今日は、ジョン・ヘリウェル(John Helliwell)の誕生日です。
今日(2025.2.15日)は1945年生まれのジョン・ヘリウェル(John Helliwell)の80才の誕生日です。
おめでとうございます。
ジョン・ヘリウェルはイギリスのミュージシャンで、ロックバンド「スーパートランプ」のサックス奏者、サブキーボード奏者、そしてバックボーカリストとして最もよく知られています。彼はバンドのコンサート中にMCも務め、曲の合間に観客に話しかけたりジョークを飛ばしたりしました。 引用:ウィキペディア
今日の紹介曲:『ブレックファスト・イン・アメリカ』-(スーパートランプ)
🎬 公式動画クレジット
曲名:Breakfast In America
アーティスト:Supertramp
提供元:Supertramp Official(YouTube公式チャンネル)
動画公開日:2022年2月28日
📖 2行解説
1979年にリリースされたアルバム『Breakfast In America』のタイトル曲。
風刺とユーモアを織り交ぜて、アメリカへの憧れと現実を軽快に歌い上げたポップ・ロックの名作。
🎬 公式動画クレジット 曲名:Breakfast In America アーティスト:Supertramp 提供元:Supertramp Official(YouTube公式チャンネル) 動画公開日:2022年4月5日 URL:https://www.youtube.com/watch?v=aQdoUUi3iJ8 📖 2行解説 1979年の同名アルバムのタイトル曲で、ユニークなアレンジと風刺的な歌詞が話題となりました。 ブリティッシュ・プログレの枠を超えた軽快なポップロックとして、今も高く評価されています。
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
My Age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60才~ |
曲のリリース年 | 1979 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
この曲を初めて聴いたのは、大学生の時。
確か、日立のコンポのCMで使われていたはずです。
調子のよい曲で、テンポも切れも僕の好みでした。
(最初の動画のサムネイル)ジャケットがなんとも懐かしいです!!(;_;)/~~~
スーパートランプ『ブレックファスト・イン・アメリカ』の魅力を深掘りする
スーパートランプの楽曲『ブレックファスト・イン・アメリカ』は、1979年に発表されたアルバムのタイトル曲であり、今なお多くの音楽ファンに愛され続ける名曲です。キャッチーなメロディーと独特の歌詞、そしてアメリカ文化に対する微妙な視線が込められたこの楽曲は、単なるポップソングを超えた深みを持っています。
本記事では、その魅力を徹底解剖し、音楽的な特徴や歌詞の意味、制作秘話などに迫ります。
楽曲の背景とテーマ
1970年代後半のアメリカは、「アメリカンドリーム」という理想を世界に向けて発信し、経済的にも文化的にも絶頂期を迎えていました。消費社会が加速し、豊かさが象徴のように語られる一方で、実際には貧富の差や社会的な孤独といった問題も抱えていました。
『ブレックファスト・イン・アメリカ』は、そんなアメリカの「夢」と「現実」のギャップを描いた楽曲です。タイトルにある「朝食」は、豊かな生活の象徴のようにも思えますが、その「完璧な朝食」は果たして本当に手に入るものなのか? という疑問を投げかけています。表面的には明るく、楽観的に聞こえる楽曲ですが、その奥にはアメリカ社会への皮肉や疑問が込められているのです。
ロジャー・ホジソンは、イギリス出身のアーティストとしてアメリカを外側から見つめ、その華やかさと矛盾を独特のユーモアを交えて表現しました。「君の夢は本当に追いかけられるのか?」という問いかけは、アメリカンドリームの光と影を考えさせるものとなっています。
音楽的要素とアレンジの巧妙さ
『ブレックファスト・イン・アメリカ』は、スーパートランプらしい洗練されたアレンジが特徴的です。わずか181秒という短い尺の中に、彼らの持つ音楽的なセンスが凝縮されています。
- 印象的なキーボードの旋律
楽曲の冒頭から鳴り響く軽快なキーボードは、この曲のシンボルとも言える存在です。明るくポップなメロディーでありながら、どこか憂いを帯びた響きが、アメリカ文化の表と裏を象徴しているようにも感じられます。 - ホジソンの透明感あるボーカル
彼の独特の高音ボーカルは、曲の明るい雰囲気を際立たせながらも、歌詞の持つ皮肉なニュアンスを引き立てます。声の浮遊感が、夢と現実の間を漂うような感覚を生み出しているのもポイントです。 - 変化するリズムとメロディーの妙
楽曲の中でリズムが微妙に変化したり、テンポが一瞬上がる場面があることで、聴くたびに新たな発見があるように作られています。単純に楽しいポップソングとして聴くこともできますが、音楽的な構成は非常に緻密で、プロのミュージシャンたちからも高く評価されています。
歌詞に込められたメッセージ
『ブレックファスト・イン・アメリカ』の歌詞は、一見すると明るくユーモラスですが、実は奥深いテーマが隠されています。
「朝食」は、理想的な生活の象徴として描かれます。しかし、それは本当に現実に存在するものなのか? それとも、ただの幻想なのか?

