【2月15日】は、ジョン・ヘリウェルの誕生日-『ブレックファスト・イン・アメリカ』-(スーパートランプ)を紹介!

今日は、ジョン・ヘリウェル(John Helliwell)の誕生日です。

今日(2025.2.15日)は1945年生まれのジョン・ヘリウェル(John Helliwell)の80才の誕生日です。
おめでとうございます。

ジョン・ヘリウェルはイギリスのミュージシャンで、ロックバンド「スーパートランプ」のサックス奏者、サブキーボード奏者、そしてバックボーカリストとして最もよく知られています。彼はバンドのコンサート中にMCも務め、曲の合間に観客に話しかけたりジョークを飛ばしたりしました。 引用:ウィキペディア

今日の紹介曲:『ブレックファスト・イン・アメリカ』-(スーパートランプ)

僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫

My age小学校中学校高校大学20代30代40代50代60~
曲のリリース1979
僕が聴いた時期

この曲を初めて聴いたのは、大学生の時。

確か、日立のコンポのCMで使われていたはずです。
調子のよい曲で、テンポも切れも僕の好みでした。

(最初の動画のサムネイル)ジャケットがなんとも懐かしいです!!(;_;)/~~~

スーパートランプ『ブレックファスト・イン・アメリカ』の魅力を深掘りする

スーパートランプの楽曲『ブレックファスト・イン・アメリカ』は、1979年に発表されたアルバムのタイトル曲であり、今なお多くの音楽ファンに愛され続ける名曲です。キャッチーなメロディーと独特の歌詞、そしてアメリカ文化に対する微妙な視線が込められたこの楽曲は、単なるポップソングを超えた深みを持っています。

本記事では、その魅力を徹底解剖し、音楽的な特徴や歌詞の意味、制作秘話などに迫ります。

楽曲の背景とテーマ

1970年代後半のアメリカは、「アメリカンドリーム」という理想を世界に向けて発信し、経済的にも文化的にも絶頂期を迎えていました。消費社会が加速し、豊かさが象徴のように語られる一方で、実際には貧富の差や社会的な孤独といった問題も抱えていました。

『ブレックファスト・イン・アメリカ』は、そんなアメリカの「夢」と「現実」のギャップを描いた楽曲です。タイトルにある「朝食」は、豊かな生活の象徴のようにも思えますが、その「完璧な朝食」は果たして本当に手に入るものなのか? という疑問を投げかけています。表面的には明るく、楽観的に聞こえる楽曲ですが、その奥にはアメリカ社会への皮肉や疑問が込められているのです。

ロジャー・ホジソンは、イギリス出身のアーティストとしてアメリカを外側から見つめ、その華やかさと矛盾を独特のユーモアを交えて表現しました。「君の夢は本当に追いかけられるのか?」という問いかけは、アメリカンドリームの光と影を考えさせるものとなっています。

音楽的要素とアレンジの巧妙さ

『ブレックファスト・イン・アメリカ』は、スーパートランプらしい洗練されたアレンジが特徴的です。わずか181秒という短い尺の中に、彼らの持つ音楽的なセンスが凝縮されています。

  • 印象的なキーボードの旋律
    楽曲の冒頭から鳴り響く軽快なキーボードは、この曲のシンボルとも言える存在です。明るくポップなメロディーでありながら、どこか憂いを帯びた響きが、アメリカ文化の表と裏を象徴しているようにも感じられます。
  • ホジソンの透明感あるボーカル
    彼の独特の高音ボーカルは、曲の明るい雰囲気を際立たせながらも、歌詞の持つ皮肉なニュアンスを引き立てます。声の浮遊感が、夢と現実の間を漂うような感覚を生み出しているのもポイントです。
  • 変化するリズムとメロディーの妙
    楽曲の中でリズムが微妙に変化したり、テンポが一瞬上がる場面があることで、聴くたびに新たな発見があるように作られています。単純に楽しいポップソングとして聴くこともできますが、音楽的な構成は非常に緻密で、プロのミュージシャンたちからも高く評価されています。

歌詞に込められたメッセージ

『ブレックファスト・イン・アメリカ』の歌詞は、一見すると明るくユーモラスですが、実は奥深いテーマが隠されています。

「朝食」は、理想的な生活の象徴として描かれます。しかし、それは本当に現実に存在するものなのか? それとも、ただの幻想なのか?

