【11月5日】は、アート・ガーファンクルの誕生日-『明日に架ける橋』( Simon & Garfunkel)を紹介!!

今日は、アート・ガーファンクル(Arthur Ira Garfunkel)の誕生日です。

今日(2024.11.5)はアート・ガーファンクルの83歳(1941.11.5生まれ)の誕生日です。おめでとうございます。そうですか!83歳になられましたか!

今日の紹介曲:『 明日に架ける橋』-Simon & Garfunkel

まずは、公式動画からご覧ください。

🎵 公式クレジット(日本語)
曲名:『Bridge Over Troubled Water』
アーティスト:サイモン&ガーファンクル
提供元:コロムビア(Columbia)
℗ 1970 ソニー・ミュージック・エンタテインメント

💬 2行解説
1970年に発表されたサイモン&ガーファンクルの代表的バラードで、世界的な大ヒットを記録しました。
グラミー賞主要部門を席巻し、今も平和と希望の象徴として歌い継がれています。
🎵 公式クレジット
『Bridge Over Troubled Water(from The Concert in Central Park)』
アーティスト:サイモン&ガーファンクル
公演:1981年 セントラル・パーク・コンサート(ニューヨーク)
© 1981 Paul Simon, Art Garfunkel / Sony Music Entertainment

💬 2行解説
1981年にニューヨーク・セントラルパークで行われた伝説的な無料コンサートで披露されたライブ映像です。スタジオ版とは異なる壮大なアレンジと熱気に満ちた演奏で、観客50万人を魅了しました。

サウンド・オブ・サイレンス」(1966年)、「冬の散歩道」 (1967年)、「スカボロー・フェア」 (1968年)、「ミセス・ロビンソン」(映画「卒業」サウンドトラック)、「ボクサー」  (1969年)、「いとしのセシリア」  (1970年)、「コンドルは飛んで行く」 (1970年)などなど、名曲だけでも挙げだしたらキリがありませんが、やはり一番壮大で重厚感のあるこの曲にしました。

超約

嵐に揺れる海を前にしても、私はあなたの下に橋を架ける。
涙に沈む夜も、あなたが光を取り戻すその時まで寄り添い続ける。
夢へと漕ぎ出す背中に、静かな追い風を送りながら見守っている。

っといった歌詞の内容です。

僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫

My Age 小学校中学校高校大学20代30代40代50代60才~
曲のリリース年1970
僕が聴いた時期

間違いなく中学生の時です。

サウンド・オブ・サイレンス」、「冬の散歩道」、「スカボロー・フェア」、「ボクサー」などは、まだ僕が小学生だった頃なので、それらの曲も中学時代に聴いたんでしょうね。

 ただの良い曲ではない!!

 Simon & Garfunkelの「明日に架ける橋」(原題: “Bridge Over Troubled Water”)は、ただの曲ではありません。
1970年1月20日にシングルとしてリリースされ、1月26日には同名のアルバムも発売されました。
この曲は瞬く間にチャートを席巻し、翌1971年のグラミー賞で「レコード・オブ・ザ・イヤー」や「ソング・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
アート・ガーファンクルのリードボーカルとゴスペルの影響を受けた壮大なオーケストラ編成が特徴で、聴く者の心を瞬時に引き込み、温かい感情で満たしてくれる名曲です。
そんな「明日に架ける橋」は、今なお多くの人にとって「支え」となる一曲であり続けています。

サビの瞬間に宿る希望と癒し

この曲の最大の聴きどころは、何と言ってもサビ部分です。
ガーファンクルが「明日に架ける橋」(Like a bridge over troubled waterLike a bridge over troubled water)というフレーズを力強く歌い上げる瞬間には、希望と支え合いの象徴が込められています。
あの清らかで響き渡るボーカルが「私があなたを支えるよ」と歌うと、まるで親友が肩に手を置いてくれるような安心感を覚えます。特に、人生に疲れを感じている時や、心が沈んでいる時に聴くと、このメッセージが心にじんわりと染み込み、「また頑張ろう」と思わせてくれるんです。