「完璧な朝食」は、アメリカ文化が作り出した「幸福の象徴」ですが、その裏には、消費社会の空虚さや、成功を追い求めることへの疲れが潜んでいます。これは現代にも通じるテーマであり、SNS時代の「理想的な生活」との関連性を考えると、新たな解釈が生まれるかもしれません。
また、ホジソン自身もインタビューで、「アメリカ文化には憧れもあったが、同時に違和感もあった」と語っています。その感情が歌詞に反映されており、アメリカを外側から観察したイギリス人ならではの視点が光ります。
制作秘話と知られざるエピソード
『ブレックファスト・イン・アメリカ』のレコーディングには、いくつかの興味深いエピソードが残されています。
ホジソンとメンバーは、ニューヨークやロサンゼルスで地元のジャズミュージシャンと交流し、そこから得たインスピレーションを曲に取り入れたという話もあります。楽曲の随所に感じられるリズムの変化や即興性は、こうしたジャズ的な影響の賜物かもしれません。
カルチャーへの影響とその後の展開
リリース当時、『ブレックファスト・イン・アメリカ』はアメリカのみならず世界中で大ヒットしました。そのキャッチーなメロディーと独特の歌詞は、映画やドラマ、CMなど、様々なメディアで使用され、今やアメリカ文化の象徴のような存在になっています。
また、近年ではデジタルリマスター版がリリースされ、新たな世代の音楽ファンにも再評価されています。リミックスやサンプリングの対象にもなり、現代の音楽シーンにも影響を与え続けています。
ある音楽プロデューサーは、「この曲はアナログの温かみとデジタルの洗練さが共存する、時代を超えた名作だ」と語っています。音楽のスタイルが変わっても、この曲が持つ魅力は決して色褪せることがないのです。
総括:時代を超えた名曲として
スーパートランプの『ブレックファスト・イン・アメリカ』は、単なるポップソングではなく、社会の光と影、そして夢と現実の狭間を描いた作品です。明るいメロディーに乗せて、アメリカ文化の矛盾を描き出すという独自の手法は、時代を超えて共感を呼び続けています。
楽曲の背景、音楽的な構成、そして制作秘話を知ることで、この曲が持つ多層的な魅力がさらに深く感じられるはずです。次に聴くときは、その裏に込められたメッセージにも耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
『ブレックファスト・イン・アメリカ』―(スーパートランプ):意訳
ジャンボに乗って
まだ見ぬアメリカを夢見ている
カリフォルニアの陽ざしと
自由な女の子たちをでも現実は小さな部屋と
冴えないガールフレンド
愛してるかって?
そう聞かれたら、答えに詰まるテキサスの億万長者たちは
朝食に燻製魚を食べるそうだ
ママ、それって本当?
僕にもそんな日が来るのかな勝者で敗者、冗談ばかりの僕は
今日もくだらない笑いを誰かに向ける
やることも夢も まともに手につかず
ただ朝が来るのを待っているだけ
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