【11月2日】は、J.D.サウザーの誕生日-『You’re Only Lonely』を紹介!!

今日は、J.D.サウザー(John David Souther)の誕生日です。

今日(2024.11.2)はJ.D.サウザーの誕生日です。残念ながら2024.9.17日に亡くなられました。
ご冥福をお祈りいたします。

今日の紹介曲:「You’re Only Lonely 」-J.D.サウザー

🎥 動画提供:J.D. Souther Official(YouTubeチャンネル)
🎵 楽曲:You're Only Lonely
© 著作権:© Elektra Records / Warner Music Group(正規権利元により管理)
🔗 https://www.youtube.com/watch?v=quglprlSQ8k

僕がこの曲を初めて聴いたのは・・・♫

My age小学校中学校高校大学20代30代40代50代60~
曲のリリース    1979     
僕が聴いた時期    ●     

大学生の時でしたね。

この曲が特に好きだったという記憶はありませんが、どこからともなく耳に入ってきて、なぜか思い出として忘れがたい一曲となっています。
レコードのジャケットはカッコよかったですね!!(動画のサムネイルがそれです)

「You’re Only Lonely 」のリリースとインスピレーション

これがリリースされたのは1979年8月のこと。時代はディスコの真っ只中、キラキラとしたミラーボールの光がフロアを照らし、誰もが踊り続ける中で、ふと孤独に思いを馳せる人たちのためにこの曲が生まれました。同名アルバム『You’re Only Lonely』に収録され、ビルボード・Hot 100で堂々の7位、イージーリスニング・チャートではなんと5週連続1位!いやはや、まさに大成功の一曲です。

「1970年代のディスコダンスフロア」 カラフルな照明が輝くディスコの様子。時代を反映。
「1970年代のディスコダンスフロア」 カラフルな照明が輝くディスコの様子。時代を反映。

そしてこの曲、実は「Only the Lonely」でおなじみのロイ・オービソンからインスピレーションを受けているんです。サウザーは、オービソンの持つどこか哀愁を帯びた雰囲気に深く感銘を受け、この曲で彼なりの敬意を表しています。レコーディングは、あのロサンゼルスのワーナー・ブラザーズ・レコーディング・スタジオで行われ、さらにジャクソン・ブラウンがハーモニー・ボーカルとして参加しているという豪華ぶり。ロスの音楽シーンの熱気がそのまま詰まっていると言っても過言ではありません。

曲の特徴と聴き所

さて、この「You’re Only Lonely」の何がそんなに特別なのか?それはやはり、ソフト・ロックの柔らかいメロディーとサウザーのハスキーで艶やかなボーカルが一体となり、心地よいリズムで耳に流れ込んでくるからです。そして何といっても、ジャクソン・ブラウンのハーモニー・ボーカル。これが曲に独特の深みと温かさをもたらしています。コーラス部分では、まるでふんわりと包み込まれるような安心感が漂い、誰かに寄り添われているような気持ちになります。

歌詞にも注目です。「君がたださみしい時には、恥ずかしがらずに僕を呼んでほしい」と、まるで古い友人がそっと肩に手を置いてくれるかのような優しさが詰まっています。こんなメッセージ、いま聴いてもジーンときますよね。孤独な夜や、ふと心細くなったときにこの曲を聴くと、ちょっとした安心感が湧き上がり、温かさが心にしみ込んでいくのです。

また、楽器編成もシンプルながらリッチなサウンドを実現しており、アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、ピアノが美しいハーモニーを奏でます。特にギターのリフとリズムが、心の奥底にじわりと響き、気づけばそのリズムに心も揺れ動かされてしまいます。

背景とエピソード

「You’re Only Lonely」は、サウザーが孤独を抱える人々に寄り添いたいという思いを込めた曲です。愛する人を失った孤独を歌ったロイ・オービソンの「Only the Lonely」へのオマージュでもあり、彼自身もその影響を公言しています。70年代初頭のウエストコースト・ロックシーンでは、イーグルスやジャクソン・ブラウンといった仲間たちと深く関わり、その中で自身の音楽スタイルを確立していきました。

