【11月6日】は、グレン・フライの誕生日-『ホテル・カリフォルニア』(イーグルス)を紹介!

今日は、グレン・フライ(Glenn Frey)の誕生日です。

グレン・フライ(Glenn Frey)は、1948年11月6日にアメリカ・ミシガン州デトロイトで生まれたミュージシャン、シンガーソングライター、俳優です。彼は1971年に結成されたロックバンド「イーグルス(Eagles)」の共同創設者であり、ドン・ヘンリー(Don Henley)とともにバンドの中心的な存在として活躍しました。フライはギターやキーボードを演奏し、「Take It EasyTequila Sunrise」「Lyin’ Eyes」「New Kid in Townなど、多くのヒット曲でリードボーカルを務めました。
イーグルスが1980年に活動を一時停止した後、フライはソロアーティストとしても成功を収めました。代表的なソロヒットには、映画『ビバリーヒルズ・コップ』の主題歌「The Heat Is On」や、テレビドラマ『マイアミ・バイス』の挿入歌「You Belong to the City」などがあります。

彼はまた俳優としても活動し、映画『ジェリー・マグワイア』やテレビドラマ『マイアミ・バイス』などに出演しました。グレン・フライは2016年1月18日、リウマチ性関節炎、急性潰瘍性大腸炎、肺炎の合併症により、67歳で亡くなりました。

今日の紹介曲『Hotel California』まずは、公式動画をご覧ください。

次の動画の音源はオフィシャルオーディオです。何度聞いてもイントロが素晴らしい!

【クレジット】
曲名: Hotel California
アーティスト: Eagles(イーグルス)
アルバム: 『Hotel California』(1976年)
提供元: Official Audio provided by Rhino/Warner Records
著作権: © 1976 Asylum Records
【2行解説】
1976年に発表されたイーグルス最大のヒット曲。
幻想的かつ寓話的な歌詞とギターのツインリードが織りなすロック史上屈指の名作です。
【クレジット】
曲名: Hotel California(Live 1977)
アーティスト: Eagles
録音: 1977年 Capital Centre(メリーランド州ランドオーバー)にてライブ収録
リリース日(動画公開): 2022年12月8日(HDリマスター版)
原曲収録アルバム: 『Hotel California』(1976年)
提供元: Official Video by Rhino/Warner Records
【2行解説】
Eaglesの代名詞ともいえるロッククラシックを、1977年の迫真のステージで再現。
ツインギターのハーモニーと哀愁漂うメロディが、観客を幻想的な“ホテル”の世界へと誘います。

僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫

My Age 小学校中学校高校大学20代30代40代50代60才~
曲のリリース年1976
僕が聴いた時期

曲がリリースされたのが1976年12月。
僕は当時高校3年生で一応進学希望だったので、付け焼刃的にですけど多少勉強もしていました。
なので発売当時はまず聴いていませんね。翌年大学に進学してから耳にし、アルバムを購入・・・という流れですね。購入後は、相当ヘビーローテーションさせたアルバムです。( ;∀;)

アルバム時としても相当完成度が高く僕の50年超の音楽史の中でも超お勧めアルバムの一つです。

イーグルス「ホテル・カリフォルニア」:アメリカンドリームの光と影を描くロック名曲の魅力

今回は、この「ホテル・カリフォルニア」の魅力に迫り、曲にまつわるエピソードや謎を掘り下げて紹介します。

1976年12月8日、この日は音楽史に名を刻んだ特別な日です。なぜなら、伝説的ロックバンド、イーグルスが「ホテル・カリフォルニア」という名曲を世に送り出したからです。リリースから数十年が経過した今も、その謎めいた歌詞と美しいメロディーは人々の心をとらえて離さず、音楽の世界に深い影響を与え続けています。

曲は、アコースティックギターの美しいイントロから始まります。あの印象的な「ジャ〜ン、ジャ〜ン」というフレーズを聴くと、多くの人が「これだ!」と胸が高鳴るのではないでしょうか?イントロだけで分かるほどの名フレーズで、イントロクイズでも間違いなく一発で当てられる曲です。

このイントロに続き、エレキギターやドラムが徐々に加わり、曲はカリフォルニアの夕焼けを背景にドライブしているような気分を味わわせてくれます。歌詞は詩的でありつつも、どこか謎めいていて、聞く人を未知の物語へといざないます。

イントロの秘密

実はこのイントロ、ギタリストのドン・フェルダーが海辺のビーチハウスでインスピレーションを得て生み出したものだといわれています。青い海と白い砂浜、そして穏やかな海風の中でギターを手にすれば、思わず名曲が生まれるのも納得です。

このイントロには、スペイン風のフラメンコ要素も取り入れられており、異国情緒あふれるその音色が曲全体にミステリアスな雰囲気を漂わせています。まるで薄暗いホテルのロビーで、怪しげなベルボーイがこちらを見つめているかのような感覚に引き込まれます。

