今日は、ASKAさんの誕生日です。
今日はASKA(旧:飛鳥涼)さん(1958年生まれ)の67才の誕生日です。
おめでとうございます。僕と同じi戌年生まれですが、彼の方が学年は一つ上ですね。
色々ありましたが、頑張っておられます!!
今日の紹介曲:『男と女』-チャゲ&飛鳥
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
My age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60~ |
曲のリリース | 1985 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
初めて聴いたのはリリース時の1985年ですね。
この年の夏に転勤で、大分市から北九州市に転勤になりました。会社は小倉にありましたが、社宅はなんと門司港。バスと電車を乗り継いで通っておりました。長女が生まれたのもこの年です。
バブル前夜といった感じの世の中でした。間違いなく今より活気がありましたね。仕事が終わると、飲みに行くか麻雀か?といった日々。いい時代でした。
ドラマでは「金曜日の妻たち」がブームとなっていたそんな時代です。
チャゲ&飛鳥には有名な曲が沢山あり、ヒット曲も数知れません。しかもこの「男と女」はシングルカットさえされていませんが、僕の中では彼らの代表曲の一つです。ASKA独特なリリカルな歌い方がまたいいではありませんか!!!
別の記事で彼らのデビュー曲「ひとり咲き」の紹介もしています。どうぞそちらもご覧ください。
「男と女」—— チャゲ&飛鳥が描く恋愛の機微
チャゲ&飛鳥(CHAGE and ASKA)の楽曲「男と女」は、1985年にリリースされたアルバム『熱風』に収録された楽曲のひとつです。シングルカットはされなかったものの、その完成度の高さ、情感豊かな歌詞、繊細なメロディによって、多くのファンに愛され続けています。
本記事では、この楽曲の魅力を掘り下げ、音楽的特徴や歌詞の持つ意味、当時の社会背景、さらにはカラオケ文化との関連、ライブでの表現方法などを詳しく考察します。また、あまり知られていないエピソードや制作の裏話なども交えながら、「男と女」という楽曲が持つ独自の世界観を探っていきます。
楽曲の概要とアルバム内での位置づけ
「男と女」は、チャゲ&飛鳥の音楽性が進化を遂げる過程で生まれた作品です。彼らはフォークデュオとしてスタートしましたが、1980年代半ばにはポップスやロックの要素を積極的に取り入れ、より洗練されたサウンドを追求していました。
その中で制作されたアルバム『熱風』は、彼らの音楽性が成熟期に入る象徴的な作品と言えます。特に、「モーニングムーン」のようなキャッチーな楽曲が話題となり、より幅広い層のリスナーに受け入れられるようになった時期でした。
その中に収録された「男と女」は、そうした進化の中で生まれた、等身大の恋愛模様を描いたナンバーです。楽曲のテーマとして「男と女」という普遍的な関係性を描きながら、ただ甘いラブソングにとどまらず、恋愛における微妙なすれ違いや心理的な距離感を丁寧に表現しています。
歌詞が描く男女の心理と象徴性

「男と女」というタイトルは一見シンプルですが、その歌詞には深い意味が込められています。
例えば、歌詞全体を通して描かれるのは、「すれ違い」「思い込み」「期待と現実のギャップ」といった、恋愛において誰もが経験する感情です。単なるロマンティックなラブソングではなく、むしろ恋愛における葛藤や切なさを前面に出しているのがこの曲の特徴です。
サビで繰り返される「男と女」というフレーズには、単に「男女の関係」という意味以上のものが感じられます。人と人の関係性には常にズレが生じ、それを埋めようとするものの、完全に分かり合うことはできない——そんなもどかしさを象徴しているようにも思えます。
また、1980年代の日本は社会の価値観が大きく変化しつつあった時期でした。女性の社会進出が進み、恋愛や結婚に対する意識も大きく変わってきた時代です。そんな中で、「男と女」というタイトルのもとに描かれる関係性は、単なる男女の恋愛にとどまらず、社会全体の変化ともリンクしていたのかもしれません。
音楽的特徴とデュエットとしての完成度
「男と女」は、メロディの美しさだけでなく、チャゲ&飛鳥ならではのデュエットの魅力が存分に発揮された楽曲です。
CHAGEの柔らかく包み込むような歌声と、ASKAの力強く情熱的なボーカルが交互に、あるいは重なり合いながら展開し、楽曲に奥行きを与えています。特にサビでは、二人の声が絶妙に絡み合い、それぞれの感情の違いやすれ違いを音楽的に表現しているように感じられます。
また、アレンジ面では、1980年代特有の洗練されたサウンドメイクが光ります。キーボードによる淡いパッド音が楽曲全体に広がり、男女の心の距離感を象徴するような浮遊感のあるサウンドを作り出しています。これにより、ただのポップソングではなく、どこか幻想的な響きを持つ作品へと昇華されています。
カラオケ文化との関連
1980年代後半から1990年代にかけて、日本ではカラオケ文化が爆発的に広まりました。
そんな中で「男と女」は、デュエット曲としての魅力を持つことから、カラオケでの隠れた人気曲となりました。特に、合コンや宴会の場などで、「男役」「女役」に分かれてこの曲を歌うことで、自然と親密な雰囲気が生まれるというエピソードも多く聞かれました。
カラオケが単なる娯楽を超えて、コミュニケーションツールとして機能していた時代ならではの現象と言えるでしょう。
ライブでの魅力
ライブにおける「男と女」は、アルバム音源とはまた違った魅力を持っています。
時にはギターソロが長めにアレンジされたり、二人の掛け合いに即興的な要素が加えられたりすることで、よりダイナミックな表現が生まれます。静かな部分では観客が息をのむように聴き入り、サビで一気に盛り上がる——そうした演出が、楽曲にさらなるドラマを加えています。
また、ファンの間では、「この曲がライブで披露されると特別感がある」と言われることもあります。シングル曲ではないものの、根強い人気を持つ「男と女」は、ライブセットリストに組み込まれると、一際大きな歓声が上がることも少なくありません。
まとめ
「男と女」は、チャゲ&飛鳥の代表曲ではないかもしれませんが、その奥深い歌詞と洗練されたサウンド、そして絶妙なデュエットアレンジによって、多くのリスナーに愛され続けています。
恋愛の本質をシンプルに描きながらも、音楽的に洗練された構成を持つ本作は、時代を超えて聴く者の心に響く楽曲です。
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