【11月26日】は、ジョン・マクヴィーの誕生日-『Monday Morning』(Fleetwood Mac)を紹介!

今日は、ジョン・マクヴィー(John Graham McVie)の誕生日です。

今日(2024.11.26)はフリートウッド・マックのベーシスト、ジョン・マクヴィ(1945年11月26日1945年11月26日生まれ)の79歳の誕生日です。おめでとうございます!!

今日の紹介曲:『Monday Morning』-Fleetwood Macです。

最初のYoutube動画は、1980年に武道館で行われた来日コンサートが音源です。
なんと。なんとこのコンサート、僕、見に行ってたんですよ。しかもアリーナ席で、舞台上まで相当近かったですね。女性ボーカルのスティービー・ニックスが綺麗で妖艶で、感動しきりでした。(^_-)

僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫

My age小学校中学校高校大学20代30代40代50代60~
曲のリリース1975
僕が聴いた時期

リリースは僕が高校生の時ですが全く知りませんでした。

大学に入って音楽三昧の日々を送る中で、フリートウッドマックのアルバム『ファンタスティック・マック』と出会い、最初の曲がこの曲だったんですね。
これまでに聴いたことがない歯切れのよい音作り。ポップスでもありロックともいえる新しいジャンルを聴いている感覚でした。この曲一発で彼らを好きになりました。

特にアルバムは『ファンタスティック・マック』と1977年にリリースされた『Rumours』は何度も何度も聴きました。

リリース

フリートウッド・マックの名曲「Monday Morning」は、1975年にリリースされたアルバム『Fleetwood Mac』のオープニングトラックとして収録されています。この曲は、バンドにリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスが新たに加わったことで、フリートウッド・マックが迎えた新しい時代を象徴する作品です。当時、バンドは音楽的な進化を遂げつつあり、この曲はその変革を象徴する一曲となりました。

「Monday Morning」は、軽快なアコースティックギターとエレキギターの絶妙なバランスが印象的な、エネルギッシュで爽やかなサウンドが特徴です。冒頭からリズミカルなアコースティックギターのリフが響き、そのメロディーは一度聴いたら心に残るフレーズです。その後に続くリンジー・バッキンガムのボーカルは力強さと繊細さを兼ね備えており、曲全体にダイナミズムをもたらします。歌詞には、新しい週の始まりに感じる期待や不安、さらには人間関係の複雑さが描かれ、リスナーが自身の経験と重ね合わせやすい共感を呼び起こす内容です。

曲の特徴

この曲のハイライトは、キャッチーなサビ部分です。「Monday morning, you sure look fine」というフレーズは、一度耳にすればつい口ずさみたくなる中毒性のあるメロディーです。さらに、バックで流れるハーモニーがこの楽曲に深みと厚みを与え、メンバー全員のコーラスが曲全体を美しく包み込んでいます。

背景とエピソード

この曲は、リンジー・バッキンガムが作曲し、彼自身がリードボーカルを務めています。彼とスティーヴィー・ニックスはもともと「バッキンガム・ニックス」というデュオで活動しており、その経験がフリートウッド・マックに新たな風を吹き込みました。この曲は、彼らの人生の転機や感情が反映されており、フリートウッド・マックが新たな音楽的方向性を見出すきっかけとなりました。

この曲の制作過程では、メンバー間のクリエイティブな交流が非常に活発で、即興的なアイデアやアレンジがそのまま取り入れられています。特に、バッキンガムのギターソロはスタジオでの即興演奏のひらめきから生まれ、アルバムに収録されることになりました。当初はシングルカットされていなかった「Monday Morning」ですが、アルバムリリース後にライブで人気を博し、ラジオでも頻繁にオンエアされるようになったことで、バンドの代表曲の一つとして広く知られるようになりました。

