今日は、フロイド・スニード(Floyd Sneed)の誕生日です。
生存していれば、今日(2024.11.22)がフロイド・スニード(スリードックナイトの黒人ドラマー)の82歳の誕生日でした。本当に残念ながら、昨年(2023年)1月27日に亡くなられています。享年80歳でした
フロイド・チェスター・スニードはカナダのドラマーで、バンド「スリー・ドッグ・ナイト」での活動で最もよく知られています。 1942 年 11 月 22 日にカルガリーで生まれたスニードは音楽一家で育ち、幼い頃からドラムに興味を持ちました
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
今日の紹介曲:「Black&White」-スリー・ドッグ・ナイト
何といっても、このジャケットですな!
知っている人にしかわからない話ではありますが、懐かしくてたまりまセブン!!(=^・^=)
このレコードシングルで持っていたんですけど、何度リピートしたことか!!???
2つ目の動画は2022年の動画です。ちょっと老けた彼らです。
年を取ったよな!老けたよなって思いますか?
僕は、年齢を重ねても歌い続けている彼らを見て、ますますかっこよくなったな、年を取るのは素敵なことだとな思っております( ;∀;)
僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫
My age | 小学校 | 中学校 | 高校 | 大学 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60~ |
曲のリリース | 1972 | ||||||||
僕が聴いた時期 | ● |
この曲は、いわゆるカバー曲です。歌詞の内容は、タイトルから想像できるように人種差別問題から来ています。
よくあることですが、昨日何したかは覚えていないのにこの曲を初めて聴いた50年以上前のことは昨日のように鮮明に覚えています。
同級生の佐藤君がこのレコードを持っており、それを小野君家(ち)のステレオで3人で聴きました。ステレオ自体は今から思えばそう高級なものではなかったと思いますが、我が家のステレオ(というよりプレーヤ―?)よりは数段格上のもの。
そこで、この「Black&White」を聴いたときの衝撃。楽曲そのものよりもステレオの音質の良さに驚いたんだと思いますが、この曲が素晴らしいと確信した僕は、その後このシングル盤を購入しました。
「Black & White」をご存じですか?
もし「え、犬が3匹で夜に何をするって?」と驚かれましたか?
それでは、ぜひお付き合いください。この曲は1972年8月にリリースされ、ビルボード・ホット100とイージー・リスニング・チャートで堂々の1位を獲得し、彼らのキャリアを象徴する一曲として語り継がれています。
この曲の歴史は実は古く、1954年にデヴィッド・I・アーキンとアール・ロビンソンによって書かれ、1956年にはあのピート・シーガーが初めて録音しています。スリー・ドッグ・ナイトが1970年代初頭にこの曲をリメイクして大ヒットさせるまで、まるで熟成されたワインのように長い年月を経て味わい深くなっていったのです。

「Black & White」は、1954年の歴史的な最高裁判決「ブラウン対教育委員会事件」に触発されて書かれました。この判決は、アメリカの公立学校における人種隔離を違憲と認めたもので、その影響は計り知れません。オリジナルの歌詞には「彼らのローブは黒く、頭は白い」というフレーズが含まれており、判事たちの黒い法服と人種差別撤廃への意志を象徴していました。まさに法律と正義が交錯する劇的な瞬間を描き出していたのです。
スリー・ドッグ・ナイトによる新たなメッセージ
ところが、スリー・ドッグ・ナイトはこの歌詞をあえてシンプルな普遍的なメッセージに変え、「子供は黒く、子供は白い/共に光を見ることを学ぶ」といったフレーズにすることで、人種や背景に関係なく共に歩んでいくという希望のビジョンを提示しました。「みんな仲良く!」というメッセージを、ポップで親しみやすい形で表現したのです。
音楽的な魅力と楽曲の特徴
音楽的には、この曲はアップテンポでキャッチーなメロディーが特徴です。ピアノのリフが何度も繰り返され、つい口ずさんでしまうこと間違いなし。そして、カウベルのリズムが絶妙にアクセントを加えています。さらに、子供たちの合唱が加わることで、曲全体に無邪気さと喜びが生まれ、希望に満ちた雰囲気を一層引き立ててくれます。この曲を聴いていると、自然と身体がリズムに乗って動き出してしまうことでしょう。
意外な裏話とレゲエの影響
この曲には意外な裏話もあります。実は、ジャマイカのグループ「グレイハウンド」によるレゲエバージョンが影響を与えたのです。グレイハウンドのアレンジがこの曲への関心を再燃させ、スリー・ドッグ・ナイトも自分たちのバージョンを制作するに至りました。クロスジャンルの魅力が詰まったこの一曲は、フォーク音楽のルーツを超え、ポップ音楽の定番となったのです。
「スリー・ドッグ・ナイト」という名前の由来

