今日は、ジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones)の誕生日です。
今日(2025.1.22)は、レッド・ツェッペリンのベーシスト、キーボーディストとして知られる、ジョン・ポール・ジョーンズの78才の誕生日(1946.1.3)です。おめでとうございます。
今日の紹介曲:『天国への階段』-レッド・ツェッペリン-です
まずは公式のYoutubeの動画をご覧ください。
クレジット情報:
動画タイトル:Led Zeppelin - Stairway To Heaven (Official Audio)
アーティスト:Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)
楽曲:Stairway to Heaven
作詞・作曲:Jimmy Page, Robert Plant
著作権:© Atlantic Records, a division of Warner Music Group
提供:Led Zeppelin公式YouTubeチャンネル
次の動画は、レッド・ツェッペリンの迫力あるライブ映像です。ロバート・プラントの歌の上手さ、ジミー・ページのギターテクニックの凄さを堪能できます。
クレジット情報:
動画タイトル:Stairway To Heaven (Live at Earls Court 1975) [Official Video]
アーティスト:Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)
楽曲:Stairway to Heaven
パフォーマンス収録:1975年5月、イギリス・ロンドン アールズ・コート公演
作詞・作曲:Jimmy Page, Robert Plant
著作権:© Atlantic Records, a division of Warner Music Group
提供:Led Zeppelin公式YouTubeチャンネル
出典:YouTube(リンクはこちら)
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・
My Age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60才~ |
曲のリリース年 | 1971 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
なんと僕が中学の時にリリースされていたんですが、こんな名曲を僕は聴き逃していました。
結局聴いたのは、大学生の時。その後レッド・ツェッペリンにはハマり込みましたが(;”∀”)
この曲を知ってしばらくは、睡眠導入剤として毎晩聴きながら寝ていました。
この曲をきっかけとして、レッド・ツェッペリン号とともにハードロックとやらを聴き始めたのです。

ケネディ・センター賞とは?

ケネディ・センター賞(Kennedy Center Honors)は、アメリカの芸術と文化に多大な貢献をした個人やグループを称える、非常に権威ある賞です。1978年に設立されて以来、毎年授与されています。正式名称は「The Kennedy Center Honors for Lifetime Artistic Achievement(生涯芸術功績に対するケネディ・センター賞)」であり、受賞者には「芸術と文化の分野において、アメリカ社会に大きな影響を与えた」人物が選ばれます。
この賞は、音楽、演劇、ダンス、映画、テレビといった幅広い分野のアーティストが対象です。選考過程は厳密で、ケネディ・センターの委員会が提案者や審査員の意見を参考にしながら、最終的な受賞者を決定します。受賞者は毎年12月に開催される盛大な授賞式で表彰され、ホワイトハウスでのレセプションや豪華なガラディナーが催されます。
授賞式はジョン・F・ケネディ・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ(通称ケネディ・センター)で行われ、アメリカのテレビネットワークによって全国放送されます。華やかな演出や他の著名人によるトリビュートパフォーマンスが特徴で、受賞者本人が観客席からその様子を見守る形式もユニークです。

レッド・ツェッペリンとケネディ・センター賞
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)は、2012年にケネディ・センター賞を受賞しています。この受賞は、彼らがロック音楽の歴史において果たした偉大な役割が正式に認められた瞬間でした。彼らの影響力は、ロックの枠を超えて音楽そのものの進化に大きな貢献をしており、ケネディ・センター賞の受賞は、その功績にふさわしい栄誉でした。
授賞式では、メンバーのロバート・プラント(ボーカル)、ジミー・ペイジ(ギター)、ジョン・ポール・ジョーンズ(ベース/キーボード)が出席しました。亡きドラマーのジョン・ボーナムの代わりに、息子のジェイソン・ボーナムが感動的なトリビュート演奏に参加しました。(泣けますねぇ!)
授賞式のハイライト
授賞式では、レッド・ツェッペリンに敬意を表して数々のアーティストが彼らの楽曲を演奏しました。特に注目を集めたのは、「天国への階段(Stairway to Heaven)」のトリビュートパフォーマンスです。このパフォーマンスは、アメリカのロックバンド、ハート(Heart)のアン・ウィルソンとナンシー・ウィルソンによって披露されました。(圧倒されます。これは観ないと損なレベルです!!)

