第1位:『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード(Goodbye Yellow Brick Road)』
エルトンジョンBest10。栄えある堂々の1位は、『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』(Goodbye Yellow Brick Road))です。アルバムのタイトルにもなっていたこの曲ですが、個人的にはアルバムとしての完成度も高く、単曲ではなく、ぜひアルバムで聴いて欲しい作品です。
諸問題は別として、このアルバムが全部聞けるYotube動画がありましたのでよろしければ是非ご覧ください➡エルトンジョン/アルバム「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」
エルトン・ジョンと「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」
まずは、公式動画でお楽しみください。
リマスター版ですが、この曲がアルバムタイトルになっているそのサムネイルの動画です。
🎵 公式クレジット
Elton John - “Goodbye Yellow Brick Road (Live From Dodger Stadium, USA / 2022)”
© Elton John / Universal Music Group — Official YouTube Channel
📀 2行解説
2022年、エルトン・ジョンが北米で行った最後の公演「Farewell from Dodger Stadium」からのライブ映像。50年にわたるキャリアの集大成として、ディズニープラス独占配信ライブの中でも象徴的な1曲です。
1973年にリリースされたエルトン・ジョンの楽曲「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」は、彼の音楽キャリアにおける代表作の一つです。この曲は、エルトンが作曲し、バーニー・トーピンが歌詞を担当しました。エルトンの音楽的才能とバーニーの詩的な表現が融合したこの作品は、リリース当初から多くのリスナーを魅了し、音楽史にその名を刻むこととなりました。
曲の背景と制作

「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」の制作は、フランスの静寂なシャトー・デローで行われました。名声を得ていたエルトンとバーニーですが、その成功の陰には孤独やプレッシャーがありました。この曲は、そうした内面的な葛藤や自己探求を反映した作品です。
タイトルの由来
曲名にある「イエロー・ブリック・ロード」は、映画『オズの魔法使い』に登場する黄金の道を指します。この道は夢や希望を象徴するものですが、曲では「その道を離れる決意」を示しています。歌詞には、名声や成功が必ずしも幸福をもたらさないというメッセージが込められています。
曲の構造と聴きどころ
楽曲は、美しいピアノの旋律で始まり、徐々にオーケストラやエレキギター、ドラムが加わる壮大なアレンジが特徴です。エルトンの情熱的なボーカルとバーニーの詩的な歌詞が融合し、深い感情をリスナーに届けます。
イントロ
冒頭のピアノソロは、エルトンのクラシック音楽への影響を感じさせます。この繊細で美しい旋律は、リスナーを一瞬で曲の世界に引き込みます。
サビの魅力
サビの「Goodbye Yellow Brick Road」というフレーズの反復は、別れの決意と新たな旅立ちへの希望を同時に感じさせます。この感情的な高まりが、曲全体に深い印象を与えています。
テーマとメッセージ

この曲は、名声とその裏側に潜む孤独や自己喪失をテーマにしています。バーニー・トーピンは、アメリカ文化の光と影、そして田舎暮らしへの郷愁を歌詞に織り込みました。このテーマは、単なる批判ではなく「成功の代償に気づき、新たな人生を選び取る」という普遍的なメッセージをリスナーに投げかけています。
文化的影響と受容
「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」はリリース直後から大きな反響を呼び、アルバムはBillboard 200で1位を獲得。シングルも上位にランクインし、エルトン・ジョンの名を世界に知らしめました。
この楽曲は、多くのアーティストによってカバーされ、映画やテレビ番組にも使用されるなど、幅広い影響を与え続けています。エルトンのライブでも頻繁に演奏され、そのたびに観客を感動させています。
エピソードと制作秘話
制作時の逸話
アルバム制作中、エルトンは驚異的な速度で楽曲を完成させていました。「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」もその日の朝に完成したデモテープがほぼそのまま採用されたといいます。この創作スピードにバーニー・トーピンも感銘を受けたそうです。
バーニー・トーピンとの絆
エルトンとバーニーの関係は、単なる作詞作曲のパートナーを超えた深い信頼に基づいています。この曲では、二人のクリエイティブな結びつきが特に強く感じられます。
ここだけの話
バーニーは歌詞を書く際、自身の人生観や田舎への憧れを大いに反映させていました。一方でエルトンは、この曲を通じて「虚構の世界から離れたい」という自身の感情を重ね合わせたといわれています。
まとめ
「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」は、エルトン・ジョンの音楽キャリアを象徴する重要な楽曲です。美しいアレンジ、深いテーマ、そしてエルトンの情熱的なボーカルが融合したこの作品は、今なお多くの人々に愛され続けています。
この曲が伝える「成功とその代償」のメッセージは、時代を超えてリスナーの心に響き続けています。エルトン・ジョンの音楽的遺産の中でも、この楽曲が持つ意義は計り知れません。
以上で、「僕の勝手なBest10:エルトンジョン」は終わります。今回紹介できなかった曲でも沢山良い曲は彼にはあります。そういった曲も機会があればまた別の形で取り上げたいと思います。
もしエルトンジョンの曲でお好きな曲があれば、解説記事を書きますので遠慮なくお申し付けください。さて、エルトンジョンのファンの方々は今回の短キングに納得できましたか?
おそらく皆さんそれぞれのランキングがあると思います。優劣をつけるのが目的ではあrませんからその人にとって大切な曲があるのは当然のことですね。あくまで僕の中の・・・という位置づけのブログなので許してくださいね。

エルトンジョン「僕の勝手なベスト10」
第1位 『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード(Goodbye Yellow Brick Road)』
第2位 『ダニエル(Daniel)』
第3位 『スカイライン・ピジョン(Skyline Pigeon)』
第4位 『悲しみのバラード(Sorry Seems To Be The Hardest Word)』
第5位 『風の中の火のように:キャンドル・イン・ザ・ウィンド(Candle in the Wind)』
第6位 『愛を感じて(Can You Feel the Love Tonigh)
第7位 『僕の歌は君の歌(Your Song)』
第8位 『恋のデュエット(Don’t Go Breaking My Heart (with Kiki Dee))』
第9位 『ロケット・マン(Rocket Man)』
第10位 『ハーモニー(Harmony)』
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