バンドの経歴

フリートウッド・マックは1967年にロンドンで結成され、当初はブルースロックを中心に活動していました。オリジナルメンバーのピーター・グリーン、ミック・フリートウッド、ジョン・マクヴィーらは、イギリスのブルースシーンで大きな影響を与えていました。しかし、度重なるメンバー交代と音楽性の変遷を経て、1975年にリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスが加入。これにより、バンドはよりポップでメロディアスなサウンドへと進化し、世界的な成功を収めることになりました。1977年のアルバム『Rumours』は、4000万枚以上を売り上げる大ヒットとなり、音楽史に残る名盤として今も語り継がれています。

影響を受けたアーティストと音楽性

フリートウッド・マックはその多様な音楽性により、多くのアーティストに影響を与え、また同時に影響を受けてきました。特にビートルズからは、メロディー構築やスタジオ技術の革新において多大なインスピレーションを受けたとされています。また、アメリカのフォークロックやカントリーロックの要素も取り入れ、イーグルスやジェファーソン・エアプレインといった同時代のアーティストとの共通点も見られます。こうした影響を独自に昇華し、唯一無二のサウンドを作り上げたのがフリートウッド・マックです。

面白い裏話

「Monday Morning」には、バンドのメンバー同士の複雑な人間関係が反映されています。特にリンジー・バッキンガムとスティーヴィー・ニックスの元恋人同士という関係は、歌詞や曲の表現に微妙な感情をもたらしました。このような個人的な体験が、音楽に深みを加え、リスナーが共感する理由の一つになっています。

また、バンドはレコーディングにおいて実験的なアプローチを積極的に取り入れていました。例えば、ギターの音色を追求するために独自のチューニングやエフェクトを使用し、ボーカルのハーモニーを何層にも重ねて録音するなど、革新的な手法を試みています。こうした試みが、アルバム全体にわたって豊かなサウンドスケープを生み出し、バンド独特の音の深みを形成しました。

まとめ

「Monday Morning」は、フリートウッド・マックが新たなステージへと踏み出す象徴的な楽曲です。爽やかなメロディーと深遠な歌詞は、今なお多くの人々の心に響きます。バンドの歴史やメンバーの背景、影響を受けた音楽的要素など、さまざまな視点からこの曲を捉えることで、その魅力は一層深まります。時代を超えて愛され続けるこの名曲を、ぜひ一度じっくりと味わってみてください。

歌詞

Monday morning you sure look fine
Friday I got travelin on my mind
First you love me, then you fade away
I can’t go on believin’ this way

月曜日の朝 きみはとっても元気に見える
金曜日 僕は思い巡らせていたんだ
きみは最初に僕を愛してくれたのに
すぐに冷めてしまったなんて
こんなの信じ続けるってできないよ

I got nothing but love for you
So tell me what you really wanna do
First you love me then you get on down the line
But I don’t mind.

僕が示せるのはきみへの愛だけ
本当は何をしてほしいのか教えてよ
僕を愛してくれたと思ったら
次にどんどん先に行こうとするんだ
でも気にしないよ

I dont’t mind
I’ll be there if you want me to
No one else that could ever do
Got to get some peace in my mind.

僕は気にしないんだ
きみが望むなら僕はどこにだって行くさ
僕の心を休めてくれるような人は
きみ以外 今まで誰もいなかったんだから

Monday morning you look so fine
Friday I got travelin on my mind
First you love me then you say it’s wrong
I can’t go on believing for long

月曜の朝 やっぱりきみは元気そうだ
金曜日 僕もやっぱりあれこれ考えてた
愛してくれたと思ったら 間違いだって言うし
きみの愛をそんなに長く信じ続けられないよ

But you know it’s true
You only want me when I get over you
First you love me then you get on down the line
But I don’t mind

でも本当のことなんだ
きみのこと忘れようとすると
きみは僕のことを求めてくるんだ
最初僕のこと愛してくれて
次にはどんどん先を急いだりするし
でも僕は気にしない

I don’t mind
I’ll be there if you want me to
No one else that could ever do
Got to get some peace in my mind

僕は気にしないのさ
きみが望めば僕はきみのそばにいる
誰もできなかったのさ
僕の心に安らぎをくれた人は

(Words and Idioms)

down the line =いつかある時点で

日本語訳 by 音時

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