今日は、松山千春さんの誕生日です。
今日(2024.12.16)は松山千春さんの69才の誕生日です。おめでとうございます。
最近狭心症が悪化して手術をしましたね。状態は良くなっているようですが、全ての人がどうしても加齢とともに色々と問題は起きてきます。無理をせずに、もう20年は頑張ってもらいたいですね(^_-)
今日の紹介曲:『旅立ち』-松山千春
最初の動画は、動画としての物語性・クォリティーが良いのですかね?1000万回以上再生されています(>_<)
次は、ある意味お宝音声です。デビュー前の松山千春が「全国フォーク音楽祭り-北海道予選」に出た時のもののようです。プロに憧れ夢見てた青年の姿があります!!
最後の動画は、風貌から割と最近のだと思います。( ;∀;) 僕も地元の2019.5.29日に『大分グランシアタ―』で初めて生の松山千春を見たのですが、頭はその時と同じです(笑)。
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
My age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60~ |
曲のリリース | 1977 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
『旅立ち』のシングルリリースは1977年の1月なので、僕が東京へ行くちょっと前ですね。
耳にしたのは、リリースから1年前後経ってからだと思います。
日本語なので、曲調だけでなく、歌詞にも一種の共感と憧れもありました。
男性として、歌詞のような女性は理想でもあるし、もしそんな女性がいれば絶対に離さない!なんで本気で思っていましたねぇ!
この曲を含む松山千春のファーストLP『君のために作った歌』がリリースされたのが、1977年6月。
その年の冬から新宿サブナードの「さぼてん」という、とんかつ料理店でバイト始めた頃にはじめて耳にしたような気がします。余談ですが、「さぼてん」は現在でも健在で、大分市にも数ケ店あります。ほんとに美味しいですよ(^_-) 新宿のサボテンにはよく芸能人も来てました。
このファーストLP『君のために作った歌』が今でも彼の作品で一番好きなアルバムです。ヒットした曲も何曲もあります。「松山千春ベスト10」も作らなければ紹介しきれませんね。
松山千春の「旅立ち」:フォークソングが語る人生の門出
松山千春のデビューシングル「旅立ち」がリリースされたのは1977年1月25日。当時まだ無名だった若きフォークシンガーが、自らの感情や想いを誠実に詩とメロディーに込め、音楽の世界へと足を踏み出した記念碑的な一曲です。この作品は、後に日本の音楽史を語る上で欠かせない重要な存在となり、そのシンプルなギター伴奏と伸びやかな歌声、そして心に響くメロディーは、リリース直後から多くの人々の心を捉えました。
「旅立ち」に込められたテーマと時代背景

「旅立ち」は、新たな世界への挑戦を描く楽曲です。希望、不安、そして別れの寂しさといった、人生の転機に誰もが感じる普遍的な感情が歌詞に凝縮されています。特に1970年代後半の日本は、高度経済成長期を経て社会構造が変化する時代でした。若者たちは就職、進学、あるいは留学などで未知の土地や新しい環境に飛び込む機会が増え、人生の選択における「旅立ち」を経験する人が増えていました。
「旅立ち」は、そんな若者たちの心の奥底にある迷いや期待を丁寧にすくい上げ、音楽として結晶化させています。その歌詞の中には、明確な行先がわからないまま踏み出す一歩への戸惑いや、「さよなら」と「こんにちは」が交錯する瞬間の切実さが表現されており、多くの人々がこの曲に自分自身の物語を重ねてきました。(確かに!!!)
松山千春が宿すメッセージ性
この曲が単なる「出発の歌」に留まらず、人々の心を深く捉え続ける理由の一つは、松山千春自身が持つ普遍的なメッセージ性です。「別れ」や「出発」といったテーマを表面的に描くのではなく、その裏側にある葛藤や勇気にまで寄り添う姿勢が、聴き手に強い共感を与えています。松山はこの曲を通じて「出発とは、別れと希望が同時に存在する瞬間」であることを示しており、それが人生の様々なシーンで心に響く普遍性を生み出しているのです。
フォークソングとしてのシンプルさと普遍性
「旅立ち」はフォークソングの王道を行くシンプルな楽曲です。ギターと声を中心とした素朴なサウンドは、時代や流行を超越して受け継がれています。松山千春の歌声は温かみがありながら力強く、その表現力は日本音楽界の中でも唯一無二の存在感を放っています。
このシンプルさこそが、「旅立ち」が持つ強さの一つです。派手なアレンジに頼らないことで、メロディーや歌詞の純粋さが際立ち、聴き手に直接的な感動を届けています。特に若いシンガーソングライターたちにとって、この曲は音楽の「原点回帰」を象徴する存在であり、創作のインスピレーション源にもなっています。
節目を彩る名曲として
「旅立ち」はその後、卒業式、入学式、企業の入社式など、人生の節目で歌われる定番曲となりました。この曲の旋律と歌詞がもたらす感動は、単なる慣習ではなく、聴く人それぞれの心に無数のドラマを呼び起こします。人生の門出を迎える場面で流れるこの曲は、人々に勇気を与え、新たな一歩を踏み出す支えとなり続けています。
現代にも息づく「旅立ち」の魅力
2024年を迎えた今でも、「旅立ち」は多くの人に愛され、歌い継がれています。デビュー当時は若手フォークシンガーだった松山千春も、現在では日本を代表するアーティストの一人となりました。しかし、彼のキャリアの中で「旅立ち」は決して過去の遺産に留まらず、現在進行形で新しい価値を生み出し続けています。
松山はコンサートでもこの曲を歌い続け、観客の中には初めてこの曲を聴く若者もいれば、懐かしさに涙を流す年配のファンもいます。世代を超えた共感が生まれるのは、「旅立ち」が持つ不変のメッセージ性と、時代に応じた新鮮さが絶妙に融合しているからです。
若い世代との新たなつながり
近年では、インターネットやSNSを通じて「旅立ち」をカバーする若いアーティストが増えています。映像配信サイトには弾き語りや新しいアレンジの演奏動画が次々と投稿され、その多様な解釈が楽曲に新たな命を吹き込んでいます。フォークギター一本で奏でる原点回帰的なスタイルや、ピアノやストリングスを交えたドラマチックなアレンジなど、様々なアプローチが共存することで、「旅立ち」は新しい世代にも響く音楽として進化し続けています。
※この動画のボーカルは、三浦祐太郎ですが、若き日の三浦友和に見えるのは僕だけですかね?さすが親子似てる!!!
「旅立ち」がもたらす普遍的な感動
「旅立ち」は、松山千春個人のキャリアのスタート地点でありながら、世代を超えて愛される普遍的な名曲です。人生の門出を迎えるあらゆる人々に、希望と勇気を与えるこの楽曲は、リリースから半世紀近く経った今も色褪せることなく、私たちの心に深い感動を与えています。
新たな目的地へ向かうとき、そっと背中を押してくれる存在として、「旅立ち」はこれからも人々と共に歩み続けるでしょう。
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