【3月25日】はエルトン・ジョンの誕生日:『クロコダイルロック』-名曲を紹介!
3月25日は、エルトン・ジョンの誕生日です。1947年3月25日生まれの彼は、2025年現在、78歳を迎えました。世界中で愛されるポップス界のレジェンド、エルトン・ジョンの名曲の中から、今回は『クロコダイルロック(Crocodile Rock)』をご紹介します。
1972年にリリースされたこの曲は、彼のキャリアの中でも特に象徴的な一曲として知られています。
でも、残念ながら「僕の勝手なBest10【エルトン・ジョン】編」では、入選してません。当然好きな曲です。ただそれ以上に好きな曲が多くあった。それだけです。
今日はこの「クロコダイルロック」の楽曲の魅力や背景、分析を多角的に掘り下げ、読者の皆さんがこの名曲の深さに感動するような内容をお届けします。(ハイいつもの大盛です!)
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
My age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60~ |
曲のリリース | 1972 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
僕がこの曲を初めて聴いたのは、リリース時かどうかは定かではありませんが、中学生の時で間違いないです。以前の記事にも書きましたが、彼の楽曲の「ダニエル」が大好きで、立て続けに彼の曲はほぼ聴いていましたからね。(^_-)
この曲の良いところは、アップテンポですが、リズミカルで調子のよいところ。
Best10で言えば第8位に取り上げた「恋のデュエット」もそうでしたね。エルトンジョンはほんとに、バラードでもロックンロールでも両刀使い。何といっても歌が上手いと感じるところが最高です。
エルトン・ジョンと『クロコダイルロック』
エルトン・ジョンの輝かしいキャリア
エルトン・ジョン(本名:レジナルド・ケネス・ドワイト)は、1947年3月25日にイギリスのミドルセックスで生まれました。幼少期からピアノの才能を発揮し、11歳でロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックに入学。1960年代後半から音楽活動を本格化させ、1970年にリリースした「Your Song」で一躍有名になりました。1970年代は彼の黄金時代とも言える時期で、数々のヒット曲を生み出しています。
『クロコダイルロック』が生まれた背景
『クロコダイルロック』は、1972年10月27日にシングルとしてリリースされ、後にアルバム『Don’t Shoot Me I’m Only the Piano Player』(1973年1月22日リリース)に収録されました。このアルバムは、エルトン・ジョンの5枚目のスタジオアルバムで、全米・全英チャートで1位を獲得する大ヒット作です。
『クロコダイルロック』はアルバムからのリードシングルとしてリリースされ、全米シングルチャートで1位、全英シングルチャートで5位を記録しました。エルトン・ジョンと作詞家のバーニー・トーピンが、1950年代のロックンロールをオマージュして作ったこの曲は、ノスタルジックな雰囲気とキャッチーなメロディで多くのファンを魅了しました。

楽曲分析:『クロコダイルロック』の魅力を紐解きます
構造と特徴を味わいます
『クロコダイルロック』は、約3分50秒のポップロックナンバーです。軽快なピアノのリフから始まり、エルトン・ジョンのエネルギッシュな歌声が響きます。以下に、その要素を詳しく分析してみます。
イントロ:軽快なピアノのリフ
曲は、エルトン・ジョンの弾くピアノの明るいリフで始まります。このイントロは、1950年代のロックンロールを彷彿とさせるリズムが特徴で、聴く者を一気にノスタルジックな世界へ引き込みます。すぐにドラムとベースが加わり、軽快なビートが曲全体のトーンを決定づけます。エルトン・ジョンが「I remember when rock was young」と歌い出す瞬間、過去への郷愁が感じられます。
ボーカル:エネルギッシュで楽しげな歌声
エルトン・ジョンの歌声は、この曲で非常に楽しげに響きます。普段のバラードで見せる情感たっぷりの歌い方とは異なり、こちらは遊び心とエネルギーが溢れるスタイルです。サビの「Crocodile rockin’ is somethin’ shockin’」では、彼の声が一気に高揚し、聴く者をダンスフロアへ誘うような勢いがあります。この明るい歌声が、曲の楽しさを一層引き立てています。
アレンジ:レトロとモダンの融合
アレンジは、1950年代のロックンロールを意識しつつ、1970年代のポップ要素が加わった仕上がりです。特徴的なのは、ファルセットの「La-la-la-la-la」というコーラス部分で、これが曲に軽やかさを加えています。また、エレクトリックギターやオルガンの音色が、ロックンロールの雰囲気を強調。エルトン・ジョンのピアノは、曲全体のリズムを牽引する役割を果たしています。
歌詞に込められた想いを感じます
「I remember when rock was young, me and Suzie had so much fun」。この歌詞は、1950年代のロックンロール全盛期を懐かしむ内容です。作詞家のバーニー・トーピンは、青春時代を振り返りながら、架空のキャラクター「スージー」との楽しい時間を描きました。「Crocodile rockin’」というフレーズは、ダンスや音楽を通じて感じる解放感を象徴しています。ノスタルジーと楽しさが共存する歌詞は、聴く者に過去への憧れと現在の喜びを同時に感じさせてくれます。

楽曲分析が少し長くなりましたが、ここでエルトン・ジョンのエネルギッシュなパフォーマンスを見てみましょう。『クロコダイルロック』のライブ映像では、彼の華やかなステージングが楽しめます。ピアノを弾きながら歌う姿は、まさにエルトン・ジョンならではです。靴が最初の画像と同じですね!!
