今日はモーリス・ギブの誕生日です。おめでとうございます。
今日(2024.12.22)はモーリス・ギブの誕生日(1949年12月22日生まれ)です。
生きていれば75才ですが、2003年1月12日にマイアミビーチの病院で、腸閉塞の手術中に亡くなっています。
Bee Geesは、バリー・ギブ、ロビン・ギブ、モーリス・ギブの三兄弟で構成されていますが、ロビン・ギブとは双子です。しかしそのロビンも2012年5月に亡くなっており、メンバーで存命なのはバリー・ギブだけとなっています。
今日の曲紹介:『メロディ・フェア(Melody Fair)』-ビージーズ(Bee Gees)
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
My age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60才~ |
曲のリリース | 1969 | ||||||||
僕が初めて聴いたのは | ● |
この曲のリリースは1969年ですから、聴いたのはその時ではなく1971年の映画『小さな恋のメロディー』がヒットしてからだと思います。
最初に紹介した動画がその映画を背景としたものですね。
主演のマークレスターとトレーシー・ハイドの可愛いことといったら他と比肩しがたいですね。
僕にとってのビージーズ(Bee Gees)のイメージはこの曲ような感じのグループです。
恐らく、最もヒットしたのは『Stayin’ Alive』でしょう。1977年にリリースされ、映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のサウンドトラックとしても知られています。なので、ビージーズ(Bee Gees)と言えばディスコ風な曲を歌うバンドだと思っている人達も多いと思います。
メロディ・フェア(Melody Fair)——ビージーズ(Bee Gees)の魅力と青春の記憶

「メロディ・フェア(Melody Fair)」というタイトルを耳にすると、どこか懐かしい風景が心の奥に広がるような気がしませんか? この曲は、ビージーズ(Bee Gees)がディスコサウンドで世界を席巻する前、1969年のアルバム『オデッサ(Odessa)』に収録されました。そして1971年、イギリス映画『小さな恋のメロディ(Melody)』に使用されたことで、さらに多くの人々の心に刻まれることになります。
特に日本では、この映画が大ヒットを記録し、青春映画の名作として広く愛されました。主人公メロディとダニエルの甘酸っぱい初恋を描いたこの作品は、観る者の胸をきゅっと締めつけ、「メロディ・フェア」の旋律とともに青春の記憶を呼び起こす存在となったのです。この背景が、「メロディ・フェア」をビージーズの楽曲の中でも特にノスタルジーを誘う一曲として際立たせています。
ビージーズの二つの顔

ビージーズといえば、後年の「ステイン・アライヴ(Stayin’ Alive)」や「ナイト・フィーバー(Night Fever)」といったディスコの代名詞的な楽曲が思い浮かぶ人が多いかもしれません。白いスーツに胸元を大胆に開け、ミラーボールの光を浴びながら歌う三兄弟の姿は、ディスコ黄金期そのものです。
しかし「メロディ・フェア」は、その華やかな時代よりも前、彼らがまだフォークやバロック的なエッセンスを取り入れていた頃の作品です。バリー、ロビン、モーリスのギブ兄弟が奏でる英国的な気品あふれるメロディラインと、柔らかなストリングスアレンジが特徴で、どこか夢見るような雰囲気が漂います。この頃のビージーズの楽曲には、どこかおとぎ話のような世界観が感じられるのです。
「メロディ・フェア」の魅力とは?