ハートのYoutube動画はこちらから・・・Heart – Stairway to Heaven Led Zeppelin – Kennedy Center Honors (上の画像をクリックでも行けます。)
元々ツェッペリンに影響受けていただけにこの演奏は圧巻で、クワイヤ(聖歌隊)とオーケストラが加わり、壮大なアレンジが施されました。特に、終盤のクライマックスではジェイソン・ボーナムがドラムを叩く姿が映し出され、亡き父ジョン・ボーナムへの追悼の意味も込められていました。観客席でその様子を見つめていたレッド・ツェッペリンのメンバーたちの感動した表情が映し出され、涙ぐむロバート・プラントの姿が話題となりました。(この時の表情が何と良いことか!こちら迄感涙してしまします。(;_;)/~~~)

このパフォーマンスは、レッド・ツェッペリンの音楽の壮大さと普遍的な魅力を改めて証明するものであり、ファンや評論家からも絶賛されました。
ケネディ・センター賞受賞の意義
ケネディ・センター賞は、単なる音楽の成功を超えて、文化や社会に与えた影響を評価するものです。レッド・ツェッペリンの受賞は、彼らがロック音楽の枠を超え、世界中のアーティストやリスナーに影響を与えたことを象徴しています。
彼らの音楽は、ブルースやフォーク、クラシック音楽の要素を大胆に取り入れることで、ロックの可能性を大きく広げました。その革新性とパフォーマンス力は、後世のアーティストに多大な影響を与え、音楽の新たな基準を作り上げました。
また、ケネディ・センター賞の授賞式では、レッド・ツェッペリンの音楽がいかに幅広い世代に支持され続けているかを感じさせる瞬間が多く見られました。受賞スピーチでジミー・ペイジは、「私たちがこれほど多くの人々にインスピレーションを与えてきたことを実感し、とても光栄に思います」と語り、ロバート・プラントも「音楽の力を信じ続けた私たちの旅が、こうして認められたことに感謝します」と感動を表していました。

ケネディ・センター賞は、アメリカ文化における芸術的な偉業を称える最高の栄誉であり、レッド・ツェッペリンが2012年に受賞したことは、彼らの音楽が持つ普遍的な価値と影響力の証明です。授賞式で披露された「天国への階段」のトリビュートパフォーマンスは、まさにこの楽曲が持つ神話的な魅力を象徴するものでした。
ロックの歴史に名を刻み、今なお新たな世代に影響を与え続けるレッド・ツェッペリン。この受賞は、彼らの音楽が永遠に語り継がれるべきものであることを改めて示した瞬間だったと言えるでしょう。
レッド・ツェッペリン「天国への階段」—ロックの神話とユーモアの交差点
天国への階段(Stairway to Heaven)」というタイトルを耳にした瞬間、心に広がるのは壮大なギターソロとミステリアスな歌詞。そして、いつまでも色褪せないロックの金字塔の輝きでしょう。この曲は、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)が1971年にリリースしたアルバム『レッド・ツェッペリン IV』に収録されており、今なおロックファンの心を掴んで離しません。しかし、この楽曲には単なる「名曲」を超えた神話や、時にユーモラスな逸話が数多く存在します。それでは、この伝説的な楽曲の裏側を紐解きながら、ちょっとした笑いも交えて探っていきましょう。

神話の始まり——天国への階段とは?
「天国への階段」とは、何を象徴しているのでしょうか? ロバート・プラントが歌う歌詞は、物質主義に囚われた現代人が精神的な救済を求める旅を描いています。アコースティックギターの静かなイントロから始まり、次第にエネルギーを増していく構成は、聴く者を霧の深い森の中へと誘い、最後には天国の門を叩くようなクライマックスに至ります。神秘的でありながら、聴くたびに異なる情景が浮かぶのが、この曲の持つ魔法のような力です。