1970年代初頭の時代背景とエルトン・ジョンの立ち位置
ロックとポップの融合が進んだ時代
1970年代初頭は、ロックとポップが融合し、多様な音楽スタイルが生まれた時代です。ビートルズ解散後の音楽シーンでは、デヴィッド・ボウイやクイーンなど、個性的なアーティストが台頭していました。エルトン・ジョンはこの時期、ポップとロックの要素を巧みに組み合わせ、幅広い層から支持を集めました。『クロコダイルロック』は、そんな時代背景の中で、過去のロックンロールを現代的に再解釈した一曲として受け入れられました。
エルトン・ジョンの音楽的進化
1972年のエルトン・ジョンは、すでに「Your Song」や「Tiny Dancer」などのヒット曲で名を馳せていました。しかし、『クロコダイルロック』では、それまでのバラード中心のイメージから一歩進み、アップテンポで楽しい楽曲に挑戦しています。この曲の成功は、彼の多才さを証明するものでした。1970年代を通じて、彼はグラムロックやディスコなど、さまざまなジャンルに挑戦し続けることになります。
時代を映すノスタルジー
1970年代初頭は、1950年代へのノスタルジーが流行した時期でもあります。映画『アメリカン・グラフィティ』(1973年)や、テレビ番組『Happy Days』など、1950年代の文化を懐かしむ作品が人気を集めました。『クロコダイルロック』は、このノスタルジーブームに乗り、過去のロックンロールを現代のポップスとして蘇らせた一曲です。エルトン・ジョンとバーニー・トーピンのセンスが光る瞬間です。
時代背景の話が少し長くなりましたが、ここで『クロコダイルロック』の楽しさを再確認しましょう。公式ミュージックビデオ(次の動画)では、曲の軽快なリズムとノスタルジックな雰囲気が存分に味わえます。ぜひチェックしてみてください。
周辺情報と知られざる一面をご紹介します
ライブでの盛り上がりを感じます
『クロコダイルロック』はライブでの定番曲として知られています。エルトン・ジョンのコンサートでは、観客が一緒に「La-la-la-la-la」と歌うシーンがよく見られます。この曲の明るいエネルギーは、ライブの雰囲気を一気に盛り上げます。1970年代のライブ映像を見ると、彼の派手な衣装とピアノパフォーマンスが、観客を魅了する様子が伝わってきます。
カバーや影響を見てみます
『クロコダイルロック』は多くのアーティストにカバーされてきました。たとえば、1990年代には映画『ライオン・キング』のサウンドトラックで知られるエルトン・ジョンの楽曲が再注目され、この曲もさまざまな形でカバーされました。また、ポップカルチャーでもたびたび引用され、テレビCMや映画の挿入歌として使用されるなど、時代を超えて愛されています。
レコーディングの裏話を覗きます
『クロコダイルロック』のレコーディングは、フランスのシャトー・デレウヴィルで行われました。このスタジオは、エルトン・ジョンが1970年代に頻繁に使用した場所で、アルバム『Honky Château』も同じ場所で録音されています。エルトン・ジョンは、この曲のレコーディング中に、バーニー・トーピンと一緒に1950年代のロックンロール曲を聴きながらインスピレーションを得たそうです。曲中のオルガン音は、1950年代の楽曲「Speedy Gonzales」を意識したものだと言われています。

『クロコダイルロック』の文化的影響と現代での評価
ポップカルチャーへの影響
『クロコダイルロック』は、1970年代のポップカルチャーに大きな影響を与えました。リリース当時、ディスコやダンスホールで頻繁に流され、若者たちの間で大ヒット。1980年代以降も、映画やドラマで使用されることが多く、世代を超えて親しまれています。たとえば、映画『グリー』では、劇中でカバーされ、若い世代にもその魅力が伝えられました。
現代での評価
2025年現在、エルトン・ジョンの楽曲はクラシックとして評価されています。『クロコダイルロック』は、彼のディスコグラフィの中でも特に楽しい一曲として、ライブの定番曲であり続けています。音楽ストリーミングサービスでも人気があり、Spotifyでは数百万回の再生回数を記録。現代のリスナーにも、ノスタルジーと新鮮さを同時に感じさせる楽曲として愛されています。
次の動画は、エルトン・ジョン – クロコダイル・ロック (マディソン・スクエア・ガーデンでのライブ)の模様です。観客も「ら、らららら ら」って言ってますね。
エルトン・ジョンの誕生日を祝う意味
3月25日の特別な日
3月25日は、エルトン・ジョンの誕生日として、ファンにとって特別な日です。2025年、彼は78歳を迎えました。長年にわたり音楽シーンで活躍し続け、グラミー賞を5回受賞するなど、数々の功績を残しています。近年では、映画『ロケットマン』(2019年)で彼の人生が描かれ、新たな世代にもその偉大さが伝えられました。(映画「ロケットマン」は、クイーンの映画「ボヘミアンラプソディー」(これも超ド級のお勧め映画です!)の後に公開され、見に行きました。一言感想を言いますと、LGBTを通常意識しない僕ですが、彼らの本当の苦しみが少しわかった気がしたものです)
ファンとしての感謝