「スリー・ドッグ・ナイト」というバンド名もユニークですよね。この名前はオーストラリアのアボリジニが特に寒い夜に犬と一緒に寝るという風習から来ています。寒い夜には犬を1匹、さらに寒いときには2匹、そして特に冷え込む夜には3匹の犬と共に寝るという意味があり、「今夜はスリー・ドッグ・ナイトだ!」という具合です。なんとも風情があり、どこか暖かみを感じさせる名前ですね。
また、バンドメンバーのダニー・ハットンにも面白いエピソードがあります。彼はスリー・ドッグ・ナイトを結成する前にあの有名な「ザ・モンキーズ」のオーディションを受けたのですが、残念ながら合格できませんでした。しかし、この不合格が彼にとっては人生の転機となり、結果としてスリー・ドッグ・ナイトの結成につながったのです。人生とは予測不能なもので、この「残念な出来事」がまさに彼らの輝かしいキャリアの幕開けだったのです。
寒い夜には「Black & White」を
この曲をまだ聴いたことがない方は、ぜひ一度聴いてみてください。きっとその明るいリズムと深いメッセージに心を打たれるはずです。そして、もし次に寒い夜がやってきたら、「今夜はスリー・ドッグ・ナイトだな」と思いながら、「Black & White」を口ずさんでみるのも素敵ですね。
歌詞
The ink is black, the page is white
インクは黒色 ページは白色
Together we learn to read and write
ふたつが揃ってなけりゃ 読み書きなんてできない
A child is black, a child is white
あの子は黒色 あの子は白色
The whole world looks upon the sight
世界中を見ればそんな光景が
A beautiful sight
美しい光景がねAnd now a child can understand
いまじゃ子供だって理解できる
That this is the law of all the land
これがどの土地にも通用する法だってことが
All the land
どの土地だってねThe world is black, the world is white
世界は黒い 世界は白い
It turns by day and then by night
昼に変われば 夜に変わるのさ
A child is black, a child is white
あの子は黒い この子は白い
Together they grow to see the light
一緒に成長して光を目にするのさ
To see the light
光りを目にするんだAnd now, at last, we plainly see
そして遂に 僕らにもはっきりと見える
We’ll have a dance of liberty
僕らは自由のダンスを踊っているんだ
Liberty
自由をThe world is black, the world is white
世界は黒い 世界は白い
It turns by day and then by night
昼に変われば 夜に変わるのさ
A child is black, a child is white
あの子は黒い この子は白い
The whole world looks upon the sight
世界中を見ればそんな光景が
A beautiful sight
美しい光景がねThe world is black, the world is white
世界は黒い 世界は白い
It turns by day and then by night
昼に変われば 夜に変わるのさ
A child is black, a child is white
あの子は黒い この子は白い
Together they grow to see the light
一緒に成長して光を目にするのさ
To see the light
光りを目にするんだThe world is black, the world is white
世界は黒い 世界は白い
It turns by day and then by night
昼に変われば 夜に変わるのさ
A child is black, a child is white
あの子は黒い この子は白い
The whole world looks upon the sight
世界中を見ればそんな光景が
A beautiful sight
美しい光景がねThe world is black, the world is white
世界は黒い 世界は白い
It turns by day and then by night
昼に変われば 夜に変わるのさ
A child is black, a child is white
あの子は黒い この子は白い
Together they grow to see the light
一緒に成長して光を目にするのさ
To see the light
光りを目にするんだ邦訳:ブログ-洋楽を対訳する大役 より
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