【1月31日】は、フィル・マンザネラの誕生日-『More Than This』-(ロキシー・ミュージック)を紹介!

今日は、フィル・マンザネラ(Phil Manzanera)の誕生日です。

今日(2025.1.31)は1951年生まれのフィル・マンザネラの74才の誕生日です。
おめでとうございます。
イングランドのロック・ミュージシャン、ギタリストで、ロキシー・ミュージックのメンバーとして知られています。

今日の紹介曲:『More Than This』-(ロキシー・ミュージック)です。

クレジット
Roxy Music – "More Than This" (Official Video)
© Roxy Music / Virgin Record
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解説(2行)
ブライアン・フェリーの柔らかい歌声とドリーミーなサウンドが融合した名曲。
1982年のアルバム『Avalon』を代表するシングルで、今も愛され続けています。

上記の映画では、この曲がBGMとして流れます。
Amazonプライム加入の方は、すぐ見れますよ。ロケ地は東京ですので、思わず最後まで見てしまいました。
年齢も境遇も異なる二人のアメリカ人が異国の地で出会い、心を通わせていく様子を静かに穏やかに、嫋やかに描いた作品です。じわっと、老齢の男性の気持ちを共有出来た気分になりました。僕は結構好きでしねた( ;∀;)

僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫

My Age 小学校中学校高校大学20代30代40代50代60才~
曲のリリース年1982
僕が聴いた時期

この曲というか、このアルバムを初めて聴いたのは1982年に間違いありません。
僕は前年に就職し独身寮に住んでいました。
翌年新入社員が僕に隣の部屋に入ってきて、僕と同じ洋楽好きで、たまたま同じ大学の後輩という偶然も重なり、彼から紹介されたアルバムがこのロキシーミュージックの『アヴァロン』というアルバムだったというわけです。

僕も早速アルバムを買い込んで、しこたま聞きましたね!!
アルバムタイトル曲の『アヴァロン』も甲乙つけがたいメロディアスな名曲です。


ロキシー・ミュージック「More Than This」—洗練されたポップの真髄

ロキシー・ミュージック(Roxy Music)は、1970年代から80年代にかけて、アヴァンギャルドなロックと洗練されたポップを融合させた独自のサウンドで多くのファンを魅了してきました。その中でも「More Than This」は、バンドの成熟した音楽性とブライアン・フェリーのソウルフルなボーカルが光る代表作の一つとして、今なお愛され続けています。

洗練されたサウンドと楽曲構成

「More Than This」は、1982年にリリースされたロキシー・ミュージックのアルバム『Avalon』に収録されています。このアルバムは、バンドのサウンドがよりポップでメロディアスになり、商業的にも成功を収めた作品です。「More Than This」は、その中でも特にシングルカットされ、幅広いリスナーに親しまれました。

楽曲は、シンセサイザーを駆使した幻想的なイントロから始まり、フェリーのしっとりとしたボーカルが美しく重なります。シンプルながらも感情豊かなメロディラインが、聴く者の心に深く響きます。サビでは、エレクトリックギターの繊細なリフが加わり、楽曲全体に広がりと奥行きをもたらしています。このバランスの取れた構成が、「More Than This」の魅力を一層引き立てています。

ブライアン・フェリーのボーカルと歌詞の魅力

「More Than This」の最大の魅力の一つは、ブライアン・フェリーの卓越したボーカルです。彼の柔らかくも力強い歌声は、楽曲の感情を完璧に表現し、リスナーを魅了します。彼のボーカルは単なる歌唱ではなく、楽曲に生命を吹き込む重要な要素となっています。

歌詞は、愛と自己探求をテーマにしており、「もっとこの先へ」というタイトル通り、現状に満足せず、さらなる成長や変化を求める姿勢を描いています。漠然とした喪失感や憧れを抱えつつ、それでも前に進もうとする感覚が、フェリーの歌声によってより深く伝わります。

演奏技術とアレンジの巧みさ

「More Than This」における演奏は、ロキシー・ミュージックの特徴である緻密なアレンジと高い技術力が存分に発揮されています。シンセサイザーの豊かな音色と、エレキギターの繊細なリフが見事に調和し、楽曲に奥行きを与えています。

ベースラインとドラムのリズムセクションは楽曲全体をしっかりと支え、心地よいグルーヴを生み出しています。特にベースのラインはシンプルでありながらメロディックで、楽曲の流れを優雅に導いています。

また、後半にかけてのギターソロは特に印象的です。エレガントでメロディアスなソロは、フェリーのボーカルと完璧にマッチし、楽曲のクライマックスを美しく飾ります。これらの細部へのこだわりが、「More Than This」を単なるポップソング以上の作品に昇華させています。

制作背景とニッチな裏話

「More Than This」の制作には、いくつかの興味深いエピソードがあります。この楽曲は、アルバム『Avalon』の制作過程で生まれたもので、バンドメンバー間のクリエイティブな対話から自然発生的に生まれました。ブライアン・フェリーがリードしながら、各メンバーが自由にアイデアを出し合い、その結果として完成したのが「More Than This」です。

また、ミュージックビデオにも注目すべき点があります。ビデオでは、フェリーが幻想的な映像の中で歌う姿が描かれており、楽曲の持つ夢幻的な雰囲気を視覚的にも表現しています。(1番目の動画ですね!)
当時の最新テクノロジーを駆使した映像は、アルバム全体の洗練されたイメージと完璧にマッチし、ファンから高い評価を受けました。

さらに、「More Than This」はライブパフォーマンスでも特に人気の高い楽曲です。ライブでは、スタジオ録音とは異なるアレンジが施され、よりエネルギッシュな演奏が展開されます。フェリーのボーカルパフォーマンスも一段と際立ち、観客との一体感が生まれる瞬間が多く見られます。これにより、「More Than This」はロキシー・ミュージックのライブセットの中でも欠かせない存在となっています。

楽曲の影響と評価

「More Than This」は、リリース当時から高い評価を受け、ロキシー・ミュージックの代表曲の一つとして定着しました。批評家からは、その洗練されたサウンドと感情豊かなボーカルが絶賛され、多くの音楽ファンに支持されました。また、この楽曲は後のアーティストにも影響を与え、多くのカバーやリミックスが制作されています。

特に、エレクトロニックミュージックやシンセポップの分野では、「More Than This」の影響が色濃く見られます。楽曲のシンセサイザーの使い方やメロディラインは、多くの後続アーティストにとってインスピレーションの源となり、その洗練されたサウンドは今なお新鮮さを保っています。

「More Than This」が示すロキシー・ミュージックの魅力

「More Than This」は、ロキシー・ミュージックの音楽性を象徴する楽曲であり、バンドの持つ多様な魅力を凝縮しています。アヴァンギャルドなロックから洗練されたポップまで、幅広いジャンルを自在に操るバンドの実力が存分に発揮されています。また、ブライアン・フェリーの卓越したボーカルと作曲能力が、この楽曲に深みと感情を与えています。

さらに、「More Than This」は、バンドメンバー間のクリエイティブな協力の賜物でもあります。各メンバーが持つ個性と技術が融合し、一つの完璧な作品を生み出している点は、ロキシー・ミュージックの大きな強みと言えるでしょう。

終わりに

ロキシー・ミュージックの「More Than This」は、その洗練されたサウンド、感情豊かなボーカル、緻密なアレンジによって、時代を超えて愛され続ける名曲です。制作背景やライブパフォーマンスにおけるエピソードも相まって、楽曲の魅力は一層深まります。

ポップやロックを愛するすべての音楽ファンにとって、「More Than This」は必聴の一曲です。


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