今日は、ばんば ひろふみさんの誕生日です。
今日(2025.2.20)はばんば ひろふみさん(1950年生まれ)の75才の誕生日です。
おめでとうございます。
今日の紹介曲:『いちご白書をもう一度』-(バン・バン)
この曲の作詞作曲は、ユーミンです。
松山千春も、松任谷由実(荒井由実)をリスペクトしているようです。
なお、動画で右側にいるのは山本コウタロウです。残念ながら亡くなっていますが、いつかこのブログで取り上げる日が来ます!!
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
My age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60~ |
曲のリリース | 1972 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
この曲がリリースされたのが、1972年。僕が中学校2年生の時でした。
当時はいきなりの大ヒットで、知らない人はいないとさえ思っていましたね。
解説に詳細は書きますが、こんな名曲昭和にはいっぱいあったんです。
平成だから、令和だからと差別?区別?するつもりはありませんが、何年、何十年経っても良い曲というのが、もっとあればよいのにとつい感じてしまいます。
作詞作曲は、荒井由実。ずば抜けた才能の持ち主です!
ばんばひろふみと「いちご白書をもう一度」— 青春の記録と永遠の名曲
ばんばひろふみの音楽人生
1950年に生まれたばんばひろふみは、学生時代から音楽に傾倒し、1960年代のフォークブームの波に乗りました。彼の音楽の特徴は、派手な装飾を排したシンプルなメロディと歌詞にあり、聴く者の心の奥深くに静かに響くような魅力を持っています。
彼はまた、俳優としても活動し、舞台やテレビに登場しました。その温かみのあるキャラクターと素朴な表現は、多くの人々に親しまれました。音楽活動においても、商業主義に流されることなく、自らの感性を大切にしながら長年にわたり作品を生み出してきました。
「いちご白書をもう一度」の誕生
「いちご白書をもう一度」は1972年にリリースされました。そのタイトルにある「いちご白書」は、1969年にアメリカで公開された映画『The Strawberry Statement(いちご白書)』を指しています。この映画は、学生運動をテーマにした作品であり、日本の若者の間でも大きな影響を与えました。(この曲を聴いてから、『いちご白書』を観た人多かったと思います。僕もその一人です)
この楽曲は、青春の恋愛の甘さと切なさ、そして若き日の夢と現実の間の葛藤を描いています。しかし、ただのラブソングではなく、当時の学生運動が終焉を迎えつつあった時代背景とも深く結びついています。70年代初頭、多くの若者が社会変革を夢見ながらも、挫折や現実との妥協を強いられていました。この曲の歌詞には、そうした「失われた理想」への郷愁が込められているとも解釈できます。
歌詞とメロディの魅力
「いちご白書をもう一度」は、アコースティックギターを基調としたシンプルなアレンジながら、どこか懐かしさを感じさせるメロディが特徴です。ゆったりとしたリズムと流れるような旋律は、まるで遠い過去の記憶を優しく呼び起こすかのようです。
歌詞の中でも特に印象的なのは、「もう一度」という言葉が繰り返されることで、過去を懐かしみつつも戻れない現実への寂しさが際立っていることです。
音楽的な面では、当時のフォークソングの枠に収まらず、ジャズやブルースの要素も微かに感じられる点が特徴です。そのため、フォークファンのみならず、幅広い音楽ファンに支持されました。
知られざる制作秘話
「いちご白書をもう一度」の制作過程では、レコード会社の幹部たちは、タイトルや歌詞の解釈をめぐって意見を交わしていたとも言われています。一部の関係者は、学生運動の終焉をテーマにした楽曲が政治的な意味合いを持つと捉え、リリースに慎重だったという説もあります。
こうした背景を考えると、「いちご白書をもう一度」がただのヒットソングではなく、時代の空気を色濃く反映した楽曲であることがわかります。
時代を超えて愛される理由
この楽曲が長年にわたり愛され続ける理由のひとつは、その普遍的なテーマにあります。青春時代の恋愛や夢の喪失感は、どの時代の若者にも共通する経験です。そのため、当時の学生運動を知らない世代にも、この楽曲の持つノスタルジーは共感を呼び続けています。
また、カバーアーティストも多く、時代ごとに新たな解釈が加えられながら受け継がれています。SNSや動画配信サイトを通じて、若い世代にも届くようになり、再評価される機会が増えています。特に夏の季節になると、海辺やバーベキューでこの曲が流れる光景が見られることから、「夏の定番ソング」としての位置づけも定着しつつあります。
近年のライブでの進化
近年のばんばひろふみのライブでは、「いちご白書をもう一度」に特別なアレンジが加えられることがあります。例えば、イントロのギターリフにアコースティックなジャズのニュアンスを取り入れたり、歌詞の一部を観客と一緒に歌う演出が行われたりしています。
このように、単に過去のヒット曲を再演するのではなく、ライブの場で「今」の解釈を加えることで、新たな魅力を生み出しています。これこそが、50年以上にわたり愛され続ける理由のひとつなのでしょう。
終わりに
ばんばひろふみの「いちご白書をもう一度」は、ただの懐かしのヒットソングではなく、1970年代の時代背景と若者たちの心情を映し出す文化的なドキュメントとしての価値も持ち合わせています。その歌詞とメロディには、青春の切なさや過ぎ去った時間への郷愁が詰まっており、世代を超えて聴く人々の心に響き続けています。
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