ただ踊りたいんだ。
海のシルエットと砂の輪に囲まれながら、空に向かって手を振りながら。

今日のすべてを忘れさせてくれ、明日までは――。
ねえ、タンブリンマンさん、どうか一曲、演ってくれよ。

by Ken

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