サビに込められたメッセージ

この曲の聴きどころといえば、やはりサビ部分です。「You can check out any time you like, but you can never leave」というフレーズは、一度聴いたら忘れられない名セリフ。「好きなときにチェックアウトできるけど、決して去ることはできない」というのは、ホテルのサービスとしては微妙ですが、どこか背筋がゾクっとするような言い回しです。

この歌詞は、一見すると自由を謳歌しているようですが、実は逃れられない状況を暗示しています。まるでダイエット中に大好物のケーキが目の前に置かれた時のような、抜け出したくても抜け出せないジレンマ。この対比が「ホテル・カリフォルニア」の魅力をさらに引き立てています。

そして、後半のギターソロはまさに圧巻です。ドン・フェルダーとジョー・ウォルシュが織り成す二重奏は、まるで二人がギターで会話しているよう。絶妙なテクニックとハーモニーが聴く者を魅了してやみません。ギタリストなら一度は挑戦してみたくなる、しかしその難易度に挫折する、まさに伝説のソロです。

背景とエピソード

「ホテル・カリフォルニア」の制作背景には、イーグルスのメンバーたちが音楽業界の華やかさとその裏に潜む闇を見つめた経験が影響しています。ボーカルのドン・ヘンリーとギタリストのグレン・フライは、成功の代償やアメリカンドリームの光と影について深く考え、この曲にその思いを込めました。

また、この曲には多くの解釈が存在します。中毒や依存症、物質主義や名声への警鐘など、様々なテーマが込められているとも言われています。多くのリスナーがそれぞれの解釈を重ね、「深読みしすぎじゃない?」と思うほど多くの議論が生まれているのです。

イーグルスの経歴と影響

イーグルスは1971年に結成され、瞬く間にカントリーロックのトップバンドとしての地位を築きました。ドン・ヘンリー、グレン・フライ、ジョー・ウォルシュといった個性的なメンバーが集まり、それぞれが独自の才能を発揮しています。

彼らはビートルズやローリング・ストーンズなどから影響を受けつつも、独自の音楽スタイルを築き上げました。「ホテル・カリフォルニア」はその象徴ともいえる曲で、後世の多くのアーティストに影響を与えています。後輩ミュージシャンたちが「自分もこんな曲を作りたい!」と憧れる一方、「でもあんなの無理だよね」と苦笑いする様子が目に浮かびます。

実在する?「ホテル・カリフォルニア」の裏話

ここでちょっと面白い裏話をひとつ。「ホテル・カリフォルニア」がヒットした後、「このホテルは実在するのか?」という問い合わせがイーグルスの元に殺到しました。中には「予約を取りたいんですが、空室はありますか?」なんて真剣に聞いてくるファンもいたとか。メンバーたちは「いや、架空のホテルです…」と説明する羽目に。ファンの熱意には驚かされますね。(これは有名な逸話ですね!)

さらに、アルバムジャケットに写っているのはビバリーヒルズ・ホテルで、実在のホテルが観光名所になってしまったそうです。「ホテル・カリフォルニア効果」で観光客が押し寄せ、ホテル側も「有名になってラッキー!」とばかりに商売繁盛したとか。

まとめ

「ホテル・カリフォルニア」はその深遠な歌詞と美しいメロディー、多くの謎めいたエピソードで、今もなお多くの人々を魅了し続けています。一度聴いたら忘れられないその独特の世界観は、まさに音楽の魔法です。

次にこの曲を聴くときは、ぜひこの裏話やエピソードを思い出しながら、より深く楽しんでみてください。そして、ギターソロに挑戦する勇気のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。もし成功したら、あなたもロックスターの仲間入りかもしれません!

Hotel California(Eagles):意訳

夜のハイウェイを彷徨いながら、一人の旅人がたどり着いたのは、不思議な雰囲気をまとったホテル。そこでは美しい顔と優雅な空間が迎えてくれるが、どこか現実離れしていて、時が止まったかのような感覚が漂っている。

女は彼をロウソクの光で導き、廊下の奥からは声が響く。「ようこそ、ホテル・カリフォルニアへ」——そこには夢のような空間と、奇妙な住人たちがいた。ティファニーに魅せられ、ベンツを乗り回し、美しい男たちを「友達」と呼ぶ彼女。人々は思い出を抱き踊り、ある者は忘れるために身体を揺らす。

だが、どこかおかしい。キャプテンは「その酒は1969年からない」と言い、夜中にも声は彼を呼び起こす。「ここから出る道を見つけたい」と願っても、出口は見当たらない。

夜番の男が告げる。「いつでもチェックアウトはできる。でも、決してここを出ることはできない」と。

この楽園のような場所は、いつしか囚われの牢獄となり、男はその迷宮の中で、自らの選択と幻想の意味を問い続ける。

by Ken

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