今日は、ニール・ショーンの誕生日です。
今日(2025.2.27)は1954年生まれのニール・ショーンの誕生日です。
アメリカ合衆国のギタリストでジャーニーの中心人物として知られています。今日紹介する曲でも光りまくっています!
偶然ですが昨日に引き続きジャーニーの楽曲を紹介することになりました。
今日の紹介曲:「Don’t Stop Believin’」-(ジャーニー)です。
まずは、公式動画をご覧ください。素晴らしいです!!
懐かしすぎるジャケットです。このサムネイル画像だけで泣けます(;_;)/~~~
🎵 公式クレジット
「Don’t Stop Believin’」 – Journey(ジャーニー)
© 1981 Columbia Records / Sony Music Entertainment.
収録アルバム:Escape(1981年)
📝 2行解説
“信じ続けること”をテーマにした、80年代ロックを象徴する不朽のアンセム。
イントロのピアノとスティーヴ・ペリーの伸びやかなボーカルが、時代を超えて希望を響かせます。
🎵 公式クレジット
「Don’t Stop Believin’(Escape Tour 1981: Live in Houston)」 – Journey(ジャーニー)
© 1981 Columbia Records / Sony Music Entertainment.
映像作品:Escape Tour 1981: Live in Houston(リマスター版)
📝 2行解説
1981年のヒューストン公演を収めた伝説的ライブで、バンド全盛期の勢いを刻んだ映像。
スティーヴ・ペリーの圧倒的なボーカルと観客の熱気が、まさに80年代ロックの頂点を体現しています。
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
My Age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60才~ |
曲のリリース年 | 1981 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
この曲を始めて聴いたのは、社会に出て4か月目のことです。40年以上前ですが、昨日のようです。どうですか? 今聴いても新鮮ではないですか??
夢多し、切なしの大学生活を終え、現実社会へ踏み出したばかりの頃。人生の何たるかも全くわからない頃に、同じように青臭いけど”信じることを諦めるな”って、乗っかってきた曲って感じです。
ジャーニー「Don’t Stop Believin’」の魅力とは?
ジャーニーの「Don’t Stop Believin’」は、1980年代の単なるヒット曲にとどまらず、時代や文化を超越した楽曲として、今も多くの人々の心を動かし続けています。世代を問わず愛され続けており、音楽史においても特別な位置を占めています。本記事では、楽曲の歴史的背景、音楽的構造、歌詞の意味、そして文化的影響について深掘りしながら、その魅力を紐解いていきます。
歴史的背景とバンドの転換期
ジャーニーは1970年代、プログレッシブ・ロックを基調とする音楽スタイルを持っていましたが、1980年代に入ると、より多くのリスナーに受け入れられるポップ・ロック、さらにはAOR(Adult Oriented Rock)へと路線変更しました。この転換を象徴するアルバムが1981年にリリースされた『Escape』であり、「Don’t Stop Believin’」はその中核をなす楽曲です。
この時期、バンドはよりシンプルで親しみやすいメロディを追求しながらも、単調にならないような工夫を凝らしていました。特にリードボーカルのスティーヴ・ペリーの存在感は絶大(昨日も散々ほめちぎっています!)で、彼の力強い歌声が楽曲のエモーショナルな魅力を際立たせています。実は、「Don’t Stop Believin’」の制作過程では、メンバー間で楽曲の方向性について意見が割れたこともあったと言われています。当初は、よりダークでブルージーな曲調にする案もあったものの、最終的には希望と夢をテーマにした楽曲として完成しました。これは、1980年代初頭のアメリカが、経済的な不安を抱える中で、新たな未来に向けて突き進む時代であったことと無関係ではないでしょう。
音楽的要素と革新的な構成
「Don’t Stop Believin’」の音楽的構造は、一見シンプルに思えますが、実は他のロックソングとは一線を画すユニークな特徴を持っています。最大の特徴は、サビが曲の最後まで登場しないという点です。(ニール・ショーンも実際そう語っています) 通常のポップソングでは、サビが繰り返し登場し、聴き手の印象に残るような構成になっていますが、この曲はほぼ4分間のうち、最後の1分でようやくサビが登場するという斬新な展開を採用しています。これにより、リスナーは自然と楽曲の盛り上がりに引き込まれ、クライマックスを迎えた瞬間に大きなカタルシスを感じるのです。
また、イントロのピアノリフは非常に印象的で、シンプルながらも奥深い響きを持っています。このリフはジョナサン・ケイン(キーボード担当)が制作において重要な役割を果たした部分であり、彼は「永遠に続くような進行を持つピアノのフレーズ」を意識して作曲したと語っています。さらに、ニール・ショーンのギターソロが加わることで、楽曲全体にダイナミックな広がりが生まれています。
歌詞の深層と普遍的なメッセージ

歌詞は、都会に夢を追い求める若者たちの姿を描いています。冒頭の “Just a small-town girl, livin’ in a lonely world”(小さな町の少女、孤独な世界に生きている)というフレーズは、多くの人々に共感を呼び起こします。この少女がどこへ向かうのか、どんな夢を抱いているのかは語られませんが、それこそがこの曲の魅力の一つです。聴く者がそれぞれの人生を重ね合わせ、自分自身のストーリーを投影できるようになっています。
また、”Don’t stop believin'”(信じることをやめるな)というフレーズは、シンプルながらも力強いメッセージを持っています。この楽曲がリリースされた1981年は、アメリカが経済的な困難に直面していた時期でした。そのため、多くの人々がこの曲に勇気づけられ、自らの人生に対するモチベーションを高めることができたのではないでしょうか。
文化的影響と再評価
「Don’t Stop Believin’」は、リリース当時からヒットしましたが、2000年代に入ってからさらに大きな影響を与えました。特に、ドラマ『Glee』でのカバーは、新しい世代にこの曲を再発見させるきっかけとなり、世界中で再ブームを巻き起こしました。また、ドラマ『The Sopranos』の最終回で印象的に使用されたこともあり、この曲の持つ「旅の終わりと新たな始まり」というテーマが再認識される契機となりました。
さらに、スポーツの世界でもこの曲は欠かせない存在となっています。アメリカの野球やアメリカンフットボールの試合では、試合終盤に流されることが多く、観客が一体となって「Don’t Stop Believin’」を大合唱する光景が定番となっています。このように、楽曲のエネルギーは単なる音楽の枠を超え、人々の心を一つにする力を持っているのです。
知られざるエピソード
「Don’t Stop Believin’」には、興味深い裏話がいくつかあります。例えば、この曲の歌詞は、ジョナサン・ケインがバンド加入前に父親から言われた言葉が元になっています。彼が音楽活動に行き詰まりを感じていたとき、父親は「Don’t stop believin’(信じることをやめるな)」と励ましたそうです。この言葉がそのまま曲のタイトルになったというのは、まさにドラマチックなエピソードです。
また、スティーヴ・ペリーは、この曲のレコーディングを行う際、当初は「もっとダークな雰囲気にしたい」と考えていたそうですが、最終的にはバンドの意向に従い、より希望に満ちたトーンで歌い上げました。この選択が功を奏し、楽曲はより多くの人に届く形となったのです。
まとめ
「Don’t Stop Believin’」は、ジャーニーの代表曲としてだけでなく、音楽史における重要な一曲として語り継がれる作品です。音楽的な完成度の高さはもちろんのこと、そのメッセージは時代を超えて響き続けています。夢を追い続けることの大切さを伝えるこの楽曲は、今後も多くの人々にインスピレーションを与え続けるでしょう。
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