僕の勝手なBest10:『ロッドスチュワート』-10位=『雨を見たかい(Have You Ever Seen the Rain)』

『僕の勝手なランキング』第2弾は、ロッド・スチュアートです。

今回は、ロッド・スチュワートシリーズです。
彼のファンも多いと思いますが、僕もその一人であります。

ただ、アルバムとしては恐らく4~5枚程度しか聴いていません。
僕的にはやはり「明日へのキックオフ」が一番好きですね。結果としてベスト10もそのアルバム曲が多く入っています”(-“”-)” ご勘弁を!!

第10位:『雨を見たかい(Have You Ever Seen the Rain)』

早速第10位の曲の紹介です。今日紹介する曲は、彼の2006年アルバム『Still the Same… Great Rock Classics of Our Time』のものからで、CCRが1971年にヒットさせた曲のカバーです。当然僕は1971年のCCRの曲が大好きでした。CCRと言えばまずはこの曲って感じですかね!!


ロッド・スチュワートが紡ぐ「雨を見たかい」の特別な物語

ロッド・スチュワートによる「雨を見たかい(Have You Ever Seen the Rain)」は、彼の音楽キャリアの中で特別な輝きを放つ楽曲です。この曲は、1971年にクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)がリリースしたオリジナル曲であり、ロック史に名を刻むクラシックとして広く知られています。しかし、スチュワートがこの曲をカバーしたことで、新たな解釈と深みが加わり、多くのリスナーに新たな感動をもたらしました。

以下では、この楽曲の存在意義、背景、魅力、そして聴きどころについて詳しくご紹介します。


新たな挑戦と成熟を象徴する楽曲

「雨を見たかい」は、ロッド・スチュワートの音楽キャリアにおいて新たな挑戦と成熟を象徴する楽曲です。彼がこの曲をカバーしたのは2006年、アルバム『Still the Same… Great Rock Classics of Our Time』に収録されたときのこと。このアルバムは、スチュワートが敬愛するロックの名曲を彼独自のスタイルで再解釈した作品集で、彼の音楽的ルーツへのオマージュと言えます。

このカバーを通じてスチュワートは、過去の名曲を単に再現するのではなく、自身の経験や感情を織り交ぜた表現を試みました。その結果、「雨を見たかい」は彼の音楽キャリアにおける重要な位置を占める楽曲となり、スチュワートの音楽性の幅広さと深さを象徴する作品となっています。


CCRオリジナルの持つ背景と物語

この曲は、CCRのリードボーカル、ジョン・フォガティが作詞・作曲したもので、1970年代初頭の社会的混乱と個人的葛藤を背景に生まれました。フォガティは、バンド内部の緊張感やアメリカの激動する社会を「雨」という象徴的なイメージで表現。歌詞には、成功の裏に潜む不安や混乱、そしてそれを乗り越える意志が込められています。

ロッド・スチュワートがこの曲をカバーした背景には、彼自身が音楽業界で経験した成功と挫折、そして多くの試練があると考えられます。彼のバージョンは、オリジナルのエネルギーを尊重しつつも、彼独自のソウルフルな解釈を加えた作品に仕上がっています。


感情を込めたボーカルと独自のアレンジ

スチュワート版「雨を見たかい」の最大の魅力は、何と言っても彼の感情豊かなボーカルにあります。ハスキーでありながら力強いその声は、歌詞の持つ深いメッセージを見事に伝えています。「雨を見たかい」というフレーズが繰り返されるたびに、聴く者の心を揺さぶる力強さが際立ちます。

また、彼のバージョンでは、アコースティックギターとピアノが中心となった温かみのあるアレンジが施されています。テンポはややスローで、原曲に比べて静謐さが際立つ一方、ダイナミックなボーカルと楽器のコントラストが、楽曲全体をよりドラマチックなものにしています。この工夫により、原曲のエッセンスを活かしながらも、新たな響きを持つ楽曲へと生まれ変わっています。


聴きどころ:サビに込められた力強い感情

楽曲のハイライトは、やはりサビ部分です。スチュワートのボーカルは、静かなイントロから徐々に力強さを増し、サビで感情が爆発するような高揚感を生み出します。このダイナミクスの変化は、楽曲に圧倒的なドラマ性を与え、聴く者を引き込む大きな要因となっています。

さらに、曲の後半では楽器編成がより豊かになり、ギターやドラムが力強さを増していきます。このような展開は、楽曲全体に緊張感と高揚感をもたらし、聴く者を一瞬たりとも飽きさせません。


永遠に響き続ける名曲

ロッド・スチュワートの「雨を見たかい」は、彼の音楽的探求心と表現力の高さを余すところなく示した楽曲です。オリジナルの魅力を尊重しつつ、彼自身の解釈を加えたことで、新たな価値を持つ作品となりました。このカバーは、彼が音楽的ルーツを再確認するとともに、それを次世代に伝える役割も果たしています。


Someone told me long ago
There’s a calm before the storm
I know it’s been comin’ for some time
When it’s over so they say
It’ll rain a sunny day,
I know shinin’ down like water

昔、誰かがオレに言った
嵐の前には静けさがあることを
何度も経験してるから知ってるさ
さらに奴らが言うことにゃ
晴れた日にも雨は降るもんだって
水しぶきのように輝くもんだって知ってるぜ

I wanna know
Have you ever seen the rain?
I wanna know
Have you ever seen the rain?
Comin’ down on a sunny day

教えてくれよ
そんな雨を見たことがあるかい?
教えてくれよ
そんな雨を見たことがあるかい?
晴れた日にやってくる雨をさ

Yesterday and days before
Sun is cold and rain is hard
I know been that way for all my time
Till forever, on it goes
Through the circle fast and slow,
I know it can’t stop I wonder

昨日だって一昨日だって
太陽は凍りつき、雨は激しい
オレが生きてる間はずっとそうなんだ
永遠にそれは続いて
速くあるいはゆっくりと円を描いていく
どうしたって止めることなんてできないのさ

I wanna know
Have you ever seen the rain?
I wanna know
Have you ever seen the rain?
Comin’ down on a sunny day

教えてくれよ
そんな雨を見たことがあるかい?
教えてくれよ
そんな雨を見たことがあるかい?
晴れた日にやってくる雨をさ

I wanna know
Have you ever seen the rain?
I wanna know
Have you ever seen the rain?
Comin’ down on a sunny day

教えてくれよ
そんな雨を見たことがあるかい?
教えてくれよ
そんな雨を見たことがあるかい?
晴れた日にやってくる雨をさ


引用:音楽ブログ~星に手をさしのべて「僕のMUsic LIfe」より

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