「メロディ・フェア」はその甘美なメロディラインが魅力ですが、何より特筆すべきは、タイトルに冠された「Melody」という名前が象徴する音楽そのもののロマンチックさです。歌詞では「Melody Fair, won’t you comb your hair…(メロディ・フェア、髪を梳かしてみて)」と少女メロディへの呼びかけが綴られています。若さや美しさ、そしてその瞬間の輝きが歌われているこの曲には、どこか儚さが漂い、聴く者の心に淡い感傷をもたらします。
日本人にとって、この曲が映画『小さな恋のメロディ』と結びついている点も重要です。この映画は、イギリス製の上質な青春映画らしい繊細さと温かみを備えています。子どもたちの無垢な恋が描かれるこの作品は、まるで春の陽光のように穏やかで、そこに流れる「メロディ・フェア」の音色がさらにその雰囲気を際立たせています。映画の再放送やビデオを通しても多くの人々に親しまれ、この曲は時代を超えた普遍的な存在として記憶され続けているのです。
ビージーズという名の不思議
ビージーズ(Bee Gees)は、「バリー(Barry)」「モーリス(Maurice)」「ロビン(Robin)」というギブ兄弟の頭文字を取ったものですが、名前にまつわる面白いエピソードもあります。日本では、最初「ビー・ジーズ」と読まれることが多く、「美味なジーズ?」といった謎の連想が囁かれたこともあるとか。しかし、実際には蜂(Bee)を思わせる甘いハーモニーと高音のファルセットが、音楽の蜜のように人々を魅了してきました。
こうした背景を知ると、彼らが「メロディ・フェア」のような静かで穏やかな曲を手がけていた頃とのギャップに驚かされます。当時のビージーズはディスコサウンドとは対極にあるような、純粋で繊細な楽曲を作り出していたのです。
映画と楽曲が紡ぐタイムカプセル
「メロディ・フェア」の歌詞には、若さの輝きと共に、それがいつか失われていくことへのほろ苦さが込められています。この曲を聴けば、誰もが「あの頃は良かった」としみじみ思わずにはいられないでしょう。映画『小さな恋のメロディ』の観客たちもまた、この曲に触れることで、まるで青春時代にタイムスリップしたかのような感覚を覚えたに違いありません。
また、この曲が収録されたアルバム『オデッサ』は、ビージーズにとっても意欲的な作品でした。赤いベルベットで装丁された豪華なジャケットで知られるこのアルバムは、クラシック、フォーク、ロックが融合したバロック・ポップの傑作とされています。その中でも「メロディ・フェア」は特に親しみやすい一曲ですが、映画を通じてアルバムから独り立ちし、多くの人々に愛されるようになったのです。
現代でも愛される「メロディ・フェア」
現代においても、「メロディ・フェア」を耳にすれば、心にじんわりとした温かさが広がります。ディスコ全盛期のビージーズを愛する人も、初期のフォーク&ポップのスタイルを好む人も、この曲には抗えない魅力があります。
例えば、喫茶店でコーヒーを啜りながら窓の外を眺め、この曲を聴いてみてください。都会の風景がいつの間にか英国の田園風景に変わり、花の香りが漂う幻さえ感じられるかもしれません。このように、「メロディ・フェア」は聴く者を日常の世界からそっと離れさせ、青春映画の主人公に仕立ててくれるのです。
おわりに
「メロディ・フェア」は、ビージーズの瑞々しい才能が凝縮された一曲であり、映画『小さな恋のメロディ』を通じて、時代と国境を超えて愛される楽曲となりました。その甘酸っぱくも繊細な旋律は、私たちの心にそっと語りかけ、いつまでも色褪せることなく輝き続けています。
日常の中にふと現れる音楽の魔法。そんなひとときを「メロディ・フェア」とともに味わってみてはいかがでしょうか。
小さな恋のメロディ :サウンドトラック
Who is the girl with the crying face
looking at millions of signs?
She knows that life is a running race,
Her face should’nt show any line.あの泣き顔の少女は誰だろう?
たくさんの星座を見つめている
彼女は人生を「競争」だとと思ってる
その顔は皺一つもなくきれいなのにMelody fair
won’t you comb your hair?
you can be beautiful too.
Melody fair
remember you’re only a woman .
Melody fair
remember you’re only a girl.
ah…きれいなメロディ
髪をとかしていいかい?
きみは十分かわいいんだよ
可愛いメロディ
きみは立派な女の人なんだね
すてきなメロディ
きみはただの女の子なのにねWho is the girl at the window pane,
watching the rain falling down?
Melody, life isnt like the rain ;
its just like a merry go round.窓のそばにいる少女は誰だろう?
雨が降ってくるのをじっと見てる
メロディ 人生は雨とは違うんだ
メリーゴーラウンドのように廻ってるんだMelody fair
wont you comb your hair?
you can be beautiful too.
Melody fair,
remember youre only a woman.
Melody fair,
remember youre only a girl.
ah…きれいなメロディ
髪をとかしていいかい?
きみは十分かわいいのさ
可愛いメロディ
きみは立派な女の人なんだね
すてきなメロディ
きみはただの女の子なのにねWho is the girl with the crying face,
looking at millions of signs?
She knows that life is a running race.
Her face shouldnt show any lines.あの泣き顔の少女は誰だろう?
たくさんの星座を見つめている
彼女は人生を「競争」だと思ってる
その顔は皺一つもなくきれいなのにMelody fair
wont you comb your hair?
you can be beautiful too.
Melody fair
remember youre only a woman.
Melody fair,
remember youre only a girl.
ah ….きれいなメロディ
髪をとかしていいかい?
きみは十分かわいいんだよ
可愛いメロディ
きみは立派な女の人なんだね
すてきなメロディ
きみはただの女の子なのにね…(Words and Idioms)
signs=符号星座
fair=美しい、汚れのない
引用:洋楽和訳 Neverending Music 日本語訳 by 音時 より
(いつもお世話になってます!)
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