イーグルスの「テイク・イット・イージー(Take It Easy)」は
さて、今日はイーグルス編第9位の紹介です。
イーグルスの「テイク・イット・イージー」は、1972年に彼らのデビューシングルとしてリリースされ、アメリカンロックの金字塔となった名曲です。「僕の勝手なBest10:イーグルス編」で第9位に選んだこの曲は、「気楽に行こう!」というメッセージと共に、若さと自由を象徴するサウンドで多くの心を掴んだ曲だからですね。第10位の「テキーラ・サンライズ」の記事にも書いていますが、イーグルは「ホテルカリフォルニア」から始まっています。なので、このデビュー曲も大学生時代に聴いたんですねぇ!この軽快なリズムに心が躍りましたね。この記事では、「テイク・イット・イージー」の誕生秘話、音楽的魅力、そして時代を超える影響力を紐解きます。さあ、イーグルスと共に気楽な旅へ出発しましょう!
『テイク・イット・イージー』の誕生とリリース背景
「テイク・イット・イージー」は、1972年5月1日にシングルとしてリリースされ、イーグルスのデビューアルバム『Eagles』(1972年6月1日発売)の冒頭を飾りました。作詞はグレン・フライとジャクソン・ブラウン、作曲はフライが主導。オリコンに相当するBillboard Hot 100で最高12位を記録し、バンドの名を一気に広めました。この曲は、グレン・フライ(1948-2016)とドン・ヘンリーがリンダ・ロンシュタットのバックバンドで出会い、イーグルスを結成した直後に生まれた、まさに彼らの原点とも言える一曲です。
ジャクソン・ブラウンは、当時アルバム『Saturate Before Using』(1972年)を制作中で、「テイク・イット・イージー」の原型を書いていました。しかし、詞が完成せず行き詰まっていたところ、隣に住むフライが「僕が仕上げよう」と提案。フライは「Winslow, Arizona」の具体的な地名を加え、気楽で解放感ある物語に仕立てました。プロデューサーのグリン・ジョーンズは、ロンドンでの録音でこの曲に洗練されたカントリーロックの輝きを与え、イーグルスのサウンドを確立しました。

『テイク・イット・イージー』の音楽的魅力
この曲の魅力は、軽快なギターリフと心地よいハーモニーにあります。イントロのグレン・フライとバーニー・リードンのツインギターは、カントリーの素朴さとロックのエネルギーを融合。サビの「Take it easy, don’t let the sound of your own wheels drive you crazy」は、フライとヘンリーの声が重なり、解放感を届けます。バンジョーを加えたアレンジは、当時のカントリーロックらしい風味を醸しつつ、シンプルで覚えやすいメロディが耳に残ります。以下で、その音を堪能してください。
✅ 公式動画です(Provided to YouTube by Rhino/Elektra)
クレジット
Take It Easy (2018 Remaster) – Eagles
© 1972, 2018 Elektra Records LLC
Remastering Engineer: Bernie Grundman
Banjo & Lead Guitar: Bernie Leadon
2行解説
1972年のデビュー曲を最新リマスターした公式音源。
アメリカン・ロック黎明期を象徴する爽快なハーモニーとカントリー調の軽快なギターが光る名曲です。
歌詞に込められた気楽な生き方
「テイク・イット・イージー」の歌詞は、気ままな旅と恋の冒険を描きます。「Well, I’m a-standin’ on a corner in Winslow, Arizona, such a fine sight to see」は、フライが加えた名フレーズで、アリゾナの田舎町に立つ男の自由な姿が目に浮かびます。「7人の女に追いかけられてるけど、気楽に行こうぜ」と歌う軽妙さは、人生のプレッシャーを笑いものに変える力があります。ジャクソン・ブラウンの原案にフライがユーモアと具体性を加え、普遍的な「気楽さ」を表現しました。僕が大学時代(1977年、19歳)、東京での忙しさに疲れた時、この曲が肩の力を抜かせてくれました。(盛!)
- 自由の象徴: Winslowの角に立つ気ままな男。
- ユーモア: 女たちに追われる状況を笑う。
- 普遍性: 気楽に生きる姿勢の提案。
イーグルス:カントリーロックの旗手
イーグルスは、1971年にグレン・フライ、ドン・ヘンリー、バーニー・リードン、ランディ・マイズナーで結成。ロサンゼルスの音楽シーンで出会った彼らは、カントリーとロックの融合で独自の地位を築きました。「テイク・イット・イージー」は、デビュー時のフレッシュなエネルギーを象徴し、後の「ホテル・カリフォルニア」への道を開いた曲でもあります。フライの明るい声とリードンのカントリー風ギターが、この曲をバンドの原点に位置づけました。

『テイク・イット・イージー』の文化的影響
この曲はリリース後、アメリカのロードトリップ文化のアイコンとなり、Winslow, Arizonaには「Standin’ on the Corner Park」が作られ観光名所に。カバーも多く、トラヴィス・トリット(1993年)がカントリー版を録音し、Billboard Hot Country Singlesで21位を記録。2025年の今、SNSで「気楽に生きよう」と引用され、若者にも愛されます。ライブ映像(フライの声が生き生き!)で、その魅力を感じてください。
✅ 公式動画です(Eagles公式チャンネル/HD Remastered Official Video)
クレジット
Take It Easy (Live on MTV 1994) – Eagles
From the album Hell Freezes Over (1994)
Original song from Eagles (1972)
© 1994 Geffen Records / HD Remaster © 2022 Rhino / Elektra
2行解説
1994年、MTVで放送された再結成ライブ「Hell Freezes Over」での名演。
円熟のハーモニーとアコースティックサウンドが、オリジナル版を超える完成度を見せています。
『テイク・イット・イージー』の特別な魅力
「テイク・イット・イージー」は、「テキーラ・サンライズ」(第10位)の切なさや「ホテル・カリフォルニア」の深遠さとは異なり、明るさと気楽さが際立つ。第9位に選んだのは、そのシンプルな楽しさがイーグルスの原点を象徴するからです。
まとめ:『テイク・イット・イージー』で気楽に生きよう
「テイク・イット・イージー」は、イーグルスの魂と1970年代の自由が詰まった第9位の名曲。僕のささやかな記憶を彩り、あなたにも気楽さを届けます。あなたの「気楽な瞬間」は?コメントで教えてください。Best10の旅、次回もお楽しみに!

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