ただし、その壮大な世界観とは裏腹に、「天国への階段」は曲の長さが約8分という、当時のラジオ向け楽曲としては異例の長さを誇ります。DJ泣かせの曲としても知られており、「曲が終わるまでにリスナーが天国にたどり着くのでは」と冗談を言われるほどです。音楽的には天国へ続く階段でも、現実では「長い階段」を昇るような体験かもしれません。(でもこの長さもファンにとっては喜ばしいものです!) エリック・クラプトンの「いとしのレイラ」やクイーンの「ボヘミアン・ラプソディー」なんかも長い曲ですね。
音楽的探検——構造とアレンジの妙
「天国への階段」がロック史において特別なのは、その卓越した構造とアレンジにあります。アコースティックギターのイントロから徐々にエレクトリックギターやドラムが加わり、ダイナミックなクライマックスへ向かう展開は、まさに音楽の冒険そのもの。ジミー・ペイジのギターワークは特筆すべきもので、彼が弦をかき鳴らすたびに、聴く者の心に鮮やかな情景が広がります。
特に有名なのが、曲の終盤に繰り広げられるギターソロ。数々のギタリストがコピーを試みますが、その微妙なニュアンスを完全に再現するのは至難の業です。一部のファンは「このギターソロだけで天国に一歩近づける」とさえ語り、演奏中に目を閉じると魂がどこか別の場所に運ばれるような感覚を味わうと言います。
歌詞の謎——解釈は無限大
「天国への階段」の歌詞には、詩的で象徴的なフレーズが満載です。たとえば、「黄金で飾られた階段を買おうとしている女性」という冒頭のイメージは、物質主義や虚栄心を風刺しているようにも、純粋な憧れを描いているようにも受け取れます。ロバート・プラント自身も歌詞の解釈について明確な説明を避けており、それがかえってファンの想像力を掻き立てているのです。

面白いことに、この歌詞を「逆再生」すると隠されたメッセージが聞こえるという都市伝説がありました。「悪魔崇拝の暗号が仕込まれている」と真剣に主張する人もいましたが、ジミー・ペイジはこれに対し「逆再生で意味を込められるなら、もっと簡単に金持ちになる歌を作るさ」と冗談を飛ばしています。この都市伝説も含め、曲そのものがロック文化の一部として語り継がれているのです。
文化的影響——神話を超えて
「天国への階段」は、リリース後すぐにロックの「アンセム」としての地位を確立しました。数えきれないほどのカバーや引用が行われ、ライブ演奏では観客全体が一体となって大合唱する瞬間も珍しくありません。特にジミー・ペイジのギターソロが始まると、会場の雰囲気は一変。音楽のエネルギーが空間を満たし、まさに天国への扉が開くかのような感覚を覚えます。
また、数多くの映画やテレビ番組でも使用されており、そのたびに新たな世代に発見され続けています。さらに、現代の若手ミュージシャンたちが「天国への階段」を大胆にアレンジし、新たな命を吹き込んでいます。エレクトロニックミュージックやヒップホップとの融合も見られ、まるで「音楽の万華鏡」のように、次々と新たな魅力が生まれているのです。

制作秘話——ユーモアと試行錯誤
「天国への階段」の制作過程も興味深いエピソードに満ちています。例えば、フルートのように聴こえる音は実は特殊なギターの音色だったり、深夜のセッション中にメンバー全員が「天国ってどんな音楽が流れているんだろう?」と大真面目に議論を始めた結果、曲の構想が固まったという話もあります。彼らの自由奔放なクリエイティビティが、この名曲を生み出した要因の一つなのでしょう。
おわりに——永遠に続く階段
「天国への階段」は、その美しいメロディと深遠な歌詞、そして時代を超えた影響力により、ロック史上最も愛される楽曲の一つとして輝き続けています。その魅力は一度聴いただけでは理解しきれないほど奥深く、聴くたびに新たな発見があります。そして、どこかユーモラスなエピソードが加わることで、楽曲自体の親しみやすさがさらに際立つのです。
次回「天国への階段」を聴くときは、その壮大なサウンドとともに、裏話や都市伝説にも思いを馳せてみてください。きっと、音楽が持つ魔法の力を改めて感じることができるでしょう。そして、私たちもこの永遠の階段を登り続ける旅を楽しんでいきましょう。
『天国への階段』意訳
光り輝くものすべてを金だと信じるひとりの女性が、天へ続く階段を買い求めている。
彼女は、たとえ店が閉まっていても、ひと言で望むものを手に入れられると信じている。壁のサインを前に、言葉の裏に潜む別の意味を確かめようとする彼女。
小川のそばでは小鳥がさえずり、時に私たちの思考は不安にとらわれる。西の空を見上げると、胸に去りがたい思いがこみあげ、木々の間には煙の輪が漂い、何かを見つめる人々の声が響く。
もし私たちが同じ調べを奏でるなら、笛吹きは私たちを理性へと導き、新たな夜明けが訪れるだろう。森には再び笑い声が満ちる。たとえ垣根がざわめいても、恐れることはない。それは五月の女王を迎えるための、春の清めにすぎないのだから。
進むべき道は二つに分かれていても、まだ選び直すことはできる。風に誘われるように、耳鳴りのように頭にこびりつく音は、笛吹きが呼びかけている証。
貴女よ、風のささやきを聞いたか?
貴女の求めた階段は、囁く風の中に静かに横たわっているのだ。by Ken
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