「あなたが悲しんでいるとき、私はあなたのためにここにいる」という普遍的なメッセージが、この曲の歌詞に込められています。サイモンとガーファンクルがそっと寄り添い、聴く人に対して「一人じゃないよ」と語りかけてくれるような優しさが感じられます。孤独や不安に押しつぶされそうなときでも、彼らの歌声が心に灯りをともしてくれるような安心感があるのです。

社会情勢と深いテーマが生んだ壮大な楽曲

「明日に架ける橋」が生まれた背景には、1960年代から1970年代初頭のアメリカ社会の混乱が影響しています。
人々が社会の変化に戸惑い、未来への不安を抱いていた時代に、ポール・サイモンはスワン・シルバートーンズのゴスペル曲からインスピレーションを受け、「深い水の上に橋を架ける」というテーマを探求しました。
このテーマは、まさに時代の不安や希望を表現するのにふさわしいものでした。当初、サイモンはこの曲をもっとシンプルな賛美歌のように作ろうと考えていましたが、ガーファンクルとプロデューサーのロイ・ハリーの助言によって、曲は壮大な作品へと進化しました。

Simon & Garfunkelの出会いと成長

Simon & Garfunkelの二人は、1953年にニューヨークのクイーンズで出会い、幼馴染としての絆を築きました。その後、1960年代にフォークロックデュオとして活動を本格化させ、「The Sound of Silence」で大ブレイクを果たしました。
彼らの音楽は、時代を象徴するものとして多くの人に支持され、「Mrs. Robinson」や「The Boxer」など、社会問題や人々の苦悩を歌う名曲を次々と生み出しました。

しかし、彼らの関係は決して平坦ではありませんでした。音楽的な成功の裏で、二人の間には徐々に緊張が生まれ、リーダーシップや音楽的な方向性を巡る意見の対立が続きました。そんな中でリリースされた「明日に架ける橋」は、二人にとって最後の共作アルバムとなり、1970年のリリースをもってデュオは解散の道を歩み始めます。この曲が彼らの関係を救う「架け橋」になるかと思いきや、皮肉にも二人の別れを象徴する作品となってしまったのです。

ガーファンクルのソロボーカルへの逸話

この曲には面白いエピソードもあります。当初、「明日に架ける橋」は完全にガーファンクルがソロで歌う予定でした。サイモンは彼に「君が歌うなら、この曲は君のものだ」と言ったとされています。
しかし、最終的にはサイモンとガーファンクルが二人でパフォーマンスすることになり、結果としてこの名曲が誕生しました。もしもガーファンクルのソロでリリースされていたなら、今とは違った印象の曲になっていたでしょう。

さらに、この曲のボーカルを録音する際、ガーファンクル自身がその出来栄えに涙したと言われています。彼が自分の歌声に涙を流すほどのインパクトを持つ楽曲であるという点が、この曲の力強さと普遍性を物語っているのではないでしょうか。彼自身が感動するほどの深い感情が込められているからこそ、この曲は聴く人にとっても特別なものになるのです。

希望と支えの象徴としての「明日に架ける橋」

この曲のタイトルである「Bridge Over Troubled Water(困難な水の上にかけられた橋)」には、直面する困難を乗り越えるための支えの象徴が込められています。友人や家族、恋人にとって、必要なときに寄り添ってくれる存在。それこそがこの曲のメッセージです。人生は必ずしもスムーズにいかず、時には荒波の中で立ち止まり、途方に暮れることもあります。しかし、そんなときにそばにいてくれる人がいることで、私たちは前に進む力を得るのです。

この曲は、サイモンとガーファンクルが直接伝えているように感じられる温かさと共感があるからこそ、世代や国境を越えて愛され続けているのでしょう。彼らの歌声が、まるで本物の「架け橋」として私たちの心に立ち現れ、不安や悲しみに立ち向かう勇気をくれます。時代が変わっても、「明日に架ける橋」は多くの人々にとって支えや慰めとなり、そのメロディーと歌詞が永遠に流れ続けるのです。 

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