【11月24日】は、ベヴ・ベヴァンの誕生日-『テレフォン・ライン』(ELO)を紹介!

今日は、ベヴ・ベヴァン(Bev Bevan)の誕生日です。

今日(11.24)は、エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)やザ・ムーヴで知られるドラマー、ベヴ・ベヴァン(Bev Bevan)の誕生日です。

1944年、イングランド・バーミンガムに生まれ、独特の重厚なドラミングで70年代ブリティッシュ・ロックに貢献しました。ELOの壮大なサウンドの土台を支えた存在として、クラシックとロックの融合を牽引。また、ブラック・サバスのツアーにも一時参加するなど、その活動は多岐にわたります。

まずはYoutube公式動画を2本ご覧ください。

【公式クレジット表記】
音源:エレクトリック・ライト・オーケストラ「Telephone Line」
提供元:© 1976 エピック・レコード(Epic Records)、ソニー・ミュージック・エンタテインメント(Sony Music Entertainment)の一部門
YouTube掲載元:ELO公式チャンネル(登録者数97.4万人)
動画タイトルElectric Light Orchestra - Telephone Line (Audio)
初出公開:11年前(=約2014年)

エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)の名バラード「Telephone Line」は、遠く離れた恋人への電話をテーマにした哀愁漂う作品。
ロイ・ウッドとジェフ・リンの叙情的なアレンジとアナログの電話音が印象的な、ELOの代表的名曲です。

ELO「Telephone Line」(Live at Wembley Stadium)公式ライブ映像

【公式クレジット表記】
動画提供:ELO(YouTubeチャンネル)
楽曲:Telephone Line (Live at Wembley Stadium)
著作権:© 2017 Big Trilby Records, under exclusive license to Columbia Records, a Division of Sony Music Entertainment
視聴リンクhttps://www.youtube.com/watch?v=XKElk9zTB04

1970年代を代表するバラードが、2017年のウェンブリー・スタジアムで圧巻の再現。
ジェフ・リンの円熟したボーカルと壮麗なサウンドが、時を超えて響く名演奏。

このスローバラードな曲と、アップテンポの「Shine a Little Love」のどちらを紹介しようかと迷いましたが、後者はビージーズと間違える方がいたらまずいな(ないでしょ!!)と思い、前者にしました。彼らの楽曲の中で僕が一番好きな曲もこの曲なので(;”∀”)

僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫

My Age 小学校中学校高校大学20代30代40代50代60才~
曲のリリース年1976
僕が聴いた時期

この名曲「Telephone Line」は、1976年にリリースされたアルバム『A New World Record』に収録されていますが、僕がこの曲を始めて聴いたのは大学に入学後ですね。
ポップで、かつ繊細なメロディーライン。僕好みの楽曲です。

この曲は、バンドのフロントマンであり、ソングライターでもあるジェフ・リンが手がけた作品で、彼の特有のメロディセンスと緻密なアレンジが光っています。

特徴・背景とエピソード

「Telephone Line」は、アコースティックギターとストリングスを基盤にした美しいバラードです。曲の冒頭では、静かなアコースティックギターのリフが流れ始め、その後にストリングスが加わり、徐々に壮大なサウンドへと展開していきます。歌詞は、電話越しに愛する人に想いを伝えられない切なさを描いており、聴く者の心に深く響きます。

この曲のハイライトはサビ部分です。「電話線が繋がっている間に、君に話したいことがたくさんある」という歌詞は、感情的でありながらもシンプルで、多くのリスナーが共感できる内容です。また、サビに入る前のストリングスの盛り上がりは、聴く者を一気に引き込む力を持っています。

「Telephone Line」は、ジェフ・リンが自身の孤独感や失恋を反映させた作品とも言われています。当時の彼は多忙なツアー生活を送っており、その中で感じた孤独を歌詞に込めました。ジェフの個人的な経験から生まれたこの曲は、多くのファンがその感情を理解し、共鳴しています。

ELOの経歴と影響を受けた音楽

ELOは1970年にイギリスで結成され、ロックとクラシック音楽を融合させた独自のスタイルで知られるようになりました。初期メンバーにはジェフ・リンやロイ・ウッドなどが含まれ、特にジェフはバンドの音楽的方向性を決定づける重要な存在でした。ELOは「Mr. Blue Sky」や「Livin’ Thing」をはじめ、多くのヒット曲を生み出し、そのサウンドは時を超えて愛されています。

ELOは、ビートルズやモータウンの音楽から強い影響を受けており、そのサウンドにはポップなメロディとオーケストラ的なアレンジが取り入れられています。特にビートルズのアルバム『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』から多くのインスピレーションを受けたと言われており、その影響は曲の随所に見られます。

面白い裏話

興味深い裏話として、「Telephone Line」のレコーディング中にジェフ・リンは実際に電話ボックスで電話をかける音を録音したそうです。そのため、この曲には本物の電話音が使われており、リアルな音が曲全体に独特な雰囲気を与えています。また、当時の技術的制約を乗り越え、多層的なハーモニーと緻密なオーケストレーションによって構成されたこの曲は、その完成度の高さに驚かされます。

「Telephone Lin」-ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)-意訳

君は元気にしているかい?
寂しい夜をひとりきりで越えてきた君に、僕はただ電話をかけ続けている。
かつて一緒に見た夢や交わした言葉は、本物だったはずなのに、今ではすべてが遠い記憶の中に霞んでしまった。

青い昼と黒い夜が繰り返す中で、君に届かない思いを抱えながら、僕は空を見上げる。
あのときの約束も希望も、なぜこんなにも儚く崩れていくのか。

電話のベルは鳴るけれど、誰も出ない。
それでも僕は、今夜も受話器の向こうに君の声を探している。
「もう少しだけ…」そう願いながら、薄明の中で、静かに、切なく、君を待ち続ける。

届かぬ思いは、やがて黄昏の空に溶けてゆく。
それでも僕は、また電話をかける。
いつか、君が出てくれるその瞬間を信じて。

by Ken

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