とりわけサウザーは、イーグルスのメンバーとも密接に協力し、多くの楽曲を共作しています。「You’re Only Lonely」の歌詞に滲む、親しみやすくもどこか哀愁漂うスタイルは、そうした仲間たちとの交流から培われたものかもしれませんね。

J.D.サウザーの生い立ちと影響

1945年11月2日にミシガン州デトロイトで生まれ、テキサス州アマリロで育ったジョン・デヴィッド・サウザーは、音楽への情熱を持ちながらも、当初はこの道を進むかどうか迷っていたといいます。しかし、テキサス出身の伝説的ロック歌手ロイ・オービソンから大きな影響を受け、彼のように心に響く音楽を作りたいと強く思い始めました。

その後、1960年代後期にカリフォルニアのロサンゼルスに移り、デトロイト出身のミュージシャン、グレン・フライと出会ったことが、サウザーの運命を大きく変えました。二人はルームメイトとして生活しながら、音楽的なコラボレーションを始め、後にイーグルスとして知られるバンドの基盤が生まれたのです。この出会いがなければ、彼のキャリアも全く違ったものになっていたかもしれません。

イーグルスのデビューアルバムジャケット風画像
イーグルスのデビューアルバムジャケット風画像

面白裏話

最後に、少し面白いエピソードをひとつ。サウザーはイーグルスの「ハートエイク・トゥナイト」を作曲する際、サム・クックのレコードを聴きながらインスピレーションを得たといいます。彼とイーグルスのグレン・フライは、サム・クックのソウルフルな音楽から多大な影響を受け、共に曲作りをしていたのです。その結果、名曲「ハートエイク・トゥナイト」が誕生しました。サウザーはサム・クックからの影響を公言しており、自身の音楽にそのエッセンスを取り入れていると語っています。

こうしたエピソードを知ると、音楽の背後にある人間関係やインスピレーションの繋がりが見えてきますよね。ひとつの曲が生まれるまでの過程には、多くの人との出会いや交流が影響しており、それが音楽に深みを与えているのです。J.D.サウザーの「You’re Only Lonely」は、まさにそうした心温まるメッセージと人々の絆が詰まった楽曲です。どんなに時代が変わっても、孤独な心に寄り添うこの曲は、今なお多くの人の心に響き続けています。

歌詞意訳!-My own interpretationMy

🎵『You’re Only Lonely』意訳(Ken-バージョン)

疲れた夜や、心が小さくなってしまうとき
誰かにそっと寄り添ってほしいこと、あるよね

そんなときは、ためらわずに僕の名前を呼んで
君がひとりぼっちだと感じたときこそ、そばにいたいんだ

恥ずかしがることなんてないよ
寂しさは誰にでも訪れる
君が寂しいとき、僕も同じように寂しいんだ

だから――
ひとりじゃないってこと、忘れないでいて

歌詞・逐次和訳はこちらからどうぞ!!➡https://neverendingmusic.blog.jp/archives/20442728.html

ちょこっと!

結婚歴が2回ありますが、その後は独身でした。
1970年代にはリンダ・ロンシュタット やスティーヴィー・ニックス(フリートウッドマック)などとの交際が報じられたこともありました。(2人とも当時は大人気歌手でした!)

大学の時、武道館でフリートウッドマックのコンサートを観ましたが、運よくアリーナ席でスティーヴィー・ニックスがすぐ前で歌っていました。その妖精のような美しさにとろけるような感覚を覚えたものです。とにかく美しかったですね(>_<)

イケメンで俳優で歌手!ならありですかね??

イーグルス(もともとリンダ・ロンシュタットの前座を務めていた)にも楽曲を提供していることもあり、リンダ・ロンシュタットとの縁は想像できますね(;”∀”)


🗓 初回公開日:2024年11月2日
🔄 最終更新日:2025年4月17日(著作権チェック済み)

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