「完璧な朝食」は、アメリカ文化が作り出した「幸福の象徴」ですが、その裏には、消費社会の空虚さや、成功を追い求めることへの疲れが潜んでいます。これは現代にも通じるテーマであり、SNS時代の「理想的な生活」との関連性を考えると、新たな解釈が生まれるかもしれません。

また、ホジソン自身もインタビューで、「アメリカ文化には憧れもあったが、同時に違和感もあった」と語っています。その感情が歌詞に反映されており、アメリカを外側から観察したイギリス人ならではの視点が光ります。

制作秘話と知られざるエピソード

『ブレックファスト・イン・アメリカ』のレコーディングには、いくつかの興味深いエピソードが残されています。

ホジソンとメンバーは、ニューヨークやロサンゼルスで地元のジャズミュージシャンと交流し、そこから得たインスピレーションを曲に取り入れたという話もあります。楽曲の随所に感じられるリズムの変化や即興性は、こうしたジャズ的な影響の賜物かもしれません。

カルチャーへの影響とその後の展開

リリース当時、『ブレックファスト・イン・アメリカ』はアメリカのみならず世界中で大ヒットしました。そのキャッチーなメロディーと独特の歌詞は、映画やドラマ、CMなど、様々なメディアで使用され、今やアメリカ文化の象徴のような存在になっています。

また、近年ではデジタルリマスター版がリリースされ、新たな世代の音楽ファンにも再評価されています。リミックスやサンプリングの対象にもなり、現代の音楽シーンにも影響を与え続けています。

ある音楽プロデューサーは、「この曲はアナログの温かみとデジタルの洗練さが共存する、時代を超えた名作だ」と語っています。音楽のスタイルが変わっても、この曲が持つ魅力は決して色褪せることがないのです。

総括:時代を超えた名曲として

スーパートランプの『ブレックファスト・イン・アメリカ』は、単なるポップソングではなく、社会の光と影、そして夢と現実の狭間を描いた作品です。明るいメロディーに乗せて、アメリカ文化の矛盾を描き出すという独自の手法は、時代を超えて共感を呼び続けています。

楽曲の背景、音楽的な構成、そして制作秘話を知ることで、この曲が持つ多層的な魅力がさらに深く感じられるはずです。次に聴くときは、その裏に込められたメッセージにも耳を傾けてみてはいかがでしょうか。


『ブレックファスト・イン・アメリカ』-(スーパートランプ)

Take a look at my girlfriend
She’s the only one I got
Not much of a girlfriend
Never seem to get a lot

僕のガールフレンドを見てよ
彼女はこのコだけなのさ
たいした彼女でもないんだよ
とりわけ何ってものもないけれどね

Take a jumbo across the water
Like to see America
See the girls in California
I’m hoping it’s going to come true
But there’s not a lot I can do

ジャンボジェットに乗って海を渡ろう
アメリカを観に行くみたいに
カリフォルニアの女の子にも会いたいな
いつか本当になればいいのにな
でも僕にできることは知れたもの

Could we have kippers for breakfast
Mummy dear, mummy dear
They got to have ‘em in Texas
‘Cause everyone’s a millionaire

朝食にはキッパー(燻製の魚)を
いただけますか?
ママだいすき 干物もだいすき
テキサスでもみんな食べてるって
だって誰もが億万長者だからね

I’m a winner, I’m a sinner
Do you want my autograph
I’m a loser, what a joker
I’m playing my jokes upon you

While there’s nothing better to do

僕は勝者 僕は罪人
僕のサインが欲しいですか?
僕は敗者 冗談ばっかりのヤツさ
きみにも冗談を言ってるんだ
ほかに何もやるべきことがないからね

Ba-ba-ba-dow
ba-bow-dum-doo-de-dow-de-dow, de
Ba-ba-ba-dow,
ba-bow-dum-de-doo-de-dow
Na na na, nana na na na na

Don’t you look at my girlfriend (girlfriend)
She’s the only one I got
Not much of a girlfriend (girlfriend)
Never seem to get a lot
(what’s she got, not a lot)

僕のガールフレンドを見てくれた?
たった一人の彼女なんだ
たいしたガールフレンドじゃないんだよ
見た目だってそうだろう?
(高望みはできないよ)

Take a jumbo cross the water
Like to see America
See the girls in California
I’m hoping it’s going to come true
But there’s not a lot I can do

ジャンボジェットで海を渡るんだ
アメリカに行くみたいにね
カリフォルニアの女の子に会いたいな
いつかそうなるといいけれど
でも僕のできることってそんなもの

Ba-ba-ba-dow,
ba-bow-dum-doo-de-dow-de-dow, de
Ba-ba-ba-dow,
ba-bow-dum-de-doo-de-dow

Hey oh, hey oh, hey oh, hey oh,
Hey oh, hey oh, hey oh, hey oh
Na na na, nana na na na nana

引用:ブログ~日本語訳 by 音時 より

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