エルトン・ジョンの音楽は、僕たちに喜びや感動を与えてくれます。『クロコダイルロック』のような明るい曲から、「Your Song」のような感動的なバラードまで、彼の多才さには驚かされます。誕生日を祝うことで、彼の音楽への感謝を改めて感じる機会になります。ファンとして、これからも彼の活躍を見守りたいですね。
『 Crocodile Rock』-エルトン・ジョン
I remember when rock was young,
me and Suzie had so much fun
Holding hands and skimming stones
Had an old gold Chevy
and a place of my own
覚えてるよ
ロックが流行り出した頃のこと
僕とスージーは沢山の楽しみがあった
手を取り合い お金も使いまくって
中古だけど金色のシボレーは
僕自身の自慢のものだったBut the biggest kick I ever got
was doing a thing
called the Crocodile Rock
While the other kids
were Rocking‘Round The Clock,
we were hopping and bopping
to the Crocodile Rockでも一番強烈な刺激は
“クロコダイル・ロック”
と呼ばれてたアレだった
他のガキどもは
ロック・アラウンド・ザ・クロックに
夢中だった間、
僕らはクロコダイル・ロックに
ノリノリだったんだWell, Crocodile Rocking
is something shocking
when your feet just can’t keep still
I never knew me a better time
and I guess I never will
Oh lawdy mama, those Friday nights
when Suzie wore her dresses tight
and the Crocodile Rocking
was out of sightそうさクロコダイル・ロックは
すごいヤツなんだ
じっとなんかしてられない
こんな楽しいのってなかったし
これからもないと思うよああ 金曜の夜には
スージーはビチッとした
ボディコン・ドレスで登場!
クロコダイル・ロックは
ほんとイカしてるんだBut the years went by
and the rock just died
Suzie went and left us
for some foreign guyLong nights crying
by the record machine
Dreaming of the Chevy
and my old blue jeansでも月日は流れて
ロック音楽はすたれてしまった
スージーも僕を置いて出て行き
誰か外国の男と付き合ってる長い間レコードを聴いて
泣き暮らしたよ
シボレーと
はき古したブルージーンズを
懐かしんでねBut they’ll never
kill the thrills
we’ve got burning up
to the Crocodile Rock
Learning fast
as the weeks went past
We really thought
the Crocodile Rock would lastでも
クロコダイル・ロックのワクワクを
忘れることはきっとできないよ
何週間経つのも忘れるほど
あれこれ沢山のことを経験したんだ
僕らは心から思ってたのさ
“クロコダイル・ロックは永遠だ”ってねWell, Crocodile Rocking
is something shocking
when your feet just can’t keep still
I never knew me a better time
and I guess I never will
Oh lawdy mama, those Friday nights
when Suzie wore her dresses tight
and the Crocodile Rocking
was out of sightWell, Crocodile Rocking is
something shocking
when your feet just can’t keep still
I never knew me a better time
and I guess I never will
Oh lawdy mama, those Friday nights
when Suzie wore her dresses tight
and the Crocodile Rocking
was out of sightそうさクロコダイル・ロックは
すごいヤツだったんだ
もうじっとなんかしてられない
今までで最高の面白さ
これ以上のものは経験できないよ金曜の夜のスージーは
ビチッとしたボディコン・ドレス
クロコダイル・ロックは
ほんとイカしてたんだよ…
引用:ブログ:洋楽和訳 Neverending Music 日本語訳 by 音時